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ITパスポート 2017年 秋期 01


問題文

表は、技術者A、B、Cがそれぞれ製品X、Y、Zを製造する場合の1日の生産額を示している。各技術者は1日に1製品しか担当できないとき、1日の最大生産額は何万円か。ここで、どの製品も必ず生産するものとする。
ITパスポート 2017年 秋期  問01の問題画像

選択肢

20
21
22(正解)
23

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製品割当で1日の最大生産額を求める【ITパスポート 解説】

正解の理由

表から、各製品を誰が担当したときにいくら生産できるかが示されています。条件は「各技術者は1日に1製品しか担当できない」「どの製品も必ず生産する(各製品に担当者を割り当てる)」です。つまり、3人の技術者を3つの製品に1対1で割り当てる必要があります。
すべての割当を調べると、最大の合計生産額は 万円になります。したがって正しい選択肢は です。

解法ステップ

  1. 問題の意味を確認する
    • 「技術者は1日に1製品しか担当できない」=同じ人を複数の製品に割り当てられない。
    • 「どの製品も必ず生産する」=各製品に必ず1人割り当てる。
  2. 可能な割当を列挙する
    製品X, Y, Z に対して誰が担当するかを順に決めます。技術者は A, B, C なので順列は 通りあります。各通りの合計を計算します。
  3. 各割当の合計を計算する(表の数値を使う)
    • X:A, Y:B, Z:C →
    • X:A, Y:C, Z:B →
    • X:B, Y:A, Z:C →
    • X:B, Y:C, Z:A → ← これが最大
    • X:C, Y:A, Z:B →
    • X:C, Y:B, Z:A →
  4. 最大値を選ぶ
    上の中で最大は 万円。よって選択肢は

選択肢別の誤答解説

  • ア: 20
    • これは X:A, Y:B, Z:C の割当で得られる合計 の値です。可能な値ですが最大ではありません。
  • イ: 21
    • 21は複数の割当(例えば X:A, Y:C, Z:B または X:B, Y:A, Z:C)で得られます。最大値22より小さいため誤りです。
  • : 22
    • X:B (6), Y:C (8), Z:A (8) の割当で合計 。これが最大です。
  • エ: 23
    • 23はどの割当でも達成できません。各製品の単独最大値を足し合わせても(Xの最大6、Yの最大8、Zの最大8)合計は であり、23は不可能です。

よくある誤解

  1. 「各製品ごとに最も大きい担当者を選べば良い」と考える誤解
    • 製品ごとに最高値を選ぶと同じ技術者が複数の製品に割り当てられる可能性があります。問題の条件は「各技術者は1日に1製品しかできない」ため、この方法は常に使えません。
  2. 「行ごと(技術者ごと)に最大を取ればよい」と勘違いする
    • 技術者ごとに得意な製品をそれぞれ選ぶと、ある製品が誰も担当しない状態になることがあります(各製品を必ず生産する条件を満たさない)。
  3. 単純な計算ミス(合計を間違える)
    • 小さな表でも合計を1回ずつ確認する習慣をつけましょう。

補足コラム

この種の問題は「割当(わりあて)問題」と呼ばれます。割当問題は「誰が何を担当するか」を決めて合計効果(ここでは生産額)を最大化する問題です。製品や人の数が増えると組合せが急速に増え、全通りを調べるのが現実的でなくなります。その場合は「ハンガリアン法(Hungarian method:最適な割当を効率的に見つけるアルゴリズム)」などの手法が使われます。今回のように項目が少ないときは、全通り( 通り)を計算するのが確実で簡単です。
ちょっとしたコツ:高い値(ここでは8)が複数ある場合、それらを同時に実現できる割当がないか真っ先にチェックすると効率的です。

FAQ

Q1. 「どの製品も必ず生産する」の意味は?
A1. 各製品 X, Y, Z に必ず1人担当者を割り当てる、つまり各製品は「0人」にはできません。今回の人数が等しい(技術者3人、製品3つ)ため、結局1対1の割当になります。
Q2. 技術者が多かったり少なかったらどうする?
A2. 人数が違うと「余る人」や「余る製品」が出ます。問題文の条件によって「すべての製品を生産する」「各技術者は1製品まで」などの制約を読み替えて最適化します。
Q3. より早く解くコツは?
A3. 小さい場合は全通りを計算するのが確実。大きい場合は高い値の組み合わせが実現可能か先に検討するか、アルゴリズム(ハンガリアン法)を学ぶと役立ちます。

関連キーワード: 割当問題、組合せ、最適化、ハンガリアン法、貪欲法、順列、計算ミス予防
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