ITパスポート 2019年 春期 問46
問題文
ユーザからの問合せに効率よく迅速に対応していくために、ユーザがWeb上の入力エリアに問合せを入力すると、システムが会話形式で自動的に問合せに応じる仕組みとして、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:レコメンデーション
イ:チャットボット(正解)
ウ:エスカレーション
エ:FAQ
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問題:ユーザがWeb上の入力エリアに問合せを入力すると、システムが会話形式で自動的に問合せに応じる仕組みとして、最も適切なものはどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
この問題で求められているのは「ユーザがWebの入力欄に文字を入れると、システムが会話形式で自動的に応答する仕組み」です。会話形式で自動応答を行う仕組みはチャットボット(chatbot:会話を自動で行うプログラム)です。したがって、選択肢の中では イ(チャットボット)が最も適切です。
ポイントを分かりやすく言うと、
- 「入力エリアに問合せを入力」→ ユーザが文章を送る動作
- 「会話形式で自動的に応じる」→ 自動で対話を返す機能 これらを満たすのがチャットボットです。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う
- 「Web上の入力エリアに問合せを入力」
- 「会話形式で自動的に問合せに応じる」
- 各選択肢が何を意味するかを簡単に確認する
- レコメンデーション(推奨を提示する仕組み)
- チャットボット(会話を自動で行うプログラム)
- エスカレーション(問題を上位担当へ引き継ぐこと)
- FAQ(よくある質問とその回答をまとめたもの)
- 「会話形式で自動応答する」に一致する選択肢を選ぶ
- 会話を自動で行うのはチャットボットなので イ を選ぶ
この手順で考えれば迷わず答えを出せます。
選択肢別の誤答解説
-
ア: レコメンデーション
レコメンデーション(推薦機能:ユーザの行動や嗜好に基づき商品や情報を推薦する仕組み)は、提案や一覧の提示が中心です。会話形式でユーザの問いに応じることを主目的にはしていません。したがって該当しません。 -
イ: チャットボット
チャットボット(会話を自動で行うプログラム)は、ユーザからのテキスト入力に対して自動で返信を行い、会話の流れで案内や問題解決をします。問題文の条件(Webの入力エリア、会話形式、自動応答)に合致するため正解です。 -
ウ: エスカレーション
エスカレーション(問題や問い合わせをより高度な担当者に引き継ぐこと)は、対応の流れや担当者の移行を指します。これは「自動で会話する仕組み」ではなく、むしろチャットボットなどで解決できない場合に人に回す運用です。よって不適切です。 -
エ: FAQ
FAQ(Frequently Asked Questions:よくある質問とその回答を一覧にしたもの)は、ユーザが自分で質問を探して読む形式です。自動で会話を返す仕組みではなく、会話形式の自動応答とは異なります。
よくある誤解
-
「FAQとチャットボットは同じ」と考える誤解
- FAQは静的な一覧です。チャットボットは対話形式で質問を受け取り、その場で回答を返します。チャットボットは内部でFAQを参照することがありますが、仕組みとしては別物です。
-
「レコメンデーションも会話に見える」誤解
- レコメンドは提案が目的で、会話の流れを作ることは主目的ではありません。おすすめを表示するだけでは「会話形式で応答する」とは言えません。
-
「エスカレーションが自動応答の一部」と混同する誤解
- エスカレーションは運用ルール(人に引き継ぐ)です。チャットボットは自動で応答しますが、対応不能時にエスカレーションする機能を持たせることはあります。役割が違う点を区別しましょう。
補足コラム
チャットボットには主に2種類あります。
- ルールベース型:決められたルールやキーワードに従って応答する。実装が比較的簡単で予測可能です。例:決まったメニューに答える窓口。
- AI(機械学習)型:自然言語処理(NLP:Natural Language Processing、人の言葉をコンピュータが理解する技術)を使い、より柔軟に応答します。学習により応答の精度が上がりますが、導入や運用がやや複雑です。
実務では、まずFAQを整理してルールベースのチャットボットを置き、徐々にAI型に移行するケースが多いです。また、チャットボットが対応できない場合のために「エスカレーション(担当者へつなぐ)」を組み合わせると顧客満足度が高まります。
FAQ
Q1: チャットボットと自動応答メールは同じですか?
A1: 異なります。自動応答メールは受信メールに対する定型返信で、会話形式の双方向性は限られます。チャットボットはリアルタイムで対話を続けられる点が特徴です。
A1: 異なります。自動応答メールは受信メールに対する定型返信で、会話形式の双方向性は限られます。チャットボットはリアルタイムで対話を続けられる点が特徴です。
Q2: Web上の問い合わせフォームはチャットボットですか?
A2: 問い合わせフォームはユーザが入力して送信する仕組みですが、そのままでは会話形式で自動応答しません。フォームの送信後に自動で会話を始めるシステムがある場合、それがチャットボットです。
A2: 問い合わせフォームはユーザが入力して送信する仕組みですが、そのままでは会話形式で自動応答しません。フォームの送信後に自動で会話を始めるシステムがある場合、それがチャットボットです。
Q3: 小さな会社でもチャットボットは導入できますか?
A3: はい。ルールベースの簡易チャットボットは比較的低コストで導入可能です。まずは頻度の高い質問を整理して自動応答を用意することをおすすめします。
A3: はい。ルールベースの簡易チャットボットは比較的低コストで導入可能です。まずは頻度の高い質問を整理して自動応答を用意することをおすすめします。
関連キーワード: チャットボット、FAQ、自動応答、エスカレーション、レコメンド、自然言語処理、顧客サポート

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