ITパスポート 2020年 秋期 問79
問題文
次の①~④のうち、電源供給が途絶えると記憶内容が消える揮発性のメモリだけを全て挙げたものはどれか。
① DRAM
② ROM
③ SRAM
④ SSD
選択肢
ア:①、 ②
イ:①、 ③(正解)
ウ:②、 ④
エ:③、 ④
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揮発性メモリを選ぶ問題 +【ITパスポート 解説】
正解の理由
「揮発性(きはつせい)」とは、電源(電気)を切ると記憶内容が消えてしまう性質のことです。
問題の中で、① DRAM と ③ SRAM は電源を切ると内容が消える揮発性メモリです。一方、② ROM と ④ SSD は電源を切っても内容が残る不揮発性メモリです。したがって、揮発性のメモリだけを挙げた選択肢は イ(①、③)になります。
問題の中で、① DRAM と ③ SRAM は電源を切ると内容が消える揮発性メモリです。一方、② ROM と ④ SSD は電源を切っても内容が残る不揮発性メモリです。したがって、揮発性のメモリだけを挙げた選択肢は イ(①、③)になります。
(用語の一言説明)
- DRAM(Dynamic Random Access Memory:動的ランダムアクセスメモリ)— コンデンサに電荷をためて情報を保持する。定期的に「リフレッシュ」する必要があり、電源が切れると消える。
- SRAM(Static Random Access Memory:静的ランダムアクセスメモリ)— フリップフロップ回路で情報を保持する。リフレッシュは不要だが電源が切れると消える。
- ROM(Read-Only Memory:読み出し専用メモリ)— 通常は工場出荷時のプログラムなどを書き込む不揮発性メモリ。
- SSD(Solid State Drive:半導体ディスク)— フラッシュメモリ(NAND型)を使った不揮発性の記憶装置。
解法ステップ
- 「揮発性」の定義を確認する:電源が切れると記憶内容が消えること。
- 各候補の性質を判断する:
- ① DRAM → 揮発性(電源で保持、リフレッシュが必要)
- ② ROM → 不揮発性(電源切断でも保持)
- ③ SRAM → 揮発性(電源で保持、リフレッシュ不要だが電源切断で消える)
- ④ SSD → 不揮発性(フラッシュメモリで保持)
- 揮発性だけを挙げている選択肢を選ぶ:①と③だけを含むものが正しい → イ。
選択肢別の誤答解説
- ア: ①、②
→ ② ROM は不揮発性なので混ざっている。したがって誤り。 - イ: ①、③
→ 両方とも揮発性(DRAM・SRAM)なので正しい。 - ウ: ②、④
→ どちらも不揮発性(ROM・SSD)なので問題の条件「揮発性だけ」を満たさない。 - エ: ③、④
→ ④ SSD は不揮発性のため、こちらも誤り。
よくある誤解
- 「RAM は全部揮発性」と思い込む誤解
→ 多くのRAM(DRAM・SRAM)は揮発性ですが、NVRAM(不揮発性RAM)と呼ばれる例外もあります。試験問題では通常の DRAM/SRAM を指します。 - 「ROM=読み出し専用だから揮発性では?」という誤解
→ 「読み出し専用」は書き換えのしにくさを示す用語で、揮発性かどうかとは別です。ROM は一般に不揮発性です。 - 「SSD は電気で動くから消える」と思う誤解
→ SSD は内部で電子をトラップするフラッシュメモリを使い、電源を切っても情報が残ります(不揮発性)。
補足コラム
- 覚え方のコツ:問題で「揮発性」と聞かれたら「RAM(Random Access Memory)」を思い浮かべ、選択肢にあるメモリがRAMかどうかをチェックすると早いです。DRAM/SRAM はどちらも「RAM」であり通常は揮発性です。
- 用途の違い(現場のイメージ):
- DRAM:パソコンのメインメモリ(作業台)。高速だが電源で内容が消える。
- SRAM:CPUのキャッシュ(手元の小さなメモ)。さらに高速で小容量。
- ROM:機器の起動プログラム(家電の基板に書かれた説明書)。
- SSD:データの長期保存(ノートPCやスマホの記憶装置)。
- 例外情報(知っておくと良い):
- EEPROM/フラッシュ(SSDに使われる)は不揮発性。
- 電池でバックアップするタイプ(バッテリーバックアップSRAM)は電源を切ってもデータを保つことがあるが、通常のSRAMは揮発性。
FAQ
Q1. なぜDRAMはリフレッシュが必要なのですか?
A1. DRAMはコンデンサに電荷をためてビットを表すため、電荷は時間とともに漏れてしまいます。漏れを補うために定期的に読み書き(リフレッシュ)して電荷を回復します。
A1. DRAMはコンデンサに電荷をためてビットを表すため、電荷は時間とともに漏れてしまいます。漏れを補うために定期的に読み書き(リフレッシュ)して電荷を回復します。
Q2. SRAMとDRAMの見分け方は?
A2. 覚え方:SRAMは「Static(静的)」でフリップフロップ回路を使うためリフレッシュ不要。DRAMは「Dynamic(動的)」でコンデンサを使いリフレッシュが必要。どちらも電源が切れると消える点は同じです。
A2. 覚え方:SRAMは「Static(静的)」でフリップフロップ回路を使うためリフレッシュ不要。DRAMは「Dynamic(動的)」でコンデンサを使いリフレッシュが必要。どちらも電源が切れると消える点は同じです。
Q3. SSDは本当に電源を切ってもデータが消えないのですか?
A3. はい。SSDはフラッシュメモリ(NAND型)を使っており、電源を切っても内部に電荷がトラップされて情報が保持されます(不揮発性)。
A3. はい。SSDはフラッシュメモリ(NAND型)を使っており、電源を切っても内部に電荷がトラップされて情報が保持されます(不揮発性)。
Q4. ROMは書き換えられないのですか?
A4. ROMの種類によります。工場でしか書けないタイプ(Mask ROM)もあれば、EPROM/EEPROMのように書き換え可能で不揮発性のものもあります。いずれにせよ不揮発性です。
A4. ROMの種類によります。工場でしか書けないタイプ(Mask ROM)もあれば、EPROM/EEPROMのように書き換え可能で不揮発性のものもあります。いずれにせよ不揮発性です。
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