ITパスポート 2014年 春期 問20
問題文
全国の業務担当者を対象として、販売予測システムの利用方法に関する研修を計画している。研修にe-ラーニングを利用することで得られるメリットはどれか。
選択肢
ア:業務担当者がシステムの内容を設計担当者から直接受講し、その場で質疑を行える。
イ:業務担当者が自分の業務の空き時間を利用して、好きなときに受講できる。(正解)
ウ:業務担当者が複数同席し、システムの利用方法について意見を交換できる。
エ:業務担当者を一堂に集めて、一度で研修できる。
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販売予測システムの研修にe-ラーニングを使うメリットは何か【ITパスポート 解説】
正解の理由
この問題で正しいのは イ です。理由は、e-ラーニング(e-ラーニング:電子的に行う学習のこと。インターネットや専用システムで受講できる学習手段)が持つ代表的な特徴が「受講者が自分の都合の良い時間・場所で学べる」点だからです。
設問では「全国の業務担当者」を対象にしており、場所や時間がばらばらの人々に対して、受講者自身が空き時間を使って好きなときに受講できる点が最も適しています。これが イ の記述と一致します。
設問では「全国の業務担当者」を対象にしており、場所や時間がばらばらの人々に対して、受講者自身が空き時間を使って好きなときに受講できる点が最も適しています。これが イ の記述と一致します。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを確認する
- 「全国の業務担当者」「研修」「e-ラーニングを利用することで得られるメリット」
- e-ラーニングの基本特徴を思い出す
- 主な特徴:時間や場所の柔軟性、繰り返し視聴、受講履歴の管理が可能、配信コストの節約など
- 選択肢を一つずつ照らし合わせる
- e-ラーニングで自然に実現できる利点(自分の空き時間で受講)があるかを確認
- 最も合致する選択肢を選ぶ
- 自分の都合で受けられる、つまり イ が該当する
選択肢別の誤答解説
-
ア: 業務担当者がシステムの内容を設計担当者から直接受講し、その場で質疑を行える。
→ これは対面研修やライブ講義(同期型ウェビナー)に当てはまる説明です。e-ラーニングは録画や自己学習型(非同期)が多く、「設計担当者から直接かつ即時に質疑応答を行える」ことは必ずしも保証されません。よって誤りです。 -
ウ: 業務担当者が複数同席し、システムの利用方法について意見を交換できる。
→ これもグループで集まって議論する「集合研修」やワークショップの特徴です。e-ラーニングは個別受講が基本で、複数人が同じ場所で同時に意見交換する場を提供するわけではありません(ただし、チャットやフォーラム機能でオンライン上の意見交換は可能ですが、選択肢文の「同席して意見を交換」という意味とは違います)。 -
エ: 業務担当者を一堂に集めて、一度で研修できる。
→ これは「一堂に集める=集合研修」のメリットです。e-ラーニングは逆に「集めずに分散して行う」のが利点です。したがってこの選択肢はe-ラーニングのメリットではありません。
よくある誤解
-
「e-ラーニングは質問ができない」
- 誤解部分:即時の対話(その場での質問応答)が全くできないわけではありません。
- 実際:同期型のライブ配信やチャット、掲示板・Q&A機能、メンター制度などを組み合わせれば質問は可能です。ただし「その場で設計担当者と直接対面で質疑応答する」ことが常に実現するとは限りません。
-
「e-ラーニング=ただの動画視聴で効果が低い」
- 誤解部分:全てのe-ラーニングが一方通行で効果が低いわけではありません。
- 実際:クイズや演習、学習管理システム(LMS:Learning Management System=学習管理システム)による進捗管理、フォーラムでの議論などを取り入れると学習効果は高まります。
補足コラム
-
同期学習と非同期学習の違い
- 同期(リアルタイム)学習:講師と受講者が同じ時間にオンラインで参加する形式(例:ライブウェビナー)。即時質疑応答が可能。
- 非同期(オンデマンド)学習:録画動画やテキストを受講者が自分の都合で視聴する形式。時間の柔軟性が高い。
- 多くの企業研修では、両者を組み合わせた「ブレンデッドラーニング(Blended Learning:対面やライブ+e-ラーニング)」が使われます。
-
管理面のメリット
- LMS(学習管理システム)を使うと、誰がいつ何を受講したか記録できます。全国の受講者の管理に向いています。
-
コスト面のメリット
- 受講者を一堂に集めるための会場費や講師の移動費が減ります。ただし、教材作成やシステム導入の初期費用は必要です。
FAQ
Q1. e-ラーニングでもグループ討議はできますか?
A1. はい。オンライン会議ツールやLMSのフォーラム、ブレイクアウトルームを使えば可能です。ただし「同じ場所に一堂に集まって顔を合わせながら議論する」形式とは異なります。
A1. はい。オンライン会議ツールやLMSのフォーラム、ブレイクアウトルームを使えば可能です。ただし「同じ場所に一堂に集まって顔を合わせながら議論する」形式とは異なります。
Q2. 全国規模の研修でe-ラーニングを使うと通信環境が心配です。どうしたらよいですか?
A2. 録画型の非同期コンテンツを用意すると通信負荷が分散されます。ライブ配信が必要な場合は低画質配信や配信時間を分散する運用も検討してください。
A2. 録画型の非同期コンテンツを用意すると通信負荷が分散されます。ライブ配信が必要な場合は低画質配信や配信時間を分散する運用も検討してください。
Q3. 受講状況や理解度はどうやって確認しますか?
A3. LMSでログ(視聴履歴)を確認したり、確認テストや課題を組み込むことで把握できます。
A3. LMSでログ(視聴履歴)を確認したり、確認テストや課題を組み込むことで把握できます。
関連キーワード: e-ラーニング、オンライン研修、LMS、同期学習、非同期学習、ブレンデッドラーニング、受講管理、社内教育、遠隔研修、集合研修との比較

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