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ITパスポート 2011年 秋期 79


問題文

データの読み書きが高速な順に左側から並べたものはどれか。

選択肢

主記憶、補助記憶、レジスタ
主記憶、レジスタ、補助記憶
レジスタ、主記憶、補助記憶(正解)
レジスタ、補助記憶、主記憶

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データの読み書きが高速な順に左側から並べたものはどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

理由をやさしく説明します。
  • レジスタ(register:CPU 内の非常に小さく速い記憶場所)は、CPU(CPU:Central Processing Unit=中央演算処理装置)の内部にあり、演算や命令実行で即座に使うデータを置きます。したがって読み書きが最も速いです。
  • 主記憶(主記憶=RAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ))は、プログラムやデータを一時的に置く大きめで速い記憶装置です。レジスタほど速くはありませんが、補助記憶よりは遥かに高速です。
  • 補助記憶(補助記憶=HDD(Hard Disk Drive:磁気ディスク装置)やSSD(Solid State Drive:半導体記憶装置)など)は容量が大きく永続的に保存できますが、物理的・論理的に遅いため読み書き速度は最も遅いです。
この「レジスタ > 主記憶(RAM) > 補助記憶(HDD/SSD)」が速度の順です。よってウが正解です。

解法ステップ

  1. 問題の対象を確認する:レジスタ、主記憶、補助記憶が出ている。
  2. それぞれの役割を思い出す:どこがCPUに近く、即時に使われるかを考える。
  3. 「CPUに近いほど速い」「電子的に内部にあるほど速い」という基本ルールを適用する。
  4. 選択肢を比較して、速い順に並んだもの(レジスタ→主記憶→補助記憶)を選ぶ。
短い暗記ポイント:CPUの内側(レジスタ)→作業テーブル(主記憶/RAM)→倉庫(補助記憶/HDD・SSD)。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 主記憶、補助記憶、レジスタ
    誤り。ここではレジスタを最後にしており、最も速いべきレジスタが最も遅い扱いになっています。主記憶がレジスタより速いという誤認がある並びです。
  • イ: 主記憶、レジスタ、補助記憶
    誤り。レジスタを主記憶より遅い位置に置いています。実際はレジスタが最速です。
  • ウ: レジスタ、主記憶、補助記憶
    正解。レジスタ(最速)→主記憶(中)→補助記憶(最遅)の順で正しいです。
  • エ: レジスタ、補助記憶、主記憶
    誤り。補助記憶(HDD/SSD)が主記憶(RAM)より高速だとしていますが、実際は逆です。補助記憶は大容量で永続性がありますが遅いです。

よくある誤解

  • 補助記憶(SSDなど)は「速い機器」だから主記憶より速いと思ってしまう。
    → SSDはHDDより速いですが、RAMやレジスタとは速度差が大きく、補助記憶は依然として遅い階層です。
  • 「主記憶=永続保存できる」と勘違いする。
    → 主記憶(RAM)は電源を切ると消える揮発性(きはつせい)記憶です。データの長期保存は補助記憶の仕事です。
  • レジスタとキャッシュを混同して、どちらが速いか分からなくなる。
    → レジスタはCPU内部で最も直接的に使われる極小領域です。キャッシュ(英語: cache)は主記憶とCPUの間にある高速バッファで、一般にレジスタよりは遅いが主記憶より速い場合が多いです。

補足コラム

  • メモリ階層(memory hierarchy)という考え方があります。小さいけれど速い領域(レジスタ、L1/L2キャッシュなど)から、大きくて遅い領域(RAM、SSD/HDD)へと階層化され、効率よくデータを移動して処理速度を上げます。
  • 覚え方の例え:レジスタは「机の手元のメモ」、主記憶(RAM)は「作業机」、補助記憶は「倉庫」。すぐ使うものは手元(レジスタ)に置くほど速く取り出せます。
  • SSD(Solid State Drive:半導体記憶装置)はHDD(Hard Disk Drive:磁気ディスク装置)より速いですが、RAMやレジスタと比べると読み書き遅延は大きいです。

FAQ

Q1: レジスタってなにに使うのですか?
A1: レジスタはCPUが計算中に一時的に数値やアドレスを置く場所です。非常に速いため、計算の足し算や引き算の途中結果を入れます。
Q2: 主記憶と補助記憶の違いは?
A2: 主記憶(RAM)は作業中のデータを一時的に置く揮発性メモリです。補助記憶(HDD/SSD)は電源を切ってもデータが残る永続記憶で、大容量ですが遅いです。
Q3: CPUキャッシュはどこに入りますか?
A3: キャッシュは主記憶とCPUの間にある高速メモリで、主記憶のデータをコピーしてCPUが速く使えるようにする働きがあります。レジスタほど速くはありませんが、主記憶より速いことが多いです。

関連キーワード: レジスタ、主記憶(RAM:Random Access Memory)、補助記憶(HDD:Hard Disk Drive、SSD:Solid State Drive)、キャッシュ、メモリ階層、CPU(Central Processing Unit)
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