ITパスポート 2019年 秋期 問89
問題文
OSS (Open Source Software)に関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
① Webサーバとして広く用いられているApache HTTP ServerはOSSである。
② WebブラウザであるInternet ExplorerはOSSである。
③ ワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどを含むビジネス統合パッケージは開発されていない。
選択肢
ア:①(正解)
イ:①、②
ウ:②、③
エ:③
🔒 解説は解答すると表示されます
OSS (Open Source Software)に関する記述【ITパスポート 解説】
正解の理由
まず OSS(Open Source Software:ソースコードが公開され、改変・再配布が許されるソフトウェア)という定義を押さえます。
この定義に照らすと、①の「Apache HTTP ServerはOSSである」は正しいです。Apache HTTP Serverは「Apache Software Foundation」が公開するソフトで、ソースコードが公開され、Apache License(オープンソース用の許諾条件)で配布されています。
一方、②の「Internet ExplorerはOSSである」は誤りです。Internet Explorerはマイクロソフト(Microsoft)が提供するプロプライエタリ(独自)ソフトウェアで、ソースコードは公開されていません。
③の「ワープロ・表計算・プレゼンテーションを含むビジネス統合パッケージは開発されていない」も誤りです。LibreOffice や Apache OpenOffice のようなオープンソースの統合オフィススイートが存在しますし、Microsoft Office のような商用パッケージも長年にわたり開発・提供されています。
この定義に照らすと、①の「Apache HTTP ServerはOSSである」は正しいです。Apache HTTP Serverは「Apache Software Foundation」が公開するソフトで、ソースコードが公開され、Apache License(オープンソース用の許諾条件)で配布されています。
一方、②の「Internet ExplorerはOSSである」は誤りです。Internet Explorerはマイクロソフト(Microsoft)が提供するプロプライエタリ(独自)ソフトウェアで、ソースコードは公開されていません。
③の「ワープロ・表計算・プレゼンテーションを含むビジネス統合パッケージは開発されていない」も誤りです。LibreOffice や Apache OpenOffice のようなオープンソースの統合オフィススイートが存在しますし、Microsoft Office のような商用パッケージも長年にわたり開発・提供されています。
したがって正しい組合せは ア(①のみ)です。
解法ステップ
- 「OSS」の意味を確認する(ソースコードが公開され、利用・改変・再配布が許されるかどうか)。
- 各記述について、そのソフトの提供形態(公開されているか、ベンダーが独自に管理しているか)をチェックする。
- ① Apache HTTP Server → 提供元(Apache Software Foundation)とライセンス(Apache License)を確認 → OSS。
- ② Internet Explorer → 提供元(Microsoft)と公開状況を確認 → ソース非公開 → 非OSS。
- ③ オフィス統合パッケージの存在を検索 → LibreOffice などのOSSと Microsoft Office などの商用製品が存在 → 記述は誤り。
- 正しい記述だけを含む選択肢を選ぶ(今回の正答は ア)。
選択肢別の誤答解説
- ア: ①のみ — 正しい。Apache HTTP Server は OSS。
- イ: ①、② — ②が誤りのため不正解。Internet Explorer は OSS ではない。
- ウ: ②、③ — 両方誤りのため不正解。
- エ: ③ — ③は誤り(統合オフィススイートは存在する)ので不正解。
よくある誤解
- 「OSS は無料(タダ)である」
- 誤解です。多くのOSSは無償で配布されますが、ライセンスは利用・改変・再配布の条件を定めます。商用利用や有償サポートも可能です。無料=無条件に使える、ではありません。
- 「OSS だからサポートがない・品質が低い」
- 誤解です。大規模なOSSは活発なコミュニティや商用サポートがあり、品質や信頼性は十分高いです。例:Apache HTTP Server や LibreOffice。
- 「オープンソースとフリーソフトは同じ」
- 近い概念ですが微妙に違います。フリーソフト(free software)は「自由」を重視する運動的な側面、オープンソースは開発手法や実務的メリットを強調する用語です。試験では「ソース公開・改変可」がキーワードです。
補足コラム
- ライセンスの種類(簡単に)
- GPL(GNU General Public License:コピーレフト系)
- 改変・再配布は可能だが、派生物も同じライセンスで公開する必要がある場合がある。
- MIT License や Apache License(許容的ライセンス)
- 比較的緩やかで、ソースの利用や組み込みがしやすい。
- GPL(GNU General Public License:コピーレフト系)
- ブラウザの例
- Firefox は OSS(Mozilla が公開)です。Google Chrome は Google の製品だが、Chromium(その元になっているプロジェクト)は OSS。Internet Explorer は OSS ではありません。
- 実務でのポイント
- 会社でOSSを使うときは、ライセンス条件を確認すること。特に製品に組み込む場合は注意が必要です。
FAQ
Q1: OSS は商用利用できますか?
A1: ほとんどのOSSライセンスは商用利用を許可します。ただしライセンスごとに条件(ソース公開義務など)があるので確認が必要です。
A1: ほとんどのOSSライセンスは商用利用を許可します。ただしライセンスごとに条件(ソース公開義務など)があるので確認が必要です。
Q2: 無料ソフトとOSSの違いは?
A2: 無料ソフトは「無料で使える」ことを指します。OSSは「ソースコードが公開され、改変・再配布が許される」ことを指します。重なる場合もありますが、別の概念です。
A2: 無料ソフトは「無料で使える」ことを指します。OSSは「ソースコードが公開され、改変・再配布が許される」ことを指します。重なる場合もありますが、別の概念です。
Q3: Internet Explorer は現在も使われていますか?
A3: Internet Explorer は過去に広く使われましたが、マイクロソフトは新しいブラウザ Edge に移行しています。どちらもプロプライエタリ(非OSS)です。
A3: Internet Explorer は過去に広く使われましたが、マイクロソフトは新しいブラウザ Edge に移行しています。どちらもプロプライエタリ(非OSS)です。
Q4: Apache HTTP Server って何?
A4: Webサーバ(サービスを提供するコンピュータ上で、Webページなどを配信するソフトウェア)の代表的なOSSです。多くのWebサイトで利用されています。
A4: Webサーバ(サービスを提供するコンピュータ上で、Webページなどを配信するソフトウェア)の代表的なOSSです。多くのWebサイトで利用されています。
関連キーワード: オープンソース, ライセンス, Apache HTTP Server, Internet Explorer, LibreOffice, Apache License, GPL, MIT License, ブラウザ, Webサーバ

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