ITパスポート 2026年 問10
問題文
会議に関する記述のうち、ブレーンストーミングの進め方として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
b ほかのメンバーのアイディアに便乗した案であっても、とがめずに進める。
c メンバーから出されるアイディアの中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
選択肢
ア:a
イ:a, b
ウ:a, b, c
エ:b(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
会議でのブレーンストーミングの進め方【ITパスポート 解説】
正解の理由
ブレーンストーミング(アイディアを自由に出し合う発想法)では、まず出すことに集中し、評価や批判は後で行うのが基本です。選択肢の中でこの原則に合うのは、他人のアイディアに便乗してもとがめないことを示す選択肢(b)だけです。したがって正しいのは エ(bのみ)になります。
ポイントを簡単に整理します。
- ブレーンストーミングの基本ルールに「批判の禁止」があります。批判や採否の判断をしないことで自由な発想を促します。
- 他の人の案に便乗(他者案の組み合わせ・改良)することは歓迎されます。これもブレーンストーミングの重要な特徴です。
解法ステップ
- 問題文で「ブレーンストーミングの進め方」とあるので、まずブレーンストーミングの基本ルールを思い出す。
- 主なルール:批判をしない、自由な発想を奨励、量を重視、他案の結合を奨励。
- 各選択肢をそのルールと照らし合わせる。
- a:自由なアイディアを控える → ルールと矛盾(×)
- b:便乗してもとがめない → ルールに合致(○)
- c:テーマに適したものを選びながら進める → その場で選択するのは評価に当たるため矛盾(×)
- 以上より、bだけが正しいと判断し、選択肢 エ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
a:自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
→ 誤り。ブレーンストーミングでは「まず広く出す」ことが重要です。実現可能性の評価は後段の評価フェーズで行います。初期段階で実現性を求めると、斬新な発想が出にくくなります。 -
b(正しい):ほかのメンバーのアイディアに便乗した案であっても、とがめずに進める。
→ 正しい。既存アイディアに便乗・結合・改良することで新しい発想が生まれます。批判をしないことは自由な発想を促進します。 -
c:メンバーから出されるアイディアの中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
→ 誤り。場の雰囲気で評価や選別をすると、以降の参加者が萎縮してしまいアイディアの量と多様性が減ります。選別は「発散(アイディアを広げる)」の後に行う「収束(選ぶ)」フェーズで実施します。
よくある誤解
-
「質の高い案だけを集めればよい」
→ 発想段階では量を重視します。量が増えるほど質の高いアイディアが混じる確率が上がります。 -
「場をまとめるために進行役が評価して良い案を決める」
→ 進行役(ファシリテーター:会議の進行やルールの管理をする人)は評価を横に置き、発想を促す役割を優先します。評価は別セッションで行います。 -
「少人数だから評価を混ぜた方が効率的」
→ 少人数でも評価を先に入れると斬新な提案が出にくくなります。時間がない場合でも、短い発散時間を確保してから評価する方法が効果的です。
補足コラム
ブレーンストーミングは1940年代にアレックス・F・オズボーンが提唱しました。基本的な4つの原則は次の通りです。
- 批判しない(評価の保留)
- 自由奔放な意見を歓迎する(奇抜な案を奨励)
- 多くのアイディアを出す(量を重視)
- 他人のアイディアを発展させる(結合・改良)
派生手法として「ブレインライティング(紙に書いて回す)」「オンラインホワイトボード(MiroやMURALなど)を使った発想」などがあります。オンラインでは発言のタイミングやチャットを活用することで、対面以上に多様な意見が出ることもあります。
用語メモ:
- ファシリテーター(会議の進行役)
- クラスタリング(関連するアイディアをグループ化してまとめる作業)
FAQ
Q1: どうして評価を後にするのですか?
A1: 評価を早めると参加者が不安になり、思いついたことを言わなくなります。評価を後回しにすると自由な発想が増え、多様な案が得られます。
A1: 評価を早めると参加者が不安になり、思いついたことを言わなくなります。評価を後回しにすると自由な発想が増え、多様な案が得られます。
Q2: 参加者が遠慮して意見を出さない場合は?
A2: ルールを明示して「批判しない」ことを徹底します。付箋やチャットでの投稿など、口頭以外の方法を用いると出しやすくなります。
A2: ルールを明示して「批判しない」ことを徹底します。付箋やチャットでの投稿など、口頭以外の方法を用いると出しやすくなります。
Q3: 出たアイディアがあまりに突飛で実行不可能なときは?
A3: 最初は否定せずメモしておきます。評価フェーズで現実的に調整したり、突飛な案から実用的ヒントを抽出したりできます。
A3: 最初は否定せずメモしておきます。評価フェーズで現実的に調整したり、突飛な案から実用的ヒントを抽出したりできます。
Q4: 少人数・短時間でもブレーンストーミングは有効ですか?
A4: 有効です。時間を短く区切って(タイムボックス)複数ラウンド行うと効率的です。最初は量を出すラウンド、次に絞るラウンド、と分けます。
A4: 有効です。時間を短く区切って(タイムボックス)複数ラウンド行うと効率的です。最初は量を出すラウンド、次に絞るラウンド、と分けます。
関連キーワード: ブレーンストーミング、発想法、アイディア創出、会議ファシリテーション、発散と収束、ブレインライティング、クラスタリング

\ せっかくなら /
ITパスポートを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

