ITパスポート 2020年 秋期 問65
問題文
PCやスマートフォンなどの表示画面の画像処理用のチップとして用いられているほか、AIにおける膨大な計算処理にも利用されているものはどれか。
選択肢
ア:AR
イ:DVI
ウ:GPU(正解)
エ:MPEG
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表示画面の画像処理用のチップやAIの膨大な計算に使われるものはどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
表示画面の画像処理用のチップや、AI(人工知能)の膨大な計算処理に使われるのは ウ の GPU です。
GPU(Graphics Processing Unit:グラフィックス処理装置)は、画面に画像や動画を速く表示するために大量の同じような計算を同時に処理する設計になっています。AIの学習や推論でも「同じ種類の計算を大量に並列で行う」ため、GPUの特徴がそのまま役立ちます。よって問題文の「画像処理用のチップ」「AIの膨大な計算処理」の両方に当てはまるのは GPU です。
GPU(Graphics Processing Unit:グラフィックス処理装置)は、画面に画像や動画を速く表示するために大量の同じような計算を同時に処理する設計になっています。AIの学習や推論でも「同じ種類の計算を大量に並列で行う」ため、GPUの特徴がそのまま役立ちます。よって問題文の「画像処理用のチップ」「AIの膨大な計算処理」の両方に当てはまるのは GPU です。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを見つける:
- 「表示画面の画像処理用のチップ」→ グラフィックスに関係するハードウェア
- 「AIにおける膨大な計算処理」→ 大量の計算を高速にできる装置
- 選択肢の意味を確認する(略語の意味を思い出す):GPU がグラフィックス用のプロセッサで、並列処理が得意であることを思い出す。
- 並列処理が得意で、画像表示とAI計算の両方に使えるものを選ぶ → ウ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: AR(Augmented Reality:拡張現実)
説明:現実の映像に情報を重ねて表示する技術やアプリのことです。ハードウェアのチップ名ではなく「技術の種類」です。したがって問題の「チップ」とは異なります。 -
イ: DVI(Digital Visual Interface:デジタル映像用の接続規格)
説明:パソコンとモニタをつなぐ映像出力の規格です。ケーブルや端子の種類であり、画像処理を行う「チップ」ではありません。端子(接続)と処理装置(チップ)を混同しないようにします。 -
ウ: GPU(Graphics Processing Unit:グラフィックス処理装置)
説明:画面表示のための描画処理を速くする専用プロセッサです。多数の演算ユニットで同時に処理する「並列処理」が得意で、その性質がAIの大量計算にも向きます。したがって最も適切です。 -
エ: MPEG(Moving Picture Experts Group:動画圧縮の標準化団体およびその規格名)
説明:動画や音声を圧縮するための規格(例:MPEG-2、MPEG-4)です。これも「処理をするチップ」ではなく、データの形式や圧縮方式を指します。
よくある誤解
-
「GPUはグラフィックだけのもの」
誤解:GPUは単に映像表示だけに使われると思われがちです。
正解:GPUは同じ計算を大量に並行して処理するため、AIの学習・推論などにも広く使われます。 -
「DVIやMPEGがチップ名だと思う」
誤解:DVIやMPEGを見てチップ(ハード)だと誤認することがあります。
正解:DVIは接続規格、MPEGは圧縮規格(標準)であり、いずれもチップそのものではありません。 -
「GPUとCPUは同じ働きをする」
誤解:CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)と同じだと考える。
正解:CPUは多様な処理を順序立ててこなすのが得意、GPUは同じ種類の計算を並列で大量に処理するのが得意です。
補足コラム
- 並列処理のイメージ:製造ラインで同じ作業をたくさんの作業員が同時に行うのがGPU、1人で複数の異なる作業を順にこなすのがCPUと考えるとイメージしやすいです。
- GPU の代表的なメーカーには NVIDIA(エヌビディア)や AMD(エーエムディー)があります。スマートフォン向けには Qualcomm の Adreno(アドレノ)や ARM の Mali(マリ)などのモバイルGPUが使われます。
- AIの用途では、GPUの他に TPU(Tensor Processing Unit:Google が開発したAI向けプロセッサ)などの専用アクセラレータも使われます。GPUは汎用的で導入しやすいため広く利用されています。
FAQ
Q. GPU と CPU の違いは何ですか?
A. CPU(中央処理装置)は多様な作業を順に処理するのに向きます。GPU(グラフィックス処理装置)は多数の同じ計算を同時に行う並列処理に向きます。AIの行列計算は並列処理に合うためGPUがよく使われます。
A. CPU(中央処理装置)は多様な作業を順に処理するのに向きます。GPU(グラフィックス処理装置)は多数の同じ計算を同時に行う並列処理に向きます。AIの行列計算は並列処理に合うためGPUがよく使われます。
Q. スマートフォンにも GPU は入っていますか?
A. はい。スマホにも表示やゲーム用に小型の GPU(例:Adreno、Mali)が搭載されています。これらも並列処理の能力を持ちます。
A. はい。スマホにも表示やゲーム用に小型の GPU(例:Adreno、Mali)が搭載されています。これらも並列処理の能力を持ちます。
Q. DVI と HDMI の違いは?(余談)
A. 両方とも映像出力の規格ですが、HDMI は音声も一緒に送れるなど機能が多い点が特徴です。どちらも「接続規格」でありチップではありません。
A. 両方とも映像出力の規格ですが、HDMI は音声も一緒に送れるなど機能が多い点が特徴です。どちらも「接続規格」でありチップではありません。
関連キーワード: GPU, グラフィックス処理, 並列処理, AIアクセラレータ, AR, DVI, MPEG, CUDA, モバイルGPU

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