戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

ITパスポート 2026年 65


問題文

DNSサーバの役割に関する記述として、適切なものはどれか。

選択肢

LAN上のPCからインターネット上のWebサーバへのリクエストを中継するものであり、PCの代理としてインターネット上のWebサーバへアクセスして、その応答をPCに返す。
PCからサーバへのファイルの送受信の要求を受け付け、ファイルを転送する。
PCに対してIPアドレスを自動で割り当てて、サブネットマスクとデフォルトゲートウェイのIPアドレスの通知を行う。
ドメイン名をIPアドレスに変換する、又はIPアドレスをドメイン名に変換する。(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

DNSサーバの役割に関する記述【ITパスポート 解説】

正解の理由

選択肢の中で正しいのは です。DNS(Domain Name System:ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組み)は、ドメイン名(例:www.example.com)をコンピュータが扱う数値の住所であるIPアドレス(Internet Protocol address:例 192.0.2.1)に変換します。逆に、IPアドレスから対応するドメイン名を調べる逆引き(reverse lookup)も行えます。したがって「ドメイン名をIPアドレスに変換する、又はIPアドレスをドメイン名に変換する」という説明がDNSの本質的な役割を正確に表しています。

解法ステップ

  1. 問題のキーワード「DNSサーバ」を見つける。ここで「名前解決(ドメイン名→IP)」を思い出す。
    • DNS(Domain Name System:ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組み)
  2. 各選択肢を短くチェックする。
    • ア:代理してウェブにアクセスする → プロキシサーバ(Proxy server:中継して応答を返す装置)の説明。DNSではない。
    • イ:ファイルを転送する → FTPやファイルサーバの説明。DNSではない。
    • ウ:IPを自動割当てする → DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:IP自動割当)の説明。DNSではない。
    • エ:ドメイン名⇄IPの変換 → DNSの役割そのもの。
  3. 「ドメイン名をIPに変換する」と明記している選択肢を選ぶ。これが正解()。

選択肢別の誤答解説

  • ア: LAN上のPCからインターネット上のWebサーバへのリクエストを中継する説明
    • これはプロキシサーバ(Proxy server:クライアントの代わりに外部と通信し応答を返す中継役)の説明です。プロキシは通信の中継やキャッシュ、アクセス制御に使われますが、名前(ドメイン名)をIPに変換する役割は持ちません。
  • イ: PCからサーバへのファイルの送受信の要求を受け付け、ファイルを転送する説明
    • これはファイルサーバやFTPサーバ(FTP:File Transfer Protocol、ファイル転送のための通信規約)の役割です。DNSとは無関係です。
  • ウ: PCに対してIPアドレスを自動で割り当て、サブネットマスクとデフォルトゲートウェイのIPアドレスの通知を行う説明
    • これはDHCPサーバ(Dynamic Host Configuration Protocol:機器に自動でIPなどの設定を配布する仕組み)の説明です。ネットワーク設定を配布する点でDNSと混同しやすいですが、DNSは名前解決を行う別のサービスです。
  • エ: ドメイン名をIPアドレスに変換する、又はIPアドレスをドメイン名に変換する説明
    • これはDNSの正しい説明です。正解はここに該当します()。

よくある誤解

  1. DNSとDHCPを混同する
    • 両方ともネットワークに関係しますが、役割が違います。DHCPは機器にIPなどの設定を配る仕組み、DNSは「名前」を「住所(IP)」に変える仕組みです。用途が異なる点を押さえておきましょう。
  2. DNSはウェブの中身(ページの内容)を持っていると思う誤解
    • DNSは住所帳のようなもので、どのサーバ(IP)へ行けばよいかを教えるだけです。実際のウェブページは、指定されたサーバからHTTPなどで取得します。
  3. DNSは1台のコンピュータだけで動いていると思う誤解
    • DNSは世界中に分散している階層構造の仕組みです。ルートサーバ、トップレベルドメイン(TLD)サーバ、権威(authoritative)サーバ、そして利用者側のリゾルバ(resolver)などが協力して動きます。

補足コラム

  • 主なDNSレコード(簡単説明)
    • Aレコード:ドメイン名 → IPv4アドレス(例 192.0.2.1)
    • AAAAレコード:ドメイン名 → IPv6アドレス(例 2001:db8::1)
    • CNAME(Canonical Name):別名(エイリアス)を正しい名前に結びつける
    • MX(Mail eXchange):メールを受け取るサーバ指定
    • PTR(Pointer):逆引き(IP → ドメイン名)に使うレコード
  • キャッシュとTTL(Time To Live:有効時間)
    • DNSは結果を一定時間キャッシュします。これにより同じ名前解決の繰り返しを減らせますが、IPが変わってもTTLの間は古い値が使われることがあります。
  • 実際に確認するコマンド例(端末での利用)
    • Windows: nslookup example.com
    • Linux/macOS: dig example.com (dig は DNS 情報を詳細に表示するツール)
例:
# Windows の簡単な例
nslookup www.example.com

# Linux/macOS の例(digが使える場合)
dig +short www.example.com

FAQ

Q. DNSが壊れたらウェブサイトは見られなくなりますか?
A. はい。ドメイン名をIPに変換できなければ、通常の方法でそのサイトに辿り着けません。IPアドレスを直接知っていればアクセスできることもありますが現実的ではないことが多いです。
Q. 自分のPCのDNS設定はどこで見る/変えるのですか?
A. Windowsなら「ネットワーク接続」のプロパティ、スマホならWi-Fiの詳細設定などで、使用するDNSサーバを設定できます。企業では社内で指定されたDNSを使うことが多いです。
Q. DNSは安全ですか?改ざんされることはありますか?
A. そのままでは改ざんのリスクがあります。DNSSEC(DNS Security Extensions:DNSの正当性を検証する仕組み)などで防ぐ対策が使われます。

関連キーワード: DNS、ドメイン名、IPアドレス、名前解決、ネームサーバ、Aレコード、PTRレコード、キャッシュ、権威サーバ、再帰的問い合わせ
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

ITパスポート
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について