ITサービスマネージャ 2014年 午前2 問20
問題文
二つのシステムの信頼性評価指標の関係に関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
ア:稼働率が等しければ、MTBFも等しい。
イ:稼働率が等しければ、MTTRも等しい。
ウ:故障発生率が等しければ、MTBFも等しい。(正解)
エ:故障発生率が等しければ、MTTRも等しい。
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信頼性評価指標の関係【午前2解説】
正解の理由
故障発生率は、単位時間当たりに故障が発生する割合です。故障発生率を 、平均故障間隔を MTBF とすると、故障発生率が一定とみなせる場合、次の関係があります。
したがって、故障発生率が等しければ MTBF も等しくなります。この関係を述べているウが適切です。
解法ステップ
- まず、指標同士の基本的な関係を確認します。
- 故障発生率と MTBF は、互いに逆数の関係です。
- 稼働率は、MTBF と MTTR の両方に左右されます。
- 「故障発生率が等しい」なら、対応する MTBF も等しいと判断できます。
- 「稼働率が等しい」だけでは、MTBF や MTTR が個別に等しいとはいえません。
選択肢別の誤答解説
- ア:稼働率が等しくても、MTBF が等しいとは限りません。MTBF が短くても MTTR が短ければ、MTBF が長く MTTR も長いシステムと同じ稼働率になることがあります。
- イ:稼働率が等しくても、MTTR が等しいとは限りません。稼働率は MTBF と MTTR の組合せで決まります。
- ウ:故障発生率と MTBF は逆数の関係にあるため、故障発生率が等しければ MTBF も等しくなります。
- エ:故障発生率から分かるのは MTBF であり、修理にかかる時間を示す MTTR ではありません。
よくある誤解
- 稼働率が等しければ、MTBF と MTTR もそれぞれ等しいと思い込むことがあります。稼働率は複数の指標の組合せで決まります。
- 故障発生率と MTTR を結び付けるのは誤りです。故障発生率は故障の起きやすさ、MTTR は修理にかかる時間を表します。
- MTBF と MTTR の意味を混同することがあります。MTBF は故障から次の故障までの平均時間、MTTR は修理の平均時間です。
補足コラム
稼働率 は、一般に次の式で表されます。
たとえば MTBF が 90 時間、MTTR が 10 時間なら、稼働率は 、つまり 90% です。この式から、同じ稼働率でも MTBF と MTTR の組合せは異なり得ることが分かります。
FAQ
Q. MTBF が大きいほど、故障しにくいということですか?
A. はい。MTBF は平均故障間隔なので、値が大きいほど故障と故障の間隔が長いことを示します。
A. はい。MTBF は平均故障間隔なので、値が大きいほど故障と故障の間隔が長いことを示します。
Q. MTTR が大きいほど、稼働率はどうなりますか?
A. MTBF が一定なら、MTTR が大きいほど修理に時間がかかるため、稼働率は低くなります。
A. MTBF が一定なら、MTTR が大きいほど修理に時間がかかるため、稼働率は低くなります。
関連キーワード: MTBF、MTTR、稼働率、故障発生率、信頼性指標

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