ITパスポート 2019年 秋期 問52
問題文
アジャイル開発において、短い間隔による開発工程の反復や、その開発サイクルを表す用語として、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:イテレーション(正解)
イ:スクラム
ウ:プロトタイピング
エ:ペアプログラミング
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アジャイル開発における開発サイクルの用語はどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
アジャイル開発(英: Agile development:短い周期で繰り返し進めるソフトウェア開発手法)で「短い間隔による開発工程の反復」や「その開発サイクル」を指す語として最も適切なのは ア(イテレーション)です。
イテレーション(英: iteration:反復、繰り返しの意)は、一定期間で計画・実装・評価を行い、次の周期でもう一度繰り返す「短い開発サイクル」をそのまま表す用語だからです。たとえば「1週間ごとに機能を作って確認する」ようなプロセスがイテレーションです。
イテレーション(英: iteration:反復、繰り返しの意)は、一定期間で計画・実装・評価を行い、次の周期でもう一度繰り返す「短い開発サイクル」をそのまま表す用語だからです。たとえば「1週間ごとに機能を作って確認する」ようなプロセスがイテレーションです。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う:「短い間隔」「反復」「開発サイクル」
- 各選択肢の意味を確認する(簡単に思い浮かべる):
- イテレーション:反復するサイクルそのもの
- スクラム:アジャイルの進め方(フレームワーク)
- プロトタイピング:試作(プロトタイプ)を作る手法
- ペアプログラミング:2人でコードを書く作業手法
- 「開発サイクルを表す語」かどうかで絞る。サイクルを直接指すのはイテレーション。
- よってイテレーション(ア)を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:イテレーション(iteration)
意味:反復する短い開発サイクルそのもの。問題文の条件に一致するため正解です。語源はラテン語の「繰り返す(to repeat)」に由来します。 - イ:スクラム(Scrum)
意味:アジャイル開発のフレームワーク(枠組み)。チームの役割やミーティングの進め方、スプリント(後述)などを定めます。スクラム自体は「方法論」であり、具体的な「サイクルの呼び名」としては使えません(スクラム内ではスプリントを回す)。 - ウ:プロトタイピング(prototyping)
意味:試作品(プロトタイプ)を早く作って検証する手法。短いサイクルで試すという側面はありますが、「開発サイクルそのもの」を指す語ではありません。 - エ:ペアプログラミング(pair programming)
意味:2人1組で同じコードを共同作業する技術(XP=エクストリームプログラミングの一部)。作業手法であり、サイクル(期間)を表す語ではありません。
よくある誤解
- 「スクラム」と「イテレーション」を同じ意味と考える誤解
- スクラムはフレームワークの名前で、その中で短い期間を「スプリント(sprint)」と呼ぶ点に注意。スプリントはイテレーションの一種ですが、スクラムそのものが「サイクルの名前」ではありません。
- 「プロトタイプを作ること=イテレーション」と考える誤り
- プロトタイピングは「何を作って検証するか」の手段です。それを行う期間やサイクルがイテレーションです。
- 「短い作業=ペアプログラミング」と混同する誤解
- ペアプログラミングは人の作業形態です。期間や反復の概念とは別です。
補足コラム
- スプリント(英: sprint)は「短距離走」の意味で、スクラムで使われる「通常1〜4週間の開発期間」を指します。スクラムのスプリントはイテレーション(反復サイクル)の具体例と考えてよいです。
- イテレーションは「反復して価値を積み重ねる」ことが目的です。短い周期で動くことで早くフィードバックを得て、仕様変更や改善を素早く反映できます。
- 覚え方のコツ:
- イテレーション = 「回す(繰り返す)期間」
- スクラム = 「回し方(仕組み)」
- プロトタイピング = 「まず試作して確かめる」
- ペアプログラミング = 「2人でコードを書く」
FAQ
Q1: スプリントとイテレーションは同じですか?
A1: 実務ではほぼ同じ意味で使われることが多いです。スプリントはスクラムに特有の呼び方で、イテレーションはより一般的な「反復周期」を指します。
A1: 実務ではほぼ同じ意味で使われることが多いです。スプリントはスクラムに特有の呼び方で、イテレーションはより一般的な「反復周期」を指します。
Q2: イテレーションの長さは決まっていますか?
A2: 決まっていません。一般的には1〜4週間が多いですが、チームやプロジェクトに合わせて調整します。大切なのは定期的にフィードバックを得ることです。
A2: 決まっていません。一般的には1〜4週間が多いですが、チームやプロジェクトに合わせて調整します。大切なのは定期的にフィードバックを得ることです。
Q3: アジャイルでは必ずイテレーションを使いますか?
A3: 多くのアジャイル手法は短い反復を重視しますが、必ずしも形式的に「イテレーション」と呼ばない場合もあります。考え方として「短い周期で改善する」が重要です。
A3: 多くのアジャイル手法は短い反復を重視しますが、必ずしも形式的に「イテレーション」と呼ばない場合もあります。考え方として「短い周期で改善する」が重要です。
Q4: ペアプログラミングはイテレーションの中で使えますか?
A4: はい。ペアプログラミングはイテレーションの一部の作業手法として使えます。目的に応じて併用することが一般的です。
A4: はい。ペアプログラミングはイテレーションの一部の作業手法として使えます。目的に応じて併用することが一般的です。
関連キーワード: イテレーション、スプリント、スクラム、プロトタイピング、ペアプログラミング、アジャイル手法

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