ITパスポート 2012年 春期 問74
問題文
LANに直接接続して使用するファイルサーバ専用機を何と呼ぶか。
選択肢
ア:ATA
イ:NAS(正解)
ウ:RAID
エ:SCSI
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LANに直接接続して使用するファイルサーバ専用機とは何か【ITパスポート 解説】
正解の理由
問題文の「LANに直接接続して使用するファイルサーバ専用機」を端的に表す言葉は イ の NAS です。
NAS(Network Attached Storage:ネットワークに接続して使う記憶装置)は、その名前の通りネットワークに直接つないでファイル共有を行う専用機器です。LAN(Local Area Network:社内や家庭のような局所的なネットワーク)上で複数の利用者がファイルを読み書きできるように設計されています。したがって「ファイルサーバ専用機=ネットワークにつながるストレージ」である NAS が最も適切です。
NAS(Network Attached Storage:ネットワークに接続して使う記憶装置)は、その名前の通りネットワークに直接つないでファイル共有を行う専用機器です。LAN(Local Area Network:社内や家庭のような局所的なネットワーク)上で複数の利用者がファイルを読み書きできるように設計されています。したがって「ファイルサーバ専用機=ネットワークにつながるストレージ」である NAS が最も適切です。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを抜き出す:「LANに直接接続」「ファイルサーバ専用機」
- 「ネットワークに接続してファイルを提供するもの」を思い浮かべる。これが NAS。
- 他の選択肢(ATA、RAID、SCSI)はインタフェースや技術の名称であり、「ネットワーク接続のファイルサーバ専用機」には該当しないと判断する。
- よって イ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: ATA(Advanced Technology Attachment:主にパソコン内部のHDDやSSDを接続するインタフェース)
- 誤りの理由:ATAはディスクとコンピュータをつなぐ「接続方式・規格」であり、ネットワークに接続してファイル共有を行う「専用機」ではありません。
-
イ: NAS(Network Attached Storage:ネットワークに接続して使う記憶装置)
- 正しい理由:ネットワーク上でファイルを共有するための専用装置であり、問題文の条件に一致します。SMB/CIFS(Windows共有)やNFS(Unix系共有)などのファイル共有プロトコルを使います。
-
ウ: RAID(Redundant Array of Independent Disks:複数のディスクを組み合わせて信頼性や性能を高める方式)
- 誤りの理由:RAIDは複数のハードディスクを組み合わせる「方式(技術)」です。NAS 装置は内部で RAID を使うことがありますが、RAID 自体が「ファイルサーバ専用機」ではありません。
-
エ: SCSI(Small Computer System Interface:周辺機器を接続するためのインタフェース)
- 誤りの理由:SCSI はディスクやテープなどを接続するためのインタフェース規格であり、ネットワークに接続してファイルを提供する専用機ではありません。
よくある誤解
- NAS と SAN(Storage Area Network)を混同する
- NAS はファイル単位(ファイルレベル)で共有します。SAN はブロック単位(生のディスク領域)でサーバに提供する仕組みで、用途や構成が異なります。
- RAID を見て「NAS と同じ」と考える誤り
- RAID は耐障害性や性能向上の技術で、NAS はネットワーク経由でファイルを提供する装置です。NAS が RAID を使うことは多いですが、同じ意味ではありません。
- 「SCSI/ATA は外付けハードディスクそのもの」と思う誤解
- SCSI や ATA は接続規格です。外付けや内蔵のディスク装置はこれらの規格を使うことがありますが、それ自体が「ファイルサーバ専用機」ではありません。
補足コラム
- NAS が使う代表的なプロトコル:
- SMB/CIFS(Windowsのファイル共有。読み方例:エスエムビー / シーアイエフエス)
- NFS(Network File System:Unix/Linux系でよく使われる共有方式)
- NAS の利点:
- 専用の機器なので設定や管理が比較的簡単。
- 複数端末で簡単にファイル共有ができる。
- 容量追加や冗長化(多くは RAID)で可用性を高められる。
- 覚え方のコツ:「NAS = ネットワークにつながるストレージ(Network Attached Storage)」。名前にそのまま役割が書いてあります。
FAQ
Q1. NAS と普通のファイルサーバ(Windows Serverなど)はどう違いますか?
A1. NAS はファイル共有に特化した専用機で、設定や運用が簡単です。Windows Server はファイル共有以外の機能(認証、メール、アプリなど)も提供できます。用途に応じて使い分けます。
A1. NAS はファイル共有に特化した専用機で、設定や運用が簡単です。Windows Server はファイル共有以外の機能(認証、メール、アプリなど)も提供できます。用途に応じて使い分けます。
Q2. NAS は必ず RAID を使いますか?
A2. 必須ではありませんが、NAS はデータ保護のために RAID を採用することが多いです。RAID は故障時の冗長化や性能改善のための方式です。
A2. 必須ではありませんが、NAS はデータ保護のために RAID を採用することが多いです。RAID は故障時の冗長化や性能改善のための方式です。
Q3. クラウドストレージと NAS の違いは?
A3. NAS は社内 LAN に置く物理機器で、社内で直接管理します。クラウドストレージはインターネット経由で提供され、運用はサービス事業者が行います。使い方や管理、セキュリティ要件で選びます。
A3. NAS は社内 LAN に置く物理機器で、社内で直接管理します。クラウドストレージはインターネット経由で提供され、運用はサービス事業者が行います。使い方や管理、セキュリティ要件で選びます。
関連キーワード: NAS、ネットワークストレージ、SMB、NFS、RAID、ATA、SCSI、LAN、ファイル共有、ストレージ管理

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