ITサービスマネージャ 2019年 午前2 問20
問題文
複数台の物理サーバで多数の仮想サーバを提供しているシステムがある。次の条件で運用する場合、物理サーバが8台停止してもリソースの消費を平均80%以内にするには、物理サーバが1台も停止していないときは最低何台必要か。ここで、各物理サーバは同一の性能と同一のリソースを有しているものとする。
〔条件〕
(1) ある物理サーバが停止すると、その物理サーバ内の全ての仮想サーバを、稼働中の物理サーバに、リソースの消費が均等になるように再配分する。
(2) 物理サーバが1台も停止していないときのリソースの消費は、平均60%である。
(3) その他の条件は考慮しない。
選択肢
ア:32(正解)
イ:34
ウ:36
エ:40
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サーバ障害時のリソース設計【午前2解説】
正解の理由
物理サーバが 台あるとき、通常時のリソース消費量は、全サーバの合計で「サーバ 台分の60%」です。したがって、合計消費量は 台分です。
8台停止した後に稼働するサーバは 台です。消費量が均等に再配分されるため、停止後の平均消費率は次のとおりです。
この値を80%以内にする条件は、次の不等式です。
これを解くと、 となります。したがって、必要な台数が最小となるアが正解です。
解法ステップ
-
物理サーバの台数を 台とします。
-
通常時の合計リソース消費量を求めます。
1台あたりの平均消費率は60%なので、合計は 台分です。 -
8台停止後の稼働台数を求めます。
台です。 -
停止後の平均消費率が80%以下となる条件を立てます。
-
不等式を解きます。
-
最小台数は32台なので、アを選びます。32台の場合、8台停止後は24台で合計19.2台分のリソースを処理し、平均消費率は80%です。
選択肢別の誤答解説
- ア:32台です。条件を満たす最小台数です。
- イ:34台です。条件は満たしますが、最小台数ではありません。
- ウ:36台です。条件は満たしますが、最小台数ではありません。
- エ:40台です。条件は満たしますが、最小台数ではありません。
よくある誤解
- 停止後の消費率を、単純に60%のままと考える
サーバが停止しても、仮想サーバの処理は残ったサーバに移ります。そのため、稼働サーバ1台あたりの負荷は増加します。 - 8台停止後の台数を とする
停止後に稼働する台数は、全台数から停止台数を引いた 台です。 - 不等式を解いた後、条件を満たす台数ならどれでもよいと考える
問題は「最低何台か」を尋ねています。条件を満たす台数のうち、最小の値を選びます。
補足コラム
この問題では、仮想サーバの移動によってシステム全体のリソース消費量は変わらず、稼働中の物理サーバに負荷が均等に分配されると考えます。つまり、通常時の合計消費量を保ったまま、利用できる物理サーバの台数だけが減る計算です。
FAQ
Q. 32台より少ない台数では、なぜ条件を満たせないのですか?
A. 8台停止後に残るサーバが少なくなり、残ったサーバ1台あたりの平均消費率が80%を超えるためです。
A. 8台停止後に残るサーバが少なくなり、残ったサーバ1台あたりの平均消費率が80%を超えるためです。
Q. 32台の場合、停止後の消費率は何%ですか?
A. 合計消費量は 台分、稼働台数は 台です。したがって、平均消費率は 、つまり80%です。
A. 合計消費量は 台分、稼働台数は 台です。したがって、平均消費率は 、つまり80%です。
関連キーワード: リソース消費率、仮想サーバ、物理サーバ、可用性、余剰容量

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