ITパスポート 2023年 問35
問題文
第4次産業革命に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:医療やインフラ、交通システムなどの生活における様々な領域で、インターネットやAIを活用して、サービスの自動化と質の向上を図る。(正解)
イ:エレクトロニクスを活用した産業用ロボットを工場に導入することによって、生産の自動化と人件費の抑制を行う。
ウ:工場においてベルトコンベアを利用した生産ラインを構築することによって、工業製品の大量生産を行う。
エ:織機など、軽工業の機械の動力に蒸気エネルギーを利用することによって、人手による作業に比べて生産性を高める。
🔒 解説は解答すると表示されます
第4次産業革命に関する記述として、最も適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢の中で第4次産業革命を最も的確に表しているのは、アです。第4次産業革命とは、インターネットやセンサーで物(モノ)をつなぎ、AI(人工知能、Artificial Intelligence)やビッグデータで分析・制御することで、社会のさまざまな領域(医療、交通、インフラなど)に高度な自動化やサービスの質向上をもたらす動きです。選択肢アは「インターネットやAIを活用して生活の様々な領域でサービスの自動化と質の向上を図る」と述べており、まさに第4次産業革命の特徴を端的に示しています。
(補足説明)
- IoT(Internet of Things:モノのインターネット)=センサーや機器をネットワークでつなぐ技術
- AI(人工知能、Artificial Intelligence)=人のように学習・判断する技術
解法ステップ
- 問題文のキーワードを探す:「第4次産業革命」。何を特徴としているかを思い出す。
- 第4次産業革命の特徴を簡単にまとめる:IoTでつながる、AIで知能化、ビッグデータ活用、社会・サービスの高度化。
- 各選択肢と照らし合わせる:その記述が「つながる・知能化・社会全体への適用」を含むかをチェック。
- 該当するものを選ぶ:それが当てはまるのがアであるため正解とする。
この手順で、「どの産業革命のどの特徴」が問われているかを意識して選べば迷いにくくなります。
選択肢別の誤答解説
- ア:正解。インターネットやAIで社会の多領域に影響を与え、サービスの自動化と質向上をもたらすという説明は第4次産業革命の本質を表している。
- イ:誤り。工場にロボットを導入して生産を自動化し、人件費を下げるのは「産業の自動化」で、主に第3次産業革命(電子・ITによる自動化・ロボット化)に当てはまります。
- ウ:誤り。ベルトコンベアを使った生産ラインは大量生産を可能にした技術で、電力と組み合わせた大量生産の時代、つまり第2次産業革命(電気や組立ラインによる大量生産)に対応します。
- エ:誤り。蒸気エネルギー(蒸気機関)を使って生産性を高めるのは第1次産業革命(蒸気動力による機械化)の説明です。
よくある誤解
- 「ロボット=第4次産業革命」と考える誤解
- ロボット自体は第3次の自動化で広く使われてきました。第4次ではロボットがIoTやAIでつながり、より賢く協調して動く点が重要です。
- 「第4次は工場だけの話」と思う誤解
- 第4次は医療、交通、エネルギーなど社会の幅広い領域でのデジタル化・高度化がポイントです。工場だけではありません。
- 「第4次=ただのAIブーム」と思う誤解
- AIは重要要素ですが、センサーでのデータ収集(IoT)、ネットワーク、データ解析、そしてそれらを実世界に反映する仕組み(サイバーフィジカルシステム)が組み合わさる点が本質です。
補足コラム
簡単な世代のまとめ(覚え方)
- 第1次:蒸気機関による機械化(例:織機の動力化) → キーワード:蒸気
- 第2次:電力と組立ラインでの大量生産(例:ベルトコンベア) → キーワード:電気・大量生産
- 第3次:電子・コンピュータによる自動化(例:産業用ロボット) → キーワード:自動化・電子
- 第4次:IoT(モノの接続)、AI(知能化)、ビッグデータによる社会の高度化 → キーワード:つながる・賢くなる
例:自動運転車は単なるロボットではなく、センサーで周囲を感知し、クラウドで地図や交通情報を共有し、AIで判断する。これが第4次産業革命的な応用です。
用語メモ(初出で説明)
- IoT(Internet of Things:モノのインターネット)=家電やセンサーなどをインターネットでつなぐこと
- AI(Artificial Intelligence:人工知能)=学習や判断をさせる技術
- サイバーフィジカルシステム(CPS:cyber-physical systems)=現実世界の機器とデジタルの制御系が密に連携する仕組み
FAQ
Q1: 第3次と第4次の違いは一言で言うと?
A1: 第3次は「機械やロボットで作業を自動化する」こと、 第4次は「モノがつながり、データとAIで賢くなって社会全体を変える」ことです。
A1: 第3次は「機械やロボットで作業を自動化する」こと、 第4次は「モノがつながり、データとAIで賢くなって社会全体を変える」ことです。
Q2: スマートフォンの普及は第4次に含まれますか?
A2: スマホ自体はデジタル化の一端ですが、第4次のインフラ(データの流通やアプリでのサービス高度化)を支える重要な要素です。
A2: スマホ自体はデジタル化の一端ですが、第4次のインフラ(データの流通やアプリでのサービス高度化)を支える重要な要素です。
Q3: 第4次は仕事を奪うのですか?
A3: 一部の作業が自動化される一方で、データ分析やシステム設計、新しいサービスの創出など新しい仕事も生まれます。ポイントは「単純作業の自動化」と「人が付加価値を出す領域の変化」です。
A3: 一部の作業が自動化される一方で、データ分析やシステム設計、新しいサービスの創出など新しい仕事も生まれます。ポイントは「単純作業の自動化」と「人が付加価値を出す領域の変化」です。
関連キーワード: 第4次産業革命、IoT、AI、サイバーフィジカルシステム、ビッグデータ、自動化、産業革命の世代、スマート社会

\ せっかくなら /
ITパスポートを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

