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ITパスポート 2011年 春期 61


問題文

最大32文字までの英数字が設定でき、複数のアクセスポイントを設置したネットワークに対しても使用できる、無線LANのネットワークを識別するものはどれか。

選択肢

ESSID(正解)
IPアドレス
MACアドレス
RFID

🔒 解説は解答すると表示されます

無線LANのネットワークを識別するものはどれか【ITパスポート 解説】

正解の理由

問題文にある「最大32文字までの英数字が設定でき、複数のアクセスポイントを設置したネットワークに対しても使用できる」という特徴は、無線LANのネットワーク名を指します。無線LANのネットワーク名は SSID(Service Set Identifier:サービス識別子)と呼ばれ、複数のアクセスポイントが協調して一つのネットワークを構成する場合は ESS(Extended Service Set:拡張されたサービスセット)として扱われ、そのネットワーク名は ESSID(Extended Service Set Identifier)とも呼ばれます。したがって、該当する選択肢は です。
ポイントをかみ砕いて言うと:
  • 「最大32文字までの英数字」 → SSID/ESSID の仕様です。
  • 「複数のアクセスポイントを設置したネットワークに対しても使用できる」 → 複数APで同じESSIDを使い、端末が移動しても同じネットワーク名で接続できる仕組みを指します。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを抜き出す:「最大32文字」「英数字」「複数のアクセスポイントで使用」。
  2. 各選択肢の定義を思い出す(または当てはめる)。
  3. 「32文字で設定できるネットワーク名」に当てはまるものを選ぶ。
  4. 複数APで共有できる名称であることを確認する(ESS/ESSIDの概念)。
短く言えば、「32文字の英数字で設定でき、ネットワーク名である」→ SSID/ESSID →

選択肢別の誤答解説

  • ア: ESSID
    解説:ESSID(Extended Service Set Identifier)は無線LANのネットワーク名です。最大32文字の英数字で設定でき、複数のアクセスポイント(AP)で同じESSIDを使えば1つのネットワークとして扱えます。これが問題文の条件に一致します。
  • イ: IPアドレス(Internet Protocol address:ネットワーク上の機器に割り当てられる識別番号)
    解説:IPアドレスは数字(IPv4なら例:192.168.1.10)で機器ごとに割り当てられる住所のようなものです。文字数制限が「32文字の英数字」という表現ではなく、ネットワーク名でもありません。よって不正解です。
  • ウ: MACアドレス(Media Access Control address:機器のネットワーク機能ごとに割り当てられる固有識別子)
    解説:MACアドレスは通常16進数で表され、各ネットワーク機器(無線LAN子機や有線LANカードなど)に固有の値が割り当てられます(例:00:1A:2B:3C:4D:5E)。ネットワーク名でもなく、32文字の英数字という説明にも合いません。
  • エ: RFID(Radio Frequency Identification:無線で物品を識別する技術)
    解説:RFIDはタグを付けた物の識別に使う技術で、無線LANのネットワーク名とは無関係です。選択肢としても合致しません。

よくある誤解

  1. 「SSIDとESSIDは別物」と思い込む誤解
    • 実際は SSID は無線LANのネットワーク名の一般名で、複数APで構成される環境を特に ESS(Extended Service Set)と呼ぶ際には ESSID と表現することがあります。用途としては同じネットワーク名を指します。
  2. 「SSIDはセキュリティの役割がある」と考える誤解
    • SSID はあくまでネットワーク名で、暗号化や認証の仕組み(WPA2/WPA3など)そのものではありません。SSIDを隠しても十分なセキュリティにはなりません。
  3. 「MACアドレスがネットワーク名だ」と混同する誤解
    • MACアドレスは個々の機器を識別する固有番号で、ネットワーク名ではありません。見た目も形式も違います。

補足コラム

  • SSID/ESSIDの仕様
    • SSIDは最大32バイト(一般には英数字で最大32文字)を使って設定できます。スペースや記号も使える場合がありますが、機器やOSによって扱いに差があるので注意が必要です。
  • 複数APとローミング
    • 会社や学校の大きな無線ネットワークでは、複数のAPが同じESSIDを使って配置されます。これにより端末が移動しても接続先が切り替わり、同じネットワークに接続し続ける(ローミング)ことができます。
  • SSIDの表示・確認方法(例)
    • Windows: コマンドプロンプトで
      netsh wlan show interfaces
      
    • Linux(iw系ツールがある場合):
      iwconfig
      
    • スマホ: Wi-Fi設定画面で表示されるネットワーク名がSSIDです。
  • セキュリティの基本
    • SSIDはネットワークを識別する名前です。セキュリティを高めるには、SSIDの変更だけでなく WPA2/WPA3 暗号化(無線LANの認証・暗号方式)と強いパスフレーズを使うことが重要です。

FAQ

Q1: SSIDとESSIDはどちらを覚えればいいですか?
A1: 基本は「SSID=無線LANのネットワーク名」と覚えれば十分です。問題文のように複数APで使う場合は ESSID と呼ぶことがある、という理解で大丈夫です。
Q2: SSIDにどんな文字が使えますか?
A2: 最大32文字が使えます。英数字は問題ありませんが、空白や記号を使うと機器によっては正しく表示・接続できないことがあるので注意してください。
Q3: SSIDを隠す(ブロードキャストを無効にする)と安全ですか?
A3: 隠すだけでは十分な対策になりません。暗号化(WPA2/WPA3)と強いパスワードを設定することが重要です。
Q4: MACアドレスは変更できますか?
A4: 一部の機器やOSでは「MACアドレスの偽装(マスカレード)」が可能ですが、元々は機器固有の識別子として割り当てられています。通常は変更しません。

関連キーワード: ESSID、SSID、無線LAN、アクセスポイント、MACアドレス、IPアドレス、RFID、ローミング、WPA2、WPA3
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