ITパスポート 2019年 秋期 問75
問題文
アクティビティトラッカの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:PCやタブレットなどのハードウェアのROMに組み込まれたソフトウェア
イ:一定期間は無料で使用できるが、継続して使用する場合は、著作権者が金品などの対価を求めるソフトウェアの配布形態の一つ、又はそのソフトウェア
ウ:ソーシャルメディアで提供される、友人や知人の活動状況や更新履歴を配信する機能
エ:歩数や運動時間、睡眠時間などを、搭載された各種センサによって計測するウェアラブル機器(正解)
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アクティビティトラッカの説明として、適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢 エ が正しい理由は、アクティビティトラッカとは「歩数や運動時間、睡眠時間などの身体活動を記録・計測する機器」のことを指すからです。アクティビティトラッカは多くの場合、腕時計型やバンド型のウェアラブル機器(ウェアラブル機器:身に着けて使う電子機器。英語: wearable)で、内蔵された各種センサ(センサ:周囲の情報を電気信号に変える部品。英語: sensor)で身体の動きを検出してデータを取ります。代表例は Fitbit や Apple Watch の活動計測機能です。これらは歩数(加速度センサなどで検出)や心拍数(心拍センサ)や睡眠の浅深を計測します。したがって、説明として最も当てはまるのが エ です。
解法ステップ
- 用語を分解して考える:「アクティビティ(activity)」=活動、「トラッカ(tracker)」=追跡・記録するもの。つまり「活動を記録するもの」を想像します。
- 各選択肢のキーワードを照合する:歩数・運動・睡眠・センサが含まれる選択肢が、活動の計測・記録に合致するか確認します。
- ハードウェアかソフトウェアか、配布形態か機能かを区別する:問題は「説明」を問うているため、機能や用途に合致する選択肢を選びます。
- 最終判断:上の照合で「歩数や運動時間、睡眠時間をセンサで計測するウェアラブル機器」が該当するため エ を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア: 「PCやタブレットなどのハードウェアのROMに組み込まれたソフトウェア」
→ これはファームウェアや組み込みソフトウェアの説明です。ROM(読み出し専用メモリ:電源を切っても内容が残る記憶領域)に常駐するソフトを指します。アクティビティトラッカとは用途が違います。 - イ: 「一定期間は無料で使用できるが、継続して使用する場合は対価を求める配布形態」
→ これはシェアウェア(英語: shareware)やトライアルソフトの説明です。配布形態の話で、機器やセンサによる計測とは無関係です。 - ウ: 「ソーシャルメディアで友人や知人の活動状況や更新履歴を配信する機能」
→ これはアクティビティフィードやニュースフィードの説明に近いです。名前に「アクティビティ」が入るため紛らわしいですが、計測する機器ではなく情報の流れ(ソーシャル機能)です。 - エ: 「歩数や運動時間、睡眠時間などを、搭載された各種センサによって計測するウェアラブル機器」
→ これがアクティビティトラッカの正しい説明です。センサで身体活動を自動で記録する点が決め手です。
よくある誤解
- 名前に「アクティビティ」があるからソーシャルの「アクティビティフィード」と同じと考える。
- 実際は「アクティビティ(活動)」を「計測する/記録する」か、「表示・共有する」かで全く別物です。
- アクティビティトラッカは必ず専用の機器(バンド・時計)だと考える。
- スマートフォンにも加速度センサやGPSがあり、アプリで同様の計測ができます。機器かアプリかを区別することが重要です。
- アクティビティトラッカはソフトウェアの配布形態(シェアウェア等)だと思う。
- 機能(計測)を示す用語で、配布形態の話とは無関係です。
補足コラム
- 主な搭載センサと役割
- 加速度センサ(accelerometer):歩行や動きの強さ・方向を検出。歩数計に使われます。
- ジャイロ(角速度センサ):姿勢や向きの変化を検出。動作の精度向上に寄与します。
- GPS(Global Positioning System:全地球測位システム):移動距離やルートを測る。屋外ランニングで有効です。
- 心拍センサ(heart rate sensor):心拍数を計測し、運動負荷や安静時心拍を測定します。
- プライバシーとバッテリーの注意点
- 活動データは健康情報に近く、取り扱いに注意が必要です。データ共有設定やアプリの権限を確認してください。
- センサと通信で電池を消耗します。設定で測定頻度を調整すると電池持ちが改善します。
FAQ
Q. スマートフォンの歩数計アプリはアクティビティトラッカになりますか?
A. はい。スマホの内蔵センサ(加速度センサやGPS)とアプリを使えば、アクティビティトラッカと同様の機能を果たせます。専用のウェアラブルの方が常時装着しやすく、測定精度やバッテリー持ちで有利なことが多いです。
A. はい。スマホの内蔵センサ(加速度センサやGPS)とアプリを使えば、アクティビティトラッカと同様の機能を果たせます。専用のウェアラブルの方が常時装着しやすく、測定精度やバッテリー持ちで有利なことが多いです。
Q. アクティビティトラッカは健康管理にどれほど役立ちますか?
A. 日々の歩数や睡眠パターンを可視化することで生活習慣の改善につながります。ただし医療機器ではないため、診断や治療は医師の判断が必要です。
A. 日々の歩数や睡眠パターンを可視化することで生活習慣の改善につながります。ただし医療機器ではないため、診断や治療は医師の判断が必要です。
Q. 個人情報が心配です。どう対策すればよいですか?
A. アプリのデータ同期設定を確認し、不必要なクラウド共有をオフにする、パスワードや二段階認証を使うなどが有効です。
A. アプリのデータ同期設定を確認し、不必要なクラウド共有をオフにする、パスワードや二段階認証を使うなどが有効です。
関連キーワード: アクティビティトラッカ、ウェアラブル機器、センサ、加速度センサ、心拍センサ、GPS、ファームウェア、シェアウェア

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