ITサービスマネージャ 2019年 午前2 問22
問題文
図は、組織内のTCP/IPネットワークに接続しているクライアントが、プロキシサーバ、ルータ、インターネットを経由して組織外のWebサーバを利用するときの経路を示している。この通信のTCPコネクションが設定される場所はどれか。

選択肢
ア:クライアントとWebサーバの間、クライアントとプロキシサーバの間
イ:クライアントとプロキシサーバの間、プロキシサーバとWebサーバの間(正解)
ウ:クライアントとプロキシサーバの間、プロキシサーバとルータの間、ルータとWebサーバの間
エ:クライアントとルータの間、ルータとWebサーバの間
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プロキシ経由のTCPコネクション【午前2解説】
正解の理由
プロキシサーバを経由する場合、TCPコネクションはクライアントからWebサーバまで一続きに確立されるのではなく、プロキシサーバを境に分かれます。
具体的には、次の2つのコネクションが設定されます。
- クライアントとプロキシサーバの間
- プロキシサーバとWebサーバの間
プロキシサーバはクライアントからの通信をいったん受け取り、Webサーバに向けて別の通信を開始します。このため、正しいのはイです。
解法ステップ
- 図にプロキシサーバがあることを確認します。
- クライアントは、まずプロキシサーバとTCPコネクションを確立します。
- プロキシサーバは、Webサーバとの間に別のTCPコネクションを確立します。
- ルータは通信を中継する装置であり、この通信のTCPコネクションの端点ではありません。
選択肢別の誤答解説
- ア:クライアントとWebサーバの間にもTCPコネクションが設定されるとしています。プロキシ経由では、クライアントのTCP通信の相手はプロキシサーバです。
- イ:クライアントとプロキシサーバ、プロキシサーバとWebサーバの間に、それぞれTCPコネクションが設定されます。
- ウ:ルータとプロキシサーバの間にもTCPコネクションが設定されるとしています。ルータは通常、TCPコネクションの端点ではなく、IPパケットを転送します。
- エ:クライアントとルータ、ルータとWebサーバの間にTCPコネクションが設定されるとしています。プロキシサーバを経由する点が考慮されていません。
よくある誤解
- 通信経路上にある機器は、すべてTCPコネクションの端点になる
そうとは限りません。ルータは通常、TCP通信を終端せずにパケットを転送します。 - プロキシは通信を中継するだけなので、TCPコネクションは1つである
プロキシはクライアントとの通信を受け付け、Webサーバとの通信を別途行うため、コネクションは2つに分かれます。 - クライアントとWebサーバが直接TCP通信する
プロキシを利用する通信では、クライアント側のTCP接続先はプロキシサーバです。
補足コラム
TCPコネクションは、通信する両端のTCP機能の間に確立されます。ルータはIPパケットを次のネットワークへ転送しますが、通常はTCPの通信相手にはなりません。一方、プロキシサーバはクライアントからの通信を受け取るため、TCPコネクションの端点になります。
FAQ
Q. プロキシサーバは、なぜTCPコネクションを2つ使うのですか?
A. クライアントからの接続をプロキシサーバが受け付けた後、プロキシサーバ自身がWebサーバへ接続するためです。
A. クライアントからの接続をプロキシサーバが受け付けた後、プロキシサーバ自身がWebサーバへ接続するためです。
Q. ルータはTCPコネクションを設定しないのですか?
A. 通常のルータは、TCPコネクションを設定するのではなく、IPパケットを転送します。
A. 通常のルータは、TCPコネクションを設定するのではなく、IPパケットを転送します。
関連キーワード: プロキシサーバ、TCPコネクション、ルータ、パケット転送

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