戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

ITパスポート 2023年 100


問題文

関係データベースにおける結合操作はどれか。

選択肢

表から、特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る。
表から、特定のフィールドを抜き出した表を作る。
二つの表から、同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る。
二つの表から、フィールドの値によって関連付けした表を作る。(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

関係データベースにおける結合操作はどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

関係データベース(relational database:表同士の関係でデータを管理する仕組み)で「結合(join)」とは、二つ以上の表を「フィールド(列)の値によって関連付けて」一つの表のように扱う操作です。つまり、ある表のキー(例:顧客ID)と別の表の同じキーを対応させ、その関連情報を横にくっつけて新しい結果表を作ります。選択肢の中では、二つの表をフィールドの値で関連付けることを表す が結合の正しい説明です。

解法ステップ

  1. 「結合」という用語を確認する:結合 = 表と表を関連付けて合わせる操作。
  2. 各選択肢の意味を簡単に整理する:
    • レコードを抜き出す(行の絞り込み)⇒セレクション(選択)
    • フィールドを抜き出す(列の抽出)⇒プロジェクション(射影)
    • 二つの表で値が同じレコードを抜き出す⇒(一部の結合に当てはまる説明)
    • フィールドの値で関連付けする⇒結合(join)
  3. 最も一般的かつ正確な定義を選ぶ:フィールドの値で関連付ける操作が「結合」なので を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「表から、特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る。」
    → これはセレクション(選択)です。SQLでいう WHERE に相当します。結合とは異なり、別表との関連付けは含みません。
  • イ: 「表から、特定のフィールドを抜き出した表を作る。」
    → これはプロジェクション(射影)です。SQLでいう SELECT 列名 の操作。列(フィールド)を選ぶだけで表同士を結び付ける意味はありません。
  • ウ: 「二つの表から、同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る。」
    → これは「一致する値を持つレコードを取り出す」動作で、内側結合(INNER JOIN)に似ています。内側結合は確かに「両方に値がある行だけを返す」のでウの説明でも当てはまる場面があります。しかし、結合という用語は内側結合だけでなく、外部結合(LEFT/RIGHT/OUTER JOIN)や自然結合(NATURAL JOIN)など、値で関連付ける広い意味を含みます。したがって、より一般的で正確な説明は です。
  • : 「二つの表から、フィールドの値によって関連付けした表を作る。」
    → これが結合(join)の定義に最も近い表現です。キーを使ってレコード同士を結びつけ、関連情報をまとめて扱えます。

よくある誤解

  1. 「結合 = 同じ値だけを取り出す操作」と思い込む
    • 内側結合(INNER JOIN)はそうですが、結合には左外部結合(LEFT JOIN)など、片方にしかないデータも含めるタイプがあります。結合は「関連付ける」こと全体を指します。
  2. 「結合と集合演算(UNION)を混同する」
    • UNION は別の操作で、複数の表を縦に連結(同じ列構成の表を上下につなげる)します。結合は横に情報を結びつける操作です。

補足コラム

SQL(Structured Query Language:データベースを操作するための言語)での結合の例を示します。顧客表(customers)と注文表(orders)を顧客IDで結合する場合:
-- 内側結合(両方に存在する行だけ)
SELECT c.customer_id, c.name, o.order_id, o.amount
FROM customers c
JOIN orders o
  ON c.customer_id = o.customer_id;

-- 左外部結合(顧客を全て表示、注文が無ければNULL)
SELECT c.customer_id, c.name, o.order_id, o.amount
FROM customers c
LEFT JOIN orders o
  ON c.customer_id = o.customer_id;
日常の例え:顧客名簿(表A)と購入履歴(表B)を「顧客ID」で結びつけると、顧客名とその購入情報が一つになった表ができます。これが「結合」です。
また、リレーショナル代数(relational algebra:関係データベースの基礎理論)では、結合(JOIN)は重要な演算の一つで、システム設計やクエリ最適化でよく出てきます。

FAQ

Q1: 結合と結合条件が違うのは何ですか?
A1: 結合は「表を関連付ける操作」そのものです。結合条件(ON句など)は「どのフィールドの値で関連付けるか」を指定するルールです。条件がなければ何を基準に結び付けるかわかりません。
Q2: 結合キー(key)って何ですか?
A2: 結合キーは、二つの表を関連付けるために使うフィールドです。例えば顧客IDや商品コードなど、一方から他方へ対応を取れる共通の値を指します。主キー(primary key:表内で一意にレコードを識別する列)や外部キー(foreign key:別表の主キーを参照する列)が使われます。
Q3: 結合は複数の表でもできる?
A3: はい。3表以上を順番に結合して、複雑な関連情報を1つの結果表にまとめることができます。パフォーマンス(処理速度)や結合順序には注意が必要です。

関連キーワード: SQL、JOIN、INNER JOIN、LEFT JOIN、外部結合、プロジェクション、セレクション、結合条件、リレーショナル代数、結合キー, 主キー, 外部キー
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

ITパスポート
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について