ITパスポート 2011年 春期 問60
問題文
クロック周波数が1.6GHzのCPUは、4クロックで処理される命令を1秒間に何回実行できるか。
選択肢
ア:40万
イ:160万
ウ:4億(正解)
エ:64億
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クロック周波数が1.6GHzのCPUは、4クロックで処理される命令を1秒間に何回実行できるか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
CPU(中央処理装置:コンピュータの「頭脳」で計算や命令の実行を行う装置)のクロック周波数(クロックの速さ、1秒あたりのクロック数)を命令が消費するクロック数で割れば、1秒間に実行できる命令数が求まります。
今回はクロック周波数が「1.6GHz(ギガヘルツ:1GHz = Hz = 1秒あたりクロック)」で、命令は「4クロック」かかるので、計算は 。したがって選択肢の中では ウ(4億)が正しいです。
今回はクロック周波数が「1.6GHz(ギガヘルツ:1GHz = Hz = 1秒あたりクロック)」で、命令は「4クロック」かかるので、計算は 。したがって選択肢の中では ウ(4億)が正しいです。
解法ステップ
- 単位の意味を確認する。
- 1.6GHz = クロック/秒。
- 1命令あたりのクロック数で割る。
- 命令1個 = 4クロック → 命令数/秒 = クロック数/秒 ÷ 4。
- 実際に計算する。
- (= 400,000,000 = 4億)。
(補助:Pythonで計算する例)
print(1.6e9 / 4) # 4.0e8 = 400,000,000
選択肢別の誤答解説
- ア: 40万
誤りの理由:単位を大幅に間違えています。40万はで、を4で割った値とはまったく異なります。GHz()をやと混同している可能性があります。 - イ: 160万
誤りの理由:これも程度の値で、の桁をに誤変換したケースです。GHzの「ギガ=10^9」を忘れているかもしれません。 - ウ: 4億
正しい理由:上の計算どおり、で4億になります。 - エ: 64億
誤りの理由:64億はで、を4で割るどころか4倍した値()に相当します。割るべきところを掛けてしまったミスです。
よくある誤解
- GHzの意味を取り違える(ギガ=を忘れる)
- 「1.6GHz = 1.6×10^9」だと覚えることが重要です。GHzをMHz(メガ=)やkHz(キロ=)と混同すると桁が大きくずれます。
- 割るべきか掛けるべきかのミス
- 命令が何クロックかかるかは「1命令あたりのクロック数」です。1秒あたりの命令数は「クロック数 ÷ 命令のクロック数」です。逆にすると結果が大きく変わります。
- 「クロック周波数が高ければ必ず速い」と考える誤解
- クロック周波数だけで性能を判断できません。命令あたりのクロック数(CPI)や並列性(コア数やパイプライン)も関係します。
補足コラム
- 命令あたりのクロック数(CPI = Clocks Per Instruction:1命令を実行するのに平均何クロックかかるか)を使うと、より一般的な式は「命令実行回数/秒 = クロック周波数(Hz) ÷ CPI」です。今回のCPIは4でした。
- 実際のソフトウェアでは命令ごとに必要クロックが異なり、平均CPIで評価します。したがって「GHzが高い=速い」ではなく「GHz ÷ 平均CPI」で比較するのが正しい視点です。
- 単位の見方:1億 = 10^8、1億は英語で "100 million"、4億は です。日本語の「億」表記に慣れておくと試験での読み違いを防げます。
FAQ
Q1. Hz(ヘルツ)って何ですか?
A1. Hz(ヘルツ)は「毎秒の回数」を表す単位です。1Hz = 1回/秒。クロック周波数はCPUが1秒間に刻むクロックの数をHzで表します。
A1. Hz(ヘルツ)は「毎秒の回数」を表す単位です。1Hz = 1回/秒。クロック周波数はCPUが1秒間に刻むクロックの数をHzで表します。
Q2. もし命令が2クロックだったらどうなる?
A2. 同じ方法で計算します。(8億)です。
A2. 同じ方法で計算します。(8億)です。
Q3. マルチコアの場合はどう数えるの?
A3. 今回の問題は「1つのCPUが1秒間に何回実行できるか」です。コアが複数あれば理論上はコア数倍の命令を同時に処理できますが、ソフトウェアの並列性や共有資源の制約により実効性能は単純に掛け算できないことが多いです。
A3. 今回の問題は「1つのCPUが1秒間に何回実行できるか」です。コアが複数あれば理論上はコア数倍の命令を同時に処理できますが、ソフトウェアの並列性や共有資源の制約により実効性能は単純に掛け算できないことが多いです。
Q4. 試験で桁の計算が苦手です。コツは?
A4. 単位(k=kilo=10^3、M=mega=10^6、G=giga=10^9)を頭に入れ、まず指数表記(例:1.6×10^9)に直すと計算が楽です。割り算なら指数のまま係数を割ればよいです。
A4. 単位(k=kilo=10^3、M=mega=10^6、G=giga=10^9)を頭に入れ、まず指数表記(例:1.6×10^9)に直すと計算が楽です。割り算なら指数のまま係数を割ればよいです。
関連キーワード: クロック周波数、GHz、クロックサイクル、CPI、命令実行回数、CPU性能、単位変換、桁数計算

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