ITパスポート 2012年 春期 問56
問題文
ネットワークを介して端末からの処理要求を受信し、即時に結果を返すシステムはどれか。
選択肢
ア:オペレーティングシステム
イ:オンラインリアルタイムシステム(正解)
ウ:データベースシステム
エ:マルチメディアシステム
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ネットワークを介して端末からの処理要求を受信し、即時に結果を返すシステムはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
設問のポイントは「ネットワークを介して」「端末からの処理要求を受信し」「即時に結果を返す」の3点です。
「オンライン(英: online:ネットワークを介して接続・処理すること)」かつ「リアルタイム(英: real-time:要求に対して遅延なく即座に応答すること)」の性質を満たすのが、イの「オンラインリアルタイムシステム」です。
この種のシステムは、端末(クライアント:サービスを利用する端末)から送られた要求に対して、ネットワーク越しに即時に応答を返します。銀行のATMやオンライン注文処理、チャットや一部のオンラインゲームの処理などが具体例です。したがって設問の条件に最も合致するのはイです。
「オンライン(英: online:ネットワークを介して接続・処理すること)」かつ「リアルタイム(英: real-time:要求に対して遅延なく即座に応答すること)」の性質を満たすのが、イの「オンラインリアルタイムシステム」です。
この種のシステムは、端末(クライアント:サービスを利用する端末)から送られた要求に対して、ネットワーク越しに即時に応答を返します。銀行のATMやオンライン注文処理、チャットや一部のオンラインゲームの処理などが具体例です。したがって設問の条件に最も合致するのはイです。
解法ステップ
- 設問文の重要語句を確認する
- ネットワークを介して = オンライン処理であることを示す。
- 即時に結果を返す = リアルタイム性(遅延が小さいこと)が求められる。
- 各選択肢の役割を簡単に思い出す
- オペレーティングシステム (OS: Operating System:コンピュータを動かす基本ソフト)
- オンラインリアルタイムシステム(オンラインかつリアルタイム)
- データベースシステム(英: database:情報を整理して保存する仕組み)
- マルチメディアシステム(音声・画像などを扱うシステム)
- 条件に合致する選択肢を選ぶ
- ネットワーク経由で即時応答する機能を名前に含むのはイだけなので、これを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
ア: オペレーティングシステム
- OSは1台のコンピュータを管理し、プログラムの実行や資源(メモリ・ファイルなど)の管理を行います。ネットワーク越しに即時応答する「システム」の種類を示す言葉ではありません。なお、OSの中にはリアルタイム性を重視した「リアルタイムOS(RTOS: Real-Time Operating System)」もありますが、選択肢アは一般的なOSを指します。
-
イ: オンラインリアルタイムシステム
- 正答。オンライン(ネットワーク経由)で、リアルタイム(遅延なく応答)を行うシステムです。設問の全条件に合致します。
-
ウ: データベースシステム
- データの格納・検索・更新を行う仕組みです。レスポンスを返すことはありますが、「即時に結果を返す」こと自体がデータベースの定義ではありません。多くの場合、データベースはオンラインリアルタイムシステムの一部として使われますが、それだけで問題文の条件を満たすとは言えません。
-
エ: マルチメディアシステム
- 画像・音声・動画を扱うシステムです。ネットワークを介して配信することもありますが、設問が求める「端末からの処理要求を受信し、即時に結果を返す」という性質をそのまま示す言葉ではありません。
よくある誤解
-
「リアルタイム = すごく速い」とだけ考える
- リアルタイム(real-time)は「要求に対して許容される時間内に応答すること」を指します。単なる「高速」とは意味が違います。たとえば映像処理で数秒遅くても問題ない場面は高速でもリアルタイムとは言いません。
-
「データベースなら即時返せるから正解だ」と思い込む
- データベースはデータ管理の仕組みです。即時応答が必要なシステムの構成要素になり得ますが、それ自体が「ネットワーク越しに即時応答するシステム」を指す用語ではありません。
-
「OSがあれば何でもリアルタイムにできる」と考える
- 一般のOSはリアルタイム性を保証しません。リアルタイム処理が必要な場面では、専用のリアルタイムOS(RTOS)が使われることがあります。
補足コラム
- リアルタイムシステムには大きく分けて2種類あります。
- ハードリアルタイム:応答遅延が致命的な場合(例:工場の制御装置、飛行機の制御)。遅延が許されません。
- ソフトリアルタイム:多少の遅延は許されるが、通常は即時応答が望ましい場合(例:オンライン会議、ゲーム)。
- 「オンライン」と「オフライン」の違い(簡単な覚え方)
- オンライン:ネットワークを使ってリアルタイムにやり取りする(例:ネットバンキング)。
- オフライン:ネットワークを使わずに後でまとめて処理する(例:レジの締め作業を夜に行う)。
- レスポンスタイム(応答時間)は、オンラインリアルタイムシステムの重要な評価指標です。短いほどユーザー体験が良くなります。
FAQ
Q1: 「オンライン」と「リアルタイム」は同じ意味ですか?
A1: 違います。オンラインは「ネットワークを使うこと」、リアルタイムは「要求に遅延なく応答すること」です。両方を満たすのが「オンラインリアルタイム」です。
A1: 違います。オンラインは「ネットワークを使うこと」、リアルタイムは「要求に遅延なく応答すること」です。両方を満たすのが「オンラインリアルタイム」です。
Q2: データベースはリアルタイム処理に使えますか?
A2: はい、データベースは即時応答が必要なシステムの一部として使われます。ただしデータベース単体は「即時応答する仕組み」という名称ではありません。
A2: はい、データベースは即時応答が必要なシステムの一部として使われます。ただしデータベース単体は「即時応答する仕組み」という名称ではありません。
Q3: OSでもリアルタイム処理はできますか?
A3: 一般のOSはリアルタイム性を保証しません。リアルタイム性が必須の場面では、RTOS(Real-Time Operating System:リアルタイムOS)が用いられます。
A3: 一般のOSはリアルタイム性を保証しません。リアルタイム性が必須の場面では、RTOS(Real-Time Operating System:リアルタイムOS)が用いられます。
Q4: 日常の例でオンラインリアルタイムシステムは何がありますか?
A4: 銀行のATM、オンラインで即時に購入確認が出るECサイトの決済、チャットアプリ、株取引の一部システムなどです。
A4: 銀行のATM、オンラインで即時に購入確認が出るECサイトの決済、チャットアプリ、株取引の一部システムなどです。
関連キーワード: リアルタイムシステム、オンライン処理、レスポンスタイム、リアルタイムOS(RTOS: Real-Time Operating System)、データベース、オペレーティングシステム、マルチメディア、クライアント、サーバ

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