ITパスポート 2013年 春期 問04
問題文
システムの開発や運用を海外の事業者や海外の子会社に委託することを表す用語はどれか。
選択肢
ア:オフショアアウトソーシング(正解)
イ:システムインテグレーション
ウ:ファシリティマネジメント
エ:ホスティング
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システムの開発や運用を海外の事業者や海外の子会社に委託することを表す用語はどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
この問題で正しいのは ア です。
オフショアアウトソーシング(offshore outsourcing:業務や開発を海外の事業者や子会社に委託すること)は、そのまま「海外に委託する」ことを意味します。問題文の「海外の事業者や海外の子会社に委託する」という条件と完全に一致するため、ア が正答になります。
オフショアアウトソーシング(offshore outsourcing:業務や開発を海外の事業者や子会社に委託すること)は、そのまま「海外に委託する」ことを意味します。問題文の「海外の事業者や海外の子会社に委託する」という条件と完全に一致するため、ア が正答になります。
※用語の簡単な説明
- オフショアアウトソーシング(offshore outsourcing):人件費や専門性を求めて、業務やシステム開発・運用を海外の企業や子会社に任せること。
- システムインテグレーション(System Integration、略称:SI):複数のソフトや機器を組み合わせ、システムとして動くように設計・構築すること。
- ファシリティマネジメント(施設管理):建物や設備の維持管理を行う業務。IT機器の設置場所の管理なども含むが、直接「海外に委託する」意味ではない。
- ホスティング(hosting):サーバ(サービスを提供するコンピュータ)を貸して運用を代行するサービス。場所は国内外どちらでもあり、「海外に委託する」と限定しない。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを探す。ここでは「海外」と「委託」が重要です。
- 各選択肢の意味を短く思い出す。特に「海外に委託する」を含むかを基準にする。
- 含むものがあればそれを選ぶ。含まなければ除外していく。
- 最終的に「海外に委託する」意味を持つのがオフショアアウトソーシングであることを確認する。
短く言えば:「海外」+「委託」→ オフショアアウトソーシング を選ぶ、という流れです。
選択肢別の誤答解説
- ア オフショアアウトソーシング
- 正しい。海外の事業者や子会社に開発・運用を任せることを指す。コスト削減や人材確保が目的で用いられる。
- イ システムインテグレーション(SI)
- 誤り。SIは複数のシステムやソフトを組み合わせて動かす作業やその提供を指す言葉で、委託先が国内か海外かは含意しない。アウトソーシングの形態ではなく、業務の種類に近い。
- ウ ファシリティマネジメント
- 誤り。建物や設備、オフィス環境の維持管理のこと。ITシステムの「運用場所」や「設備管理」を意味する場合があるが、問題文の「海外に委託する」という意味とは異なる。
- エ ホスティング
- 誤り。サーバなどを借りて運用するサービス。場所(国内/海外)に関する情報は含まれないため、「海外に委託する」特有の意味はない。
よくある誤解
- 「ホスティング = 海外委託」と混同する
- ホスティングはサーバ提供や運用代行の形態で、海外かどうかは問わない点を見落としがちです。
- 「SI を委託する=オフショア」と考える
- SIは何をするか(システムを構築するか)を示す言葉で、委託先の場所(海外か国内か)を示す言葉ではありません。
- 「アウトソーシング=海外委託」ではない
- アウトソーシングは外部に業務を任せる一般用語で、国内の企業に任せる場合もあります。海外に任せる場合に限って「オフショアアウトソーシング」と呼びます。
補足コラム
- オフショア(offshore)には「海の向こうで行う」という意味があり、ITでは海外の企業に作業を任せる形態を指します。近年は「ニアショア(nearshore:地理的に近い国へ委託)」や「オンショア(onshore:国内で委託)」という言い方も使われます。
- オフショアのメリット:人件費の削減、24時間体制が作りやすい、多様な人材の活用。
- オフショアの注意点:言語・文化の違い、タイムゾーン差、法規制やデータ保護(例:個人情報の取り扱い)の確認が必要です。たとえばEU圏のデータはGDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)に注意します。
FAQ
Q1: オフショアアウトソーシングとBPOは同じですか?
A1: 完全には同じではありません。BPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)は業務全般の外注を指します。オフショアは「海外に委託する」ことを強調する言葉で、BPOが海外へ行われる場合は「オフショアBPO」とも言います。
A1: 完全には同じではありません。BPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)は業務全般の外注を指します。オフショアは「海外に委託する」ことを強調する言葉で、BPOが海外へ行われる場合は「オフショアBPO」とも言います。
Q2: ホスティングとクラウドは違いますか?
A2: ホスティングはサーバを貸して運用するサービスの総称です。クラウド(cloud computing:インターネット経由でサービスを提供する仕組み)は、その一形態としてのホスティングと考えられます。どちらも国内外で提供されますが、「海外委託」かどうかは別の話です。
A2: ホスティングはサーバを貸して運用するサービスの総称です。クラウド(cloud computing:インターネット経由でサービスを提供する仕組み)は、その一形態としてのホスティングと考えられます。どちらも国内外で提供されますが、「海外委託」かどうかは別の話です。
Q3: 海外委託するときに気をつける法的なポイントは?
A3: データの所在(どの国でデータが保存・処理されるか)、個人情報保護法や契約での責任範囲、準拠法と紛争解決の方法などを事前に確認します。
A3: データの所在(どの国でデータが保存・処理されるか)、個人情報保護法や契約での責任範囲、準拠法と紛争解決の方法などを事前に確認します。
関連キーワード: オフショア、アウトソーシング、オフショアBPO、ニアショア、オンショア、SI、ホスティング、ファシリティマネジメント、データ保護、外部委託

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