ITパスポート 2018年 春期 問73
問題文
ブログの機能の一つで、ある記事から別の記事に対してリンクを設定すると、リンク先となった別の記事からリンク元となった記事へのリンクが自動的に設定される仕組みのことを何と呼ぶか。
選択肢
ア:RSS
イ:トラックバック(正解)
ウ:バックログ
エ:パンくずリスト
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ブログの記事間でリンク元から自動で相互リンクが設定される仕組みとは何か【ITパスポート 解説】
正解の理由
問題文で述べられている「ある記事から別の記事にリンクを設定すると、リンク先の記事からリンク元の記事へのリンクが自動的に設定される仕組み」は、ブログの通知機能の一つで、相手の記事に“こちらからリンクを張ったよ”と知らせて相互のリンク(被リンク)を作る仕組みです。これを指す用語は イ のトラックバックです。
トラックバックは英語で「trackback(相手に自分の参照を伝える)」という意味で、ブログAがブログBの記事にリンクしたときに「トラックバック送信(通知)」を行い、ブログB側が受信してリンク(引用や一覧)を自動で表示します。これにより、リンク元とリンク先の両方に関連の痕跡が残る点が問題文の条件と一致します。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを探す:「リンクを設定すると、リンク先からリンク元へのリンクが自動的に設定される」
- それぞれの選択肢の意味を思い出す:
- RSS:新着情報を配信する仕組み(通知はするが“自動で相互リンクを作る”仕組みではない)
- トラックバック:リンクを通知して相互リンクのような表示を作る仕組み
- バックログ:作業の遅れや未処理の集合(ブログのリンク機能とは無関係)
- パンくずリスト:閲覧者向けのサイト内経路表示(ナビゲーション)
- 条件に一致するのはトラックバックであると判断する。
選択肢別の誤答解説
-
ア: RSS(Really Simple Syndication:ウェブサイトの更新情報を配信する仕組み)
誤り。RSSは記事の更新をまとめて配信するためのフォーマットです。読者やアプリに更新情報を届けますが、ある記事へのリンクを元に相手記事から自動でリンクを作る機能は持ちません。 -
イ: トラックバック
正しい。トラックバックは、自分が別の記事で相手の記事を参照したことを相手に通知し、受け取った側が通知を表示して相互のつながり(リンク)を示せるようにする仕組みです。 -
ウ: バックログ
誤り。バックログ(backlog)は「未処理の仕事の蓄積」や「作業の遅れ」を意味する用語で、ブログの自動リンクの仕組みとは無関係です。 -
エ: パンくずリスト
誤り。パンくずリストは「現在のページがサイト内のどの位置にあるかを示す経路表示(Breadcrumb)」で、ユーザーのためのナビゲーションです。記事間で相互リンクを自動生成する機能ではありません。
よくある誤解
-
トラックバックとRSSを混同する
RSSは「更新を読む側に配信する仕組み」で、トラックバックは「リンクしたことを相手に通知して表示させる仕組み」です。用途が違います。 -
トラックバックは自動で全文をコピーする機能だと思う
トラックバックは「通知」を送るだけで、全文をコピーする仕組みではありません。表示方法は受信側の設定によります(抜粋を表示することが多い)。 -
現代のブログではトラックバックが常に機能すると思う
スパム対策のためトラックバックを無効にしているサイトや、より自動化されたピンバック(Pingback)を使う場合もあり、必ずしも期待通りに動かないことがあります。
補足コラム
-
トラックバックの仕組み(簡単な流れ)
- ブログAがブログBの記事へリンクを張る。
- ブログAのシステムがブログBのトラックバック受信用のURLに通知(トラックバックスパム対策を含む情報)を送信する。
- ブログBが通知を受け取り、承認ルールに合えば自分の記事に「この外部記事からの参照(リンク)」として表示する。
この「相手に通知して表示する」点が、問題文の「自動的にリンクが設定される」に該当します。
-
ピンバック(Pingback)との違い
ピンバックはXML-RPC(XMLで遠隔手続きをするプロトコル)を使った自動通知で、トラックバックよりも自動化・簡素化された形式です。両者は目的が似ていますが、技術的に別物です。 -
現在の実務での状況
スパム(無関係な宣伝リンク)対策のため、多くのサイトはトラックバックやピンバックを無効にしていたり、手動承認を要求したりします。SEO(検索エンジン最適化)の観点でも、無差別なトラックバックは評価を下げることがあります。覚え方のコツ:track(追跡)+back(戻る)=「追跡して戻るリンク」→ トラックバック。
FAQ
Q1. トラックバックとピンバックはどちらがよく使われますか?
A1. 過去はトラックバックが一般的でしたが、スパム対策やプラットフォームの進化でピンバックの方が自動化された形で使われることが増えています。どちらもサイトの設定次第で使えるかどうかが変わります。
A1. 過去はトラックバックが一般的でしたが、スパム対策やプラットフォームの進化でピンバックの方が自動化された形で使われることが増えています。どちらもサイトの設定次第で使えるかどうかが変わります。
Q2. トラックバックがスパムになるって本当ですか?
A2. はい。本来の用途と無関係な宣伝リンクが大量に送られる「トラックバックスパム」が問題になりました。そのため、受信側で手動承認したり、トラックバック自体を無効化する運用が多いです。
A2. はい。本来の用途と無関係な宣伝リンクが大量に送られる「トラックバックスパム」が問題になりました。そのため、受信側で手動承認したり、トラックバック自体を無効化する運用が多いです。
Q3. ブログを始めたばかりでもトラックバックを使うべきですか?
A3. 無理に使う必要はありません。まずはコンテンツ作りと正しい被リンク獲得を優先し、トラックバックを利用する価値がある相互コミュニケーションがある場合に限定して使うのが安全です。
A3. 無理に使う必要はありません。まずはコンテンツ作りと正しい被リンク獲得を優先し、トラックバックを利用する価値がある相互コミュニケーションがある場合に限定して使うのが安全です。
関連キーワード: トラックバック、ピンバック、RSS、パンくずリスト、被リンク、ブログ、スパム対策

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