ITパスポート 2014年 春期 問45
問題文
情報システムの安全性を維持・保全するための施策のうち、情報システム設備の施策に該当するものはどれか。
選択肢
ア:自家発電装置を設置する。(正解)
イ:データのバックアップを取得する。
ウ:定時に自動的にコンピュータが起動する機能を設ける。
エ:ネットワークを流れるデータを暗号化する。
🔒 解説は解答すると表示されます
情報システム設備の施策に該当するものはどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
正解は ア(自家発電装置を設置する)です。
ここで問われている「情報システム設備の施策」とは、システムが動き続けるための物理的な設備やインフラに関する対策を指します。自家発電装置(自社で電力を供給する設備)は、停電など電力供給が途絶えた場合でもシステムへ電力を供給し、可用性(システムが利用可能であること)を保つための典型的な設備対策だからです。
ここで問われている「情報システム設備の施策」とは、システムが動き続けるための物理的な設備やインフラに関する対策を指します。自家発電装置(自社で電力を供給する設備)は、停電など電力供給が途絶えた場合でもシステムへ電力を供給し、可用性(システムが利用可能であること)を保つための典型的な設備対策だからです。
- 自家発電装置:物理的なハードウェア、インフラに該当 → 情報システム設備の施策
解法ステップ
- 問題のキーワード「情報システム設備の施策」が「設備・インフラに関する対策」であると確認する。
- 各選択肢が「物理的設備」「運用・手続き」「ソフトウェア機能」「技術的セキュリティ」どれに当たるか分類する。
- 設備(ハードウェア/インフラ)に当たる選択肢を選ぶ。
- ア:設備 → 正解
- イ:データのバックアップ → 運用/管理対策(設備ではない)
- ウ:定時に自動起動する機能 → システム設定/ソフトウェア機能(設備ではない)
- エ:データの暗号化 → 技術的(暗号技術)対策(設備ではない)
選択肢別の誤答解説
-
ア:自家発電装置を設置する。
→ 正しい。発電機や非常用電源は物理的な設備対策で、停電からシステムを守り可用性を確保する。UPS(無停電電源装置)や発電機は同じ「設備対策」の例です。 -
イ:データのバックアップを取得する。
→ 誤り。バックアップ(データのコピーを別の場所に保管すること)は主に運用・管理の対策で、データの保全や復旧に関する施策です。物理設備そのものを指すわけではありません。 -
ウ:定時に自動的にコンピュータが起動する機能を設ける。
→ 誤り。これはソフトウェアやシステム設定(BIOS/OSの設定やスケジューラ)の話で、設備(発電機や冷却機器など)ではありません。可用性向上の一手段ですが、「設備の施策」には該当しません。 -
エ:ネットワークを流れるデータを暗号化する。
→ 誤り。暗号化(データを第三者に読めない形にする技術)は技術的(論理的)対策で、主に機密性(データの秘匿性)を守ります。物理的設備ではありません。
※ 技術用語の補足:
- バックアップ:データのコピーを別に保管し、元データが失われたときに復元できるようにすること。
- 暗号化(encryption):データを第三者に読み取られない形(鍵がないと読めない)に変換すること。
- ネットワーク:複数のコンピュータや機器をつなぐ仕組み。
よくある誤解
- 「バックアップ」=「設備」だと思う誤解
- バックアップは重要ですが、主にデータの保全(運用)であって、電源や空調などの「設備対策」とは区別します。
- 「暗号化」や「自動起動機能」も設備に含まれると誤認する
- 暗号化はソフトウェア/技術対策、定時自動起動はシステム設定の領域です。設備は物理的ハードウェアやインフラを指します。
- 「停電対策はUPSだけ」と狭く考える誤解
- UPS(無停電電源装置)や自家発電装置、二重系統の電源供給など、様々な設備対策があり状況に応じて組み合わせます。
補足コラム
- 設備対策の例:非常用発電機、自家発電装置、UPS(無停電電源装置)、空調設備(サーバ室の温度管理)、耐震架台、電源の多重化(冗長化)など。これらは災害時や障害時にシステムを物理的に守る役割があります。
- 運用対策の例:定期的なバックアップ、復旧手順書の整備、訓練や担当者の役割分担。
- 技術的対策の例:暗号化、アクセス制御、ファイアウォール(外部からの不正アクセスを防ぐ装置や設定)など。
- 問題を解くときは「設備(ハード)/運用(手順)/技術(ソフト・暗号)」の三つに分けて考えると速く正解に辿り着けます。
FAQ
Q1. UPSと自家発電装置はどちらも設備ですか?
A1. はい。どちらも物理的な電源設備です。UPSは短時間の電力供給を行い、停電の瞬間的な補完や機器保護に使われます。自家発電装置(発電機)は長時間の停電に対応するための設備です。用途や規模で使い分けます。
A1. はい。どちらも物理的な電源設備です。UPSは短時間の電力供給を行い、停電の瞬間的な補完や機器保護に使われます。自家発電装置(発電機)は長時間の停電に対応するための設備です。用途や規模で使い分けます。
Q2. 「定期起動機能」が可用性に影響するのでは?設備ではないのですか?
A2. 起動機能は可用性向上に寄与しますが、設備(ハードウェア)ではなくソフトウェアや設定の対策です。設問が「設備の施策」を問う場合は該当しません。
A2. 起動機能は可用性向上に寄与しますが、設備(ハードウェア)ではなくソフトウェアや設定の対策です。設問が「設備の施策」を問う場合は該当しません。
Q3. 暗号化は設備対策に入らない理由は?
A3. 暗号化はデータを読み取られないように変換する技術で、主にソフトウェアやプロトコルで実現します。物理的なインフラ(電源や空調など)を指す「設備」には含まれません。
A3. 暗号化はデータを読み取られないように変換する技術で、主にソフトウェアやプロトコルで実現します。物理的なインフラ(電源や空調など)を指す「設備」には含まれません。
関連キーワード: 可用性、災害対策、バックアップ、暗号化、ネットワークセキュリティ、自家発電、UPS、設備対策、物理的セキュリティ、冗長化

\ せっかくなら /
ITパスポートを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

