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ITパスポート 2019年 秋期 90


問題文

交通機関、店頭、公共施設などの場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムはどれか。

選択肢

cookie
RSS
デジタルサイネージ(正解)
ディジタルデバイド

🔒 解説は解答すると表示されます

ネットワーク接続のディスプレイで情報を発信するシステムはどれか【ITパスポート 解説】

正解の理由

問題文は「交通機関、店頭、公共施設などの場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステム」を問うています。こうした用途を指す言葉は「デジタルサイネージ(電子看板)」です。したがって選択肢の中では が該当します。
  • デジタルサイネージはネットワーク経由で表示内容を更新・配信できます。
  • 駅の到着案内、店頭の広告、空港の案内表示など、問題に挙がる場面と一致します。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを拾う:ネットワークに接続、ディスプレイ、電子的な表示機器、交通機関/店頭/公共施設。
  2. 選択肢の意味を簡単に思い出す:
    • cookie → ウェブブラウザに保存される小さなデータ
    • RSS → ウェブ記事の配信(後述)
    • デジタルサイネージ → ネット接続の表示機器による情報発信
    • デジタルデバイド → 情報格差(社会的な用語)
  3. 問題文と意味を照らし合わせて最も一致するものを選ぶ: が完全に一致する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: cookie
    cookie(クッキー)は、ウェブサイトが利用者のブラウザに保存する小さなデータのことです。ログイン情報や閲覧履歴の一部保存、広告の追跡などに使われます。表示用ディスプレイそのものや、ディスプレイに表示する仕組みを指しません。
  • イ: RSS
    RSS(Really Simple Syndication:ウェブコンテンツ配信のための仕組み)は、ニュースやブログ記事の更新情報を自動で配信するフォーマットです。コンテンツの「配信方法」に当たりますが、問題のように現地のディスプレイを指す言葉ではありません。RSSは配信元→受信側(例:ニュースリーダー)に情報を渡す技術であり、ディスプレイのハードや運用形態とは別です。
  • ウ: デジタルサイネージ
    デジタルサイネージは「電子的な表示機器(ディスプレイ)を使って情報を発信するシステム」で、ネットワークに接続して遠隔から表示内容を更新したり、時間帯で内容を切り替えたりできます。駅や店舗、公共施設で使われる例がまさにこれです。以上から問題文の条件と一致します。
  • エ: デジタルデバイド
    デジタルデバイド(情報格差)は、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)へのアクセスや使いこなしの差によって生じる社会的な格差を指す用語です。システムや機器ではなく、社会問題を表す概念なので該当しません。

よくある誤解

  1. RSS を「ディスプレイに表示する仕組み」だと誤解する
    • RSSはコンテンツを配信するためのデータ形式であり、実際に人の目に見える表示を行うハードや運用(デジタルサイネージ)とは役割が違います。
  2. cookie を「店舗の電子タグ」や「表示機器」と混同する
    • cookieはユーザー側のブラウザに保存される情報で、ディスプレイや看板の機能ではありません。用途がまったく異なります。
  3. 「デジタル~」という言葉を見ただけで正解にしてしまう
    • デジタルという語は多くの選択肢に含まれます。重要なのは「どの文脈で使われているか(機器・配信・社会問題など)」を確認することです。

補足コラム

デジタルサイネージの仕組み(ざっくり)
  • ディスプレイ(表示装置):テレビや大型モニター。
  • プレイヤー(再生機):ディスプレイに動画や画像を送る小型コンピュータ。
  • ネットワーク:有線LANやWi‑Fiで中央の管理サーバとつなぐ。
  • コンテンツ管理システム(CMS:Content Management System、コンテンツを管理・配信するソフト)
    • CMSでスケジュール設定や配信先の管理を行い、各プレイヤーに表示内容を送ります。
活用例と利点
  • 店頭プロモーション:時間帯や客層に応じて表示を変えられる。
  • 交通機関:運行情報や遅延情報を即時に配信できる。
  • 緊急情報:災害時の避難指示や注意喚起を一斉に表示可能。
注意点(運用・技術)
  • セキュリティ:不正アクセスで表示内容が改竄されると問題になるため認証やネットワークの保護が必要です。
  • 障害対策:ネット切断時の表示やローカル保存の仕組みがあるか確認します。
(用語メモ)
  • CMS(Content Management System):コンテンツ管理システム。配信する画像や動画、スケジュールの管理を行うソフト。
  • IoT(Internet of Things:モノのインターネット):機器同士がネットでつながる概念。デジタルサイネージもネット接続機器の一つと考えられます。

FAQ

Q1. デジタルサイネージと普通のテレビの違いは何ですか?
A1. ハード的には似ていますが、デジタルサイネージはネットワークで遠隔から表示内容を管理・配信できる点が特徴です。スケジュール管理や複数画面の一括制御ができます。
Q2. RSSが店のディスプレイに直接関係することはありませんか?
A2. 間接的にはありえます。例えばニュースRSSをCMSが読み込み、その内容を店舗のサイネージに表示する仕組みは作れます。ただしRSS自体は「配信データ」の形式であり、表示機器そのものではありません。
Q3. デジタルサイネージはネットにつながなくても使えますか?
A3. 一部は可能です。ローカルでの再生(ネット断時に保存したコンテンツを表示)やスケジュール機能を持つ機器もありますが、ネット接続があると遠隔更新や一斉配信などの利点を最大限に活かせます。

関連キーワード: デジタルサイネージ、電子看板、ディスプレイ、CMS、表示装置、コンテンツ配信、電子掲示、IoT、情報配信、広告配信
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