ITパスポート 2012年 春期 問75
問題文
WebサイトなどでRSSという表記を見かけることがある。このRSSの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:HTMLで記述された文書にレイアウトスタイルを定義するためのマークアップ言語
イ:Webページの見出しやリンク、要約などを定型に従って記述できるフォーマットの総称(正解)
ウ:インターネット上を流れるデータを暗号化し、プライバシ情報などを保護する技術
エ:ネットワーク上にブックマークを登録することによって、利用価値の高いWebサイト情報を他のユーザと共有するサービス
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RSS の説明に関する問題【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢の中で、Webページの見出しやリンク、要約などを定型に従って記述できるフォーマットの総称であるという説明が該当します。これはフィード(feed)形式の一つで、一般にRSSは「Really Simple Syndication(または Rich Site Summary)」の略で、更新情報を機械で読み取れるように決められた書き方(フォーマット)です。したがって選択肢の イ が正解になります。
ポイントをかみ砕くと:
- RSSはサイトの「更新一覧」を定型フォーマットで書き出すものです。
- ブログやニュースに新しい記事が追加されたとき、その見出し(タイトル)やリンク、要約(サマリー)をRSSで配信します。
- 受け取る側は「RSSリーダー(フィードリーダー)」というソフトやサービスでまとめて読むことができます。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「RSS」と「Webサイト」を確認する。
- 各選択肢が何を説明しているかを簡単に一行で整理する。
- ア: HTMLのスタイル定義 → CSS(Cascading Style Sheets)に近い説明
- イ: 見出しやリンク・要約を定型で書くフォーマット → フィード(RSS/Atom)の説明に一致
- ウ: データの暗号化 → SSL/TLSなどの説明
- エ: ブックマーク共有サービス → ソーシャルブックマークの説明
- 「RSS」の一般的な意味(更新情報を配るフォーマット)と照らし合わせ、最も合致する選択肢を選ぶ。
- 合致するのは イ であると判断する。
選択肢別の誤答解説
-
ア: HTMLで記述された文書にレイアウトスタイルを定義するためのマークアップ言語
- 誤りです。レイアウトスタイルを定義するのはCSS(Cascading Style Sheets:階層的スタイルシート)です。HTML(HyperText Markup Language:ウェブ文書を構造化する言語)は文書の構造を記述しますが、RSSは更新情報のフォーマットであり、HTMLのスタイル定義とは別物です。
-
イ: Webページの見出しやリンク、要約などを定型に従って記述できるフォーマットの総称
- 正しいです。RSSは主にXML(Extensible Markup Language:拡張可能なマークアップ言語)で書かれ、サイトの更新情報(タイトル、リンク、要約、公開日など)を配るためのフォーマットです。
-
ウ: インターネット上を流れるデータを暗号化し、プライバシ情報などを保護する技術
- 誤りです。データの暗号化や通信の保護はSSL/TLS(Secure Sockets Layer / Transport Layer Security:通信の暗号化プロトコル)やHTTPSの役割です。RSSは暗号化技術ではありません。
-
エ: ネットワーク上にブックマークを登録することによって、利用価値の高いWebサイト情報を他のユーザと共有するサービス
- 誤りです。これはソーシャルブックマーク(例: はてなブックマーク)などのサービスの説明です。RSSはサイトの更新情報を配信するフォーマットで、ブックマーク共有とは目的が異なります。
よくある誤解
-
「RSSはブラウザの機能だ」と思う
- 実際はRSSはデータのフォーマットです。ブラウザや専用のRSSリーダー(フィードリーダー)がそのデータを表示・取得します。ブラウザが対応しているかは別問題です。
-
「RSSは古い技術で今は使われていない」と思う
- 一部のサービスはRSSよりAPIやソーシャル通知を使いますが、ブログやニュースサイトでは今もRSSが広く使われています。自分で更新を追うのに便利です。
-
「RSSはコンテンツ全体を配るものだ」と思う
- 多くの場合は見出しや要約を配信します。全文を配るサイトもありますが、サイト側がどれだけ内容を配るかは異なります。
補足コラム
-
RSSとAtomの違い
- AtomはRSSと同じ目的(フィード配信)を持つ別の規格です。機能的には似ていますが、仕様や拡張の仕方が異なります。どちらを使うかはサイト側の選択です。
-
RSSの中身(簡単な例)
- RSSはXML形式で書かれます。例(イメージ):
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <rss version="2.0"> <channel> <title>例のブログ</title> <link>https://example.com/</link> <description>更新情報を配信します</description> <item> <title>記事Aの見出し</title> <link>https://example.com/post-a</link> <description>記事Aの要約</description> <pubDate>Mon, 01 Jan 2024 00:00:00 +0000</pubDate> </item> </channel> </rss> - このように、各記事(item)にタイトル、リンク、要約、公開日が記述されています。
- RSSはXML形式で書かれます。例(イメージ):
-
使い方の例(身近なイメージ)
- 新聞を購読するのと似ています。複数の新聞(サイト)を1つの郵便受け(RSSリーダー)でまとめてチェックできるイメージです。
FAQ
Q1: RSSに登録するにはどうすればよいですか?
A1: RSSを読むにはRSSリーダー(フィードリーダー)を使います。ブラウザ拡張やスマホアプリ、Feedlyのようなウェブサービスがあります。サイトの「RSS」リンク(.rss や .xml)をリーダーに登録すれば購読できます。
A1: RSSを読むにはRSSリーダー(フィードリーダー)を使います。ブラウザ拡張やスマホアプリ、Feedlyのようなウェブサービスがあります。サイトの「RSS」リンク(.rss や .xml)をリーダーに登録すれば購読できます。
Q2: RSSとメール配信は何が違いますか?
A2: どちらも更新情報を受け取る手段ですが、メールはサイト側があなたのメールアドレスを知って送る仕組みです。RSSはあなたがリーダーでサイトのフィードを定期的に取得する仕組みで、サイトに個人情報を渡す必要がありません。
A2: どちらも更新情報を受け取る手段ですが、メールはサイト側があなたのメールアドレスを知って送る仕組みです。RSSはあなたがリーダーでサイトのフィードを定期的に取得する仕組みで、サイトに個人情報を渡す必要がありません。
Q3: セキュリティ上の注意点はありますか?
A3: RSS自体は単にデータを配る仕組みです。悪意のあるリンクが含まれる可能性はあるため、見慣れないサイトのリンクは注意して開いてください。通信の安全性が必要なら、配信先のURLがHTTPSか確認すると安心です。
A3: RSS自体は単にデータを配る仕組みです。悪意のあるリンクが含まれる可能性はあるため、見慣れないサイトのリンクは注意して開いてください。通信の安全性が必要なら、配信先のURLがHTTPSか確認すると安心です。
関連キーワード: RSS、フィード、RSSリーダー、XML、Atom、アグリゲーター、フィード配信、更新通知、ソーシャルブックマーク、SSL/TLS

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