ITパスポート 2018年 春期 問79
問題文
認証に用いられる情報a~dのうち、バイオメトリクス認証に利用されるものだけを全て挙げたものはどれか。
a PIN (Personal Identification Number)
b 虹彩
c 指紋
d 静脈
選択肢
ア:a, b, c
イ:b, c
ウ:b, c, d(正解)
エ:d
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認証に用いられる情報 a~d のうち、バイオメトリクス認証に利用されるものだけを全て挙げたものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
正解は ウ です。理由は、バイオメトリクス認証(生体認証:人の身体的特徴や行動特性を使って本人確認する方法)で使われるのは「身体に備わった特徴」だからです。選択肢では
- b 虹彩(目の虹彩部分の模様)
- c 指紋(指先の皮膚の模様)
- d 静脈(手や指の静脈パターン)
がいずれも身体的特徴で、バイオメトリクス認証に当てはまります。
一方、a PIN(PIN は Personal Identification Number:個人識別番号)は「知っている情報」を使うもので、バイオメトリクス(身体特徴)ではありません。したがって b, c, d をすべて含む ウ が正しい選択です。
解法ステップ
- 「バイオメトリクス認証」が何かを確認する。→ 生体(身体的特徴や行動)を使う認証方法。
- 各選択肢が「身体的特徴」か「知識・所持」かで分類する。
- a PIN:知識(覚えている番号) → バイオメトリクスではない。
- b 虹彩:身体特徴 → バイオメトリクス。
- c 指紋:身体特徴 → バイオメトリクス。
- d 静脈:身体特徴 → バイオメトリクス。
- 「身体特徴だけ」を全て挙げている選択肢を選ぶ。→ b, c, d のみを含む選択肢が正解。
選択肢別の誤答解説
- ア: a, b, c
- 誤り。a(PIN)は身体特徴ではなく「知っている番号」です。よってバイオメトリクスだけの集合になっていません。
- イ: b, c
- 誤り。b と c は正しくバイオメトリクスですが、d(静脈)もバイオメトリクスなので「すべて挙げている」わけではありません。
- ウ: b, c, d
- 正解。虹彩・指紋・静脈はいずれも身体的特徴で、バイオメトリクス認証に利用されます。
- エ: d
- 誤り。d は正しくバイオメトリクスですが、b と c も該当するため「すべて挙げた」選択肢ではありません。
よくある誤解
- 「指紋やPINは同じ生体認証だ」
- 指紋は生体認証(身体特徴)。PIN は本人が知っている番号で、分類が違います。
- 「静脈は聞き慣れないから認証に使えない」
- 静脈認証(手や指の血管パターン)は、なりすましに強く実用化されています。聞き慣れないだけで有効な方法です。
- 「生体情報は盗まれても対処できる」
- 顔や指紋は一度漏れると変更が難しいため、運用や組み合わせ(多要素認証)が重要です。
補足コラム
- 生体認証の種類の分け方:
- 生理的特徴(physiological:身体の形や構造)→ 指紋、虹彩、静脈、顔、網膜など。
- 行動的特徴(behavioral:行動の特徴)→ タイピングの癖、歩き方など。
- セキュリティの観点:生体認証は便利ですが、誤認(本人を拒否する)や誤受入(他人を受け入れる)といった評価指標があります。
- FAR(False Acceptance Rate:偽受入率)→ 他人を誤って本人と認める確率。
- FRR(False Rejection Rate:偽拒否率)→ 本人を誤って拒否する確率。
- 実務では、生体認証を「知識(PIN/パスワード)」や「所持(カード/トークン)」と組み合わせる多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)で安全性を高めます。
FAQ
Q1. PIN は全く使われないのですか?
A1. 使われます。PIN は「知識ベース認証」で、スマホやATMなどで多く使われます。生体認証と組み合わせることで安全性を高めます。
A1. 使われます。PIN は「知識ベース認証」で、スマホやATMなどで多く使われます。生体認証と組み合わせることで安全性を高めます。
Q2. 虹彩と網膜はどう違いますか?
A2. 虹彩(目の色の周りの模様)はカメラで撮影して特徴点を抽出します。網膜は目の奥の血管パターンを検出する方法で、機器がやや特殊です。どちらも高精度ですが、虹彩の方が実用面で使われることが多いです。
A2. 虹彩(目の色の周りの模様)はカメラで撮影して特徴点を抽出します。網膜は目の奥の血管パターンを検出する方法で、機器がやや特殊です。どちらも高精度ですが、虹彩の方が実用面で使われることが多いです。
Q3. 静脈認証の利点は?
A3. 指や手の静脈は皮膚の下にあるため、偽造やコピーが難しく、精度と安全性のバランスが良い点が利点です。
A3. 指や手の静脈は皮膚の下にあるため、偽造やコピーが難しく、精度と安全性のバランスが良い点が利点です。
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