ITパスポート 2012年 春期 問62
問題文
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)において、点検フェーズで実施するものはどれか。
選択肢
ア:ISMSの維持及び改善
イ:ISMSの確立
ウ:ISMSの監視及びレビュー(正解)
エ:ISMSの導入及び運用
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情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCAにおける点検フェーズで実施するものはどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
点検フェーズはPDCAの「Check(点検・評価)」に相当します。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行・運用)、Check(点検・監視・レビュー)、Act(処置・改善)の頭文字です。
選択肢の中で点検フェーズに該当するのは、ISMSの「監視及びレビュー」です。したがって、ウが正解です。
選択肢の中で点検フェーズに該当するのは、ISMSの「監視及びレビュー」です。したがって、ウが正解です。
理由を噛み砕くと次の通りです。
- 点検フェーズでは、運用した結果が計画どおりかどうかを「監視(モニタリング)」し、定期的に「レビュー(評価)」します。
- 具体的にはログの確認、KPI(重要業績評価指標)の比較、内部監査やマネジメントレビューなどを行い、問題点や改善点を洗い出します。
この「監視及びレビュー」がまさに点検の活動に当たります。
解法ステップ
- PDCAの各フェーズが何をするかを頭に入れる。
- Plan:計画作成
- Do:実施・運用
- Check:監視・点検・評価・レビュー
- Act:改善・処置
- 問題文の「点検フェーズ」に対応する英語(Check)を思い出す。
- 選択肢の語句をPDCAのどの活動に当てはめるかで照合する。
- 「監視及びレビュー」→ Check(点検) → 正解
- 残りはPlan・Do・Actに対応する語句なので除外する。
短い覚え方:点検=監視・レビュー。見ればすぐ答えが分かります。
選択肢別の誤答解説
- ア: ISMSの維持及び改善
- 「維持及び改善」は改善活動を含むためAct(処置・改善)の意味合いが強いです。点検そのものではありません。誤り。
- イ: ISMSの確立
- 「確立」は制度や計画を作る段階で、Plan(計画・策定)に相当します。点検フェーズではありません。誤り。
- ウ: ISMSの監視及びレビュー
- これは「点検(Check)」そのものです。運用の結果を監視し、レビューして評価する活動なので正解です。ウ
- エ: ISMSの導入及び運用
- 「導入及び運用」は実際に仕組みを動かす段階、つまりDoに該当します。点検とは異なります。誤り。
よくある誤解
- 「監視」は運用の一部だと考える誤解
- 監視(モニタリング)は日々のログ収集などは運用と重なる面もありますが、点検フェーズでは監視結果を評価して問題を発見する「レビュー」まで含みます。単なる運用と区別して考えましょう。
- 「維持」と「点検」を混同する誤解
- 維持はシステムを動かし続けること(Do/Actに近い)で、点検はその状態を評価して改善点を見つけること(Check)です。用語の役割を分けて覚えると事故が減ります。
- PDCAの日本語訳だけで判断する誤解
- 日本語の表現が似ていると混乱します。Plan/Do/Check/Actの英語の内容を1行で覚えておくと迷いにくくなります。
補足コラム
- ISMS(Information Security Management System:情報セキュリティを管理する仕組み)は、ISO/IEC 27001という国際標準にもとづいて運用されることが多いです。ISO規格でもPDCAの考え方が採用されており、Check(点検)では「監視、測定、分析、評価」や「内部監査、マネジメントレビュー」が明確に示されています。
- 点検で見つかった問題はAct(処置)で是正や改善を行い、改善後は再びPlan→Do→Checkの流れで継続的に品質を高めます。これがPDCAの良い循環です。
FAQ
Q1: 監視と内部監査は同じですか?
A1: 完全に同じではありません。監視は継続的なデータ収集(ログの監視など)を指し、内部監査は定期的に実施する独立した評価活動です。点検フェーズでは両方が含まれます。
A1: 完全に同じではありません。監視は継続的なデータ収集(ログの監視など)を指し、内部監査は定期的に実施する独立した評価活動です。点検フェーズでは両方が含まれます。
Q2: 点検で見つかった問題はどのフェーズで直しますか?
A2: Act(処置・改善)フェーズで改善策を実施します。点検で問題を見つけ、処置で改善し、再度運用・点検で効果を確認します。
A2: Act(処置・改善)フェーズで改善策を実施します。点検で問題を見つけ、処置で改善し、再度運用・点検で効果を確認します。
Q3: 「レビュー」とは誰が行うのですか?
A3: レビューには現場担当者のレビューと、経営層などによるマネジメントレビューがあります。経営層のレビューは方針の妥当性や資源配分をチェックする重要な役割を持ちます。
A3: レビューには現場担当者のレビューと、経営層などによるマネジメントレビューがあります。経営層のレビューは方針の妥当性や資源配分をチェックする重要な役割を持ちます。
関連キーワード: ISMS、PDCA、情報セキュリティ、監視、レビュー、内部監査、ISO/IEC 27001

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