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ITパスポート 2019年 秋期 76


問題文

ある商品の月別の販売数を基に売上に関する計算を行う。セルB1に商品の単価が、セルB3~B7に各月の商品の販売数が入力されている。セルC3に計算式B$1*合計(B$3:B3)/個数(B$3:B3)を入力して、セルC4~C7に複写したとき、セルC5に表示される値は幾らか。
ITパスポート 2019年 秋期  問76の問題画像

選択肢

6
6,000(正解)
9,000
18,000

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セル参照と平均の計算【ITパスポート 解説】

正解の理由

セルC3に入力された式は B3:B3) / 個数(B1)×B3~B5の合計 ÷ B3~B5の個数」となり、10 + 8 + 0 = 18(合計)、個数は3(数値セル3つ)なので平均は6。単価1,000を掛けると 6,000 になります。したがって選択肢のうち (6,000)が正解です。

解法ステップ

  1. 元の式の解釈
    • Bがあるので「行1が固定」されます(複写しても行番号1のまま)。
    • 合計(B3:B3):最初は上端も下端も3行目ですが、下端(後ろのB3)は複写先に応じて変わります。
  2. C3の式をC5に複写したときの範囲
    • 複写先が2行下(C3→C5)なので、合計の範囲は Bで固定、下端は移動)。
  3. 実際の数値代入と計算
    • B3 = 10、B4 = 8、B5 = 0 → 合計 = 10 + 8 + 0 = 18
    • 個数(COUNT)は数値が入っているセルの個数を数える → 3
    • 平均 = 18 ÷ 3 = 6
    • 単価 B$1 = 1,000 → 1,000 × 6 = 6,000
  4. よって C5 に表示される値は 6,000()。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 6
    • 平均だけ(18 ÷ 3 = 6)を答えてしまい、単価(B$1 = 1,000)を掛け忘れたケースです。
  • : 6,000
    • 正解。平均(6)に単価(1,000)を掛けて求めた値です。
  • ウ: 9,000
    • 「個数」を 2 と誤って数えた場合の値になります(例:0 を「販売していない=数えない」と誤解して B3,B4 のみで平均 18 ÷ 2 = 9 とする)。0を数値として正しく数えると個数は3です。
  • エ: 18,000
    • 合計 18 に単価1,000を掛けてしまい、平均で割る(/個数)を忘れた場合の値です。

よくある誤解

  1. $ の意味を逆に理解する
    • 1 は「列Bは相対、行1は固定」なので、列をまたいでコピーすると列は変わるが行は1のまま、縦にコピーしても行は1のままです。
  2. 0(ゼロ)を「空欄」と見なす誤り
    • COUNT(個数)は数値が入っているセルを数えます。0も数値なのでカウントされます。空文字や完全に空のセルはカウントされません。
  3. 合計と平均を混同する
    • 合計(SUM)と平均(平均=SUM/COUNT)は別です。問題の式では「合計 ÷ 個数」で平均を出してから単価を掛けています。

補足コラム

  • 関数の簡単な説明(初心者向け)
    • SUM(合計): 指定範囲の数を全部足す関数。英語名は SUM(sum = 合計)。
    • COUNT(個数): 指定範囲で「数値が入っているセルの個数」を返す関数(0も数値なので含む)。英語名は COUNT。
    • COUNTA(非空の個数): 空でないセルの個数を数える(文字列も含む)。英語名は COUNTA。
    • AVERAGE(平均): 範囲の平均値を直接返す関数。SUM/COUNT と同じ結果になります(条件によりCOUNTかCOUNTAを使い分ける点に注意)。
  • $(ドル)の使い方の覚え方
    • A1(行固定)、$A1(列固定)。列固定だとコピーしても A列のまま、行固定だとコピーしても1行のままです。

FAQ

Q1. COUNT と COUNTA の違いは?
A1. COUNT は「数値が入っているセル」を数えます。COUNTA は「空でないセル」を数えます(文字列も含む)。0はCOUNTでカウントされます。
Q2. 範囲参照の上下どちらかに 3)の行に がないと、コピー先に応じてその下端の行番号が変わります。今回の問題では上端を固定し、下端がコピーごとに伸びていく「累積範囲」になっています。
Q3. 「平均」を直接求めるには?
A3. AVERAGE(B1*AVERAGE(B$3:B5) と書けます。

関連キーワード: 表計算、絶対参照、相対参照、SUM、COUNT、AVERAGE, COUNTA
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