ITパスポート 2012年 春期 問72
問題文
光の三原色の説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の3色のことである。
イ:色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness)の三つのことである。
ウ:レッド(Red)、グリーン(Green)、イエロー(Yellow)の3色のことである。
エ:レッド(Red)、グリーン(Green)、ブルー(Blue)の3色のことである。(正解)
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光の三原色の説明として、適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
光の三原色は、ディスプレイやテレビ、スマホの画面で使われる「光(光の色)」の基本となる3色です。これを表すのが エ の「レッド(Red)、グリーン(Green)、ブルー(Blue)」です。
RGB(Red、Green、Blue:赤・緑・青)は「加法混色(additive mixing:光を足して色を作る方法)」の基本で、これらを混ぜると白に近づきます。例えば赤+緑=黄、緑+青=シアン、赤+青=マゼンタ、全てを混ぜると白になります。これが光の三原色が正しい理由です。
RGB(Red、Green、Blue:赤・緑・青)は「加法混色(additive mixing:光を足して色を作る方法)」の基本で、これらを混ぜると白に近づきます。例えば赤+緑=黄、緑+青=シアン、赤+青=マゼンタ、全てを混ぜると白になります。これが光の三原色が正しい理由です。
解法ステップ
- 問題文は「光の三原色」とあります。ここで「光(ディスプレイや照明)」か「物質(インクや絵の具)」かを判断します。
- 光なら「加法混色(RGB)」、インクや塗料なら「減法混色(subtractive mixing)」が使われます。
- 選択肢を見て、RGB(レッド・グリーン・ブルー)があるものを選ぶ。したがって エ を選びます。
簡単なチェック式:
- 「CMY(シアン・マゼンタ・イエロー)」が書かれている → インク(減法)、光の三原色ではない。
- 「色相・彩度・明度」 → 色の性質(属性)であって三原色ではない。
色の混ざりを数式風に示すとわかりやすいです(記号はイメージ):
- (赤+緑=黄)
- (緑+青=シアン)
- (赤+青=マゼンタ)
選択肢別の誤答解説
-
ア: 「シアン、マゼンタ、イエロー」
これは CMY(Cyan, Magenta, Yellow:シアン・マゼンタ・イエロー)で、主にインクや印刷で使う「減法混色(光を吸収して色を作る方法)」の三原色です。光の三原色とは逆の概念なので誤りです。印刷物の色表現に関係します。 -
イ: 「色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness)」
これは色を表す3つの「属性(どう見えるか)」です。三原色(色の元になる色)ではなく、色を分類・表現するための項目です。したがって誤りです。 -
ウ: 「レッド、グリーン、イエロー」
黄色(イエロー)は赤と緑を混ぜた結果として得られる色です。光の基本となる原色の一つではないため誤りです。 -
エ: 「レッド、グリーン、ブルー」
こちらが光の三原色(RGB)です。ディスプレイや照明で色を作る基本となる組み合わせなので正解です。
よくある誤解
-
CMYとRGBを混同する
「シアン・マゼンタ・イエロー」を見て「三原色だ」と覚えてしまう人がいますが、これは印刷などのインク系(三原色)で、光の場合は RGB です。用途(光かインクか)をまず確認しましょう。 -
色の属性と三原色を混同する
「色相・彩度・明度」が三原色だと誤解する人がいます。これらは色の見え方を表す語で、色の元(原色)そのものではありません。 -
絵の具で習った「赤・黄・青(RYB)」を光でも使うと思い込む
美術で習う伝統的な三原色(赤・黄・青)は絵の具の世界の考え方で、光の三原色とは別です。用途によって使う三原色が違うことを覚えておきましょう。
補足コラム
-
なぜディスプレイは RGB を使うのか?
ディスプレイは小さな光の点(ピクセル)を赤・緑・青の光で構成し、それぞれの強さを変えることで多くの色を表現します。人間の目にはこれらの光の混ざりが特定の色として認識されます。人の網膜には長波長(L:赤に敏感)、中波長(M:緑に敏感)、短波長(S:青に敏感)の3種類の錐体細胞があり、これが RGB に対応しているため、RGB が自然に色表現に適しています。 -
印刷では CMYK を使う理由
プリンターはインクで光を吸収・反射して色を作ります。CMY に黒(K:Key/Black)を加えた CMYK が一般的です。黒インクを別に使うのは、深い黒やコスト面で有利だからです。
FAQ
Q1. スマホやテレビは本当に RGB だけで全部の色を出しているのですか?
A1. はい。基本は RGB の加法混色です。色域(表現できる色の範囲)を拡げるためにガンマ補正やカラープロファイル(例:sRGB)などの技術が使われます。
A1. はい。基本は RGB の加法混色です。色域(表現できる色の範囲)を拡げるためにガンマ補正やカラープロファイル(例:sRGB)などの技術が使われます。
Q2. 絵の具や絵の授業で「赤・黄・青」と習ったのは間違いですか?
A2. 間違いではありません。絵の具の世界では「赤・黄・青(RYB)」という伝統的な三原色がありますが、これは顔料(減法混色)の考え方です。用途に応じて使い分けます。
A2. 間違いではありません。絵の具の世界では「赤・黄・青(RYB)」という伝統的な三原色がありますが、これは顔料(減法混色)の考え方です。用途に応じて使い分けます。
Q3. 覚え方のコツはありますか?
A3. 「光は RGB(ディスプレイ)、インクは CMY(印刷)」と覚えると実務的で間違いが少ないです。
A3. 「光は RGB(ディスプレイ)、インクは CMY(印刷)」と覚えると実務的で間違いが少ないです。
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