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ITサービスマネージャ 2015年 午前2 問22


問題文

TCP/IPネットワークで使用されるARPの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:IPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル(正解)
イ:IPアドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
ウ:MACアドレスからIPアドレスを得るためのプロトコル
エ:ホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを得るためのプロトコル

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ARPによるアドレス解決【午前2解説】

正解の理由

ARP(Address Resolution Protocol)は、同一のネットワーク内で、宛先のIPアドレスから対応するMACアドレスを調べるためのプロトコルです。そのため、適切なのはアです。
IPアドレスはネットワーク層で使われる論理アドレス、MACアドレスはデータリンク層で使われるアドレスです。イーサネットでデータを送る際には、宛先のMACアドレスが必要になるため、ARPでIPアドレスに対応するMACアドレスを確認します。

解法ステップ

  1. ARPの役割を「IPアドレスとMACアドレスの対応付け」と思い出します。
  2. 方向を確認します。ARPが調べるのは、IPアドレスからMACアドレスです。
  3. この方向に一致するアを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:正しい説明です。IPアドレスからMACアドレスを得るためにARPを使います。
  • イ:誤りです。IPアドレスからホスト名やドメイン名を調べるのは、通常、DNSの逆引きです。
  • ウ:誤りです。MACアドレスからIPアドレスを得る役割は、歴史的にはRARPが担っていました。ARPとは変換の向きが逆です。
  • エ:誤りです。ホスト名やドメイン名からIPアドレスを調べるのはDNSです。

よくある誤解

  • ARPとDNSを混同する
    ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応付け、DNSは名前とIPアドレスの対応付けです。
  • アドレスの変換方向を逆に覚える
    ARPは「IPアドレスからMACアドレス」です。MACアドレスからIPアドレスを得る説明は、ARPの役割ではありません。
  • MACアドレスがあればネットワーク通信できると思う
    MACアドレスは主に同一ネットワーク内での通信に使われます。異なるネットワークへの通信では、通常、次にデータを渡すルータのMACアドレスを調べます。

補足コラム

ARPの利用時には、送信側がネットワーク内に「このIPアドレスを持つ機器のMACアドレスを教えてください」という問い合わせを送り、該当する機器が応答します。調べた対応関係はARPキャッシュに一定時間保存され、同じ宛先への通信で再利用されます。
なお、ARPは主にIPv4で使われます。IPv6では、ARPではなく近隣探索(Neighbor Discovery)が同様の役割を担います。

FAQ

ARPはインターネット上の任意の相手のMACアドレスを調べますか?
いいえ。ARPで調べるのは、原則として同一のネットワーク上にある相手のMACアドレスです。宛先が別のネットワークにある場合は、まず経路上のルータにデータを渡します。
DNSとARPの違いは何ですか?
DNSはホスト名やドメイン名とIPアドレスの対応を調べます。ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応を調べます。

関連キーワード: ARP、MACアドレス、IPアドレス、DNS、RARP、近隣探索
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