ITパスポート 2019年 秋期 問18
問題文
銀行などの預金者の資産を、AIが自動的に運用するサービスを提供するなど、金融業においてIT技術を活用して、これまでにない革新的なサービスを開拓する取組を示す用語はどれか。
選択肢
ア:FA
イ:FinTech(正解)
ウ:OA
エ:シェアリングエコノミー
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銀行などの預金者の資産を、AIが自動的に運用するサービスを提供するなど、金融業においてIT技術を活用して、これまでにない革新的なサービスを開拓する取組【ITパスポート 解説】
正解の理由
問題文は「銀行の預金者の資産をAIが自動的に運用するサービス」や「金融業におけるIT技術の活用」を示しています。これらは金融(Financial)と技術(Technology)を組み合わせた概念であり、英語の Financial Technology:金融分野の技術、を意味する FinTech に該当します。したがって正しい選択肢は イ です。
ここで出てくる用語の簡単な説明:
- FinTech(Financial Technology:金融にITを応用する技術やサービス)
- AI(人工知能:Artificial Intelligence:人間のような判断を補助・模倣する技術)
- ロボアドバイザー(robo-advisor:投資アルゴリズムで自動的に資産運用するサービス)
上記の理由により、AIで自動運用するサービスは FinTech の典型例です。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う:銀行、預金者の資産、AIが自動運用、金融業、IT技術の活用、革新的なサービス。
- その組合せが表す概念を考える:「金融+技術=FinTech」がすぐに連想される。
- 選択肢を照合する:FinTech に該当する選択肢(イ)を選ぶ。
- 他の選択肢が別分野であることを確認して除外する(下の選択肢別解説参照)。
短く言えば、「金融分野でITを使った新しいサービス」を示す語を探し、一致するものを選べばよい問題です。
選択肢別の誤答解説
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ア: FA
- FA(Factory Automation:工場の自動化)を指します。生産ラインの自動化やロボット導入など、製造現場の効率化に関する用語で、金融サービスの革新を意味するものではありません。よって誤りです。
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イ: FinTech
- FinTech(Financial Technology:金融分野におけるIT技術の活用)です。モバイル決済、P2Pレンディング、ブロックチェーンを使った決済、そして質問にある「AIによる自動運用(ロボアドバイザー)」などが含まれます。これが正解です。
-
ウ: OA
- OA(Office Automation:事務作業の効率化)を指します。文書作成やメール管理、会議の効率化などオフィス内作業のIT化であり、金融業の革新的サービス自体を表す語ではありません。誤りです。
-
エ: シェアリングエコノミー
- シェアリングエコノミー(sharing economy:モノやサービスを共有して使う仕組み)です。民泊や相乗り、シェアオフィスのように資産やサービスの共有に関する概念で、金融業でAIが資産運用する例とは直接の一致はありません。一部で支払い手段やプラットフォーム連携などがFinTechと関わることはありますが、問題の主旨とは違います。誤りです。
よくある誤解
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FinTech は「スマホ決済だけ」だと思い込む
- 実際には決済、投資、融資、保険(InsurTech)など金融全般にITを応用する広い概念です。
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ロボアドバイザー=ただの自動ツールで規制外だと思う
- ロボアドバイザーは金融サービスであり、各国の金融規制や説明義務が適用されます。完全に無規制とは限りません。
-
シェアリングエコノミーが出てくるとすぐに正解に迷う
- 「共有サービス」と「金融にITを適用すること」は重なる部分もありますが、問題文は「資産の自動運用」と明確なので FinTech が優先されます。
補足コラム
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FinTech の具体例
- ロボアドバイザー:投資家のリスク許容度に応じて自動でポートフォリオを組み替えるサービス。
- モバイル決済アプリ:スマホで支払いを完結するサービス。
- P2Pレンディング:個人同士を仲介して融資を行う仕組み。
- ブロックチェーン(blockchain:取引履歴をブロックでつなぎ改ざんを難しくする技術)を使った決済や記録管理。
-
なぜ FinTech が注目されるか
- 利便性の向上、手数料の低下、24時間利用可能といった利点があります。一方で、セキュリティやプライバシー、アルゴリズムの透明性といった課題もあります。
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覚え方のコツ
- 「Fin(金融) + Tech(技術)」と覚えると分かりやすいです。問題文に「金融」と「IT(AI)」の両方があるかを確認してください。
FAQ
Q1. 「AIを使っている=必ず FinTech ですか?
A1. AIを使って金融サービスを提供していれば FinTech と言えます。ただし、AI自体が他分野(例:工場の検査)で使われている場合は FinTech とは限りません。金融での利用かどうかがポイントです。
A1. AIを使って金融サービスを提供していれば FinTech と言えます。ただし、AI自体が他分野(例:工場の検査)で使われている場合は FinTech とは限りません。金融での利用かどうかがポイントです。
Q2. 銀行がやるサービスは全部 FinTech ですか?
A2. 銀行内の単なる事務効率化(OA)や工場向けシステム(FA)は FinTech とは呼びません。顧客向けに金融の価値を変える新しいITサービスが FinTech に当たります。
A2. 銀行内の単なる事務効率化(OA)や工場向けシステム(FA)は FinTech とは呼びません。顧客向けに金融の価値を変える新しいITサービスが FinTech に当たります。
Q3. FinTech を学ぶとどんな仕事に役立ちますか?
A3. 銀行や証券会社のIT企画、FinTechスタートアップのプロダクト開発、リスク管理や法令対応など、金融とITの両方に関わる職種で役立ちます。
A3. 銀行や証券会社のIT企画、FinTechスタートアップのプロダクト開発、リスク管理や法令対応など、金融とITの両方に関わる職種で役立ちます。
関連キーワード: FinTech、ロボアドバイザー、AI(人工知能)、自動資産運用、モバイル決済、P2Pレンディング、FA、OA、シェアリングエコノミー、API、ブロックチェーン、フィンテック規制

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