ITパスポート 2018年 春期 問95
問題文
情報セキュリティの物理的及び環境的セキュリティ管理策において、サーバへの電源供給が停止するリスクを低減するために使用される装置はどれか。
選択肢
ア:DMZ
イ:IDS
ウ:PKI
エ:UPS(正解)
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サーバへの電源供給が停止するリスクを低減する装置はどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
この問題で問われているのは「サーバへの電源供給が停止するリスクを低減するために使用される装置」です。電源の停止や瞬断(短い停電)に対して直接的に電力を供給してサービスを継続する装置は、UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)です。したがって、正解は エ です。
UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)は内部にバッテリを持ち、停電や電圧低下の際に瞬時に電力を供給してサーバやネットワーク機器の稼働を維持します。これにより、データの損失やサービス停止を防ぎます。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを探す:「電源供給が停止するリスク」「サーバ」「低減」など。
- 「電源」「停電」「バッテリ」「無停電」といった語と関連する装置を思い浮かべる。
- 選択肢を一つずつ照らし合わせる:電源対策に直接関係するのはどれかを判断する。
- 電源対策に該当する装置がUPSなので、それを選ぶ。
短く言うと、「電源が止まるリスクを減らす=電力をバックアップする装置=UPS」を探せばよいです。
選択肢別の誤答解説
-
ア: DMZ(DeMilitarized Zone:非武装地帯に由来する用語で、ITでは外部ネットワークと内部ネットワークの間に置く中間領域のこと)
→ ネットワークの区分や公開サーバの隔離に使う概念・構成です。電源供給や停電対策とは関係ありません。 -
イ: IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)
→ ネットワークやシステムへの不正アクセスや攻撃を検出する装置・ソフトです。セキュリティの監視に関するもので、電力バックアップ機能はありません。 -
ウ: PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)
→ 暗号や電子署名を安全に利用するための仕組み(鍵の発行・管理・信頼の仕組み)です。電源や物理環境の管理とは無関係です。 -
エ: UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)
→ 停電時に瞬時に電力を供給して機器を稼働させ続ける装置。これによりサーバの停止やデータ損失リスクを低減します。よって該当します。
よくある誤解
-
「セキュリティ機器=電源も守る」と考える誤解
→ IDSやファイアウォールは情報の不正アクセスを防ぐ/検出しますが、停電に対する対策は行いません。機能を混同しやすいので注意してください。 -
「データの冗長化(例:RAID)で停電は防げる」と思う誤解
→ RAIDなどはディスク障害に対する冗長化で、電源停止そのものは防げません。停電対策は電力側(UPSや発電機)で行います。 -
「UPSは無限に稼働する」と思う誤解
→ UPSはバッテリ容量に応じた短時間のバックアップを提供します。長時間の停電には発電機(ジェネレーター)など別の対策が必要です。
補足コラム
-
UPS の種類(簡単に)
- オンライン(ダブルコンバージョン)型:常にバッテリを経由して出力するため、瞬断や電圧変動に強い。
- ラインインタラクティブ型:通常は商用電源を使い、電圧調整や短い切替を行う。コストと性能のバランスが良い。
- オフライン(スタンバイ)型:最も単純で安価。停電時に切替えてバッテリ供給するが、切替時間が短く影響が出る場合がある。
選択時は「必要なバックアップ時間(何分〜何時間)」「保護したい機器の消費電力」を確認します。
-
実務での組み合わせ例
- 短時間の瞬断対策:UPS
- 長時間の停電対策:UPS+発電機(UPSで瞬断を吸収し、発電機が起動するまでつなぐ)
FAQ
Q1: UPS と発電機(ジェネレーター)はどちらが良いですか?
A1: 用途が違います。UPSは瞬時の無停電を保証するための装置で、サーバを安全にシャットダウンしたり発電機に繋ぐまでの短時間をカバーします。発電機は長時間の停電時に電力を供給します。多くの重要設備では両方を組み合わせます。
A1: 用途が違います。UPSは瞬時の無停電を保証するための装置で、サーバを安全にシャットダウンしたり発電機に繋ぐまでの短時間をカバーします。発電機は長時間の停電時に電力を供給します。多くの重要設備では両方を組み合わせます。
Q2: UPS はサージ(雷などの電圧スパイク)も防げますか?
A2: 多くのUPSはサージ保護機能を備えていますが、モデルによります。サージ対策専用の機器や適切な配電設計と併用するのが安全です。
A2: 多くのUPSはサージ保護機能を備えていますが、モデルによります。サージ対策専用の機器や適切な配電設計と併用するのが安全です。
Q3: サーバの可用性対策=UPSだけで十分ですか?
A3: 部分的には有効ですが、完全ではありません。UPSは電源障害対策の一部です。ネットワーク冗長化、データのバックアップ、冷却設備の冗長化など他の対策も重要です。
A3: 部分的には有効ですが、完全ではありません。UPSは電源障害対策の一部です。ネットワーク冗長化、データのバックアップ、冷却設備の冗長化など他の対策も重要です。
関連キーワード: 無停電電源装置、停電対策、バックアップ電源、冗長化、物理的セキュリティ

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