ITサービスマネージャ 2024年 午前2 問21
問題文
ネットワークインタフェースカード(NIC)のチーミングの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:処理能力を超えてフレームを受信する可能性があるとき、一時的に送信の中断を要求し、受信バッファがあふれないようにする。
イ:接続相手のNICが対応している通信規格又は通信モードの違いを自動的に認識し、最適な速度で通信を行うようにする。
ウ:ソフトウェアでNICをエミュレートし、1台のコンピュータに搭載している物理NICの数以上のネットワークインタフェースを使用できるようにする。
エ:一つのIPアドレスに複数のNICを割り当て、負荷分散、帯域の有効活用、耐障害性の向上などを図る。(正解)
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NICチーミング【午前2解説】
正解の理由
NICチーミングとは、複数の物理NICを組み合わせ、論理的に一つのネットワークインタフェースとして扱う技術です。負荷分散による帯域の有効活用や、NICの故障に備えた耐障害性の向上などを図れます。
一つのIPアドレスを複数のNICで利用し、負荷分散や冗長化を実現するという説明のエが適切です。
解法ステップ
- 問題文の「NICのチーミング」が、複数のNICを組み合わせる機能だと確認します。
- 選択肢から、複数のNICによる負荷分散や耐障害性の向上に触れているものを探します。
- これらの特徴を満たすエを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:受信側が処理しきれない場合に送信元へ一時停止を要求する、フロー制御の説明です。
- イ:通信相手との規格や通信モードを自動調整する、オートネゴシエーションの説明です。
- ウ:ソフトウェアで仮想的なNICを作る、仮想ネットワークインタフェースの説明です。物理NICを複数まとめるチーミングとは異なります。
- エ:複数のNICを組み合わせ、負荷分散や耐障害性の向上を図る説明です。NICチーミングに該当します。
よくある誤解
-
複数のNICを使えば、常に通信速度が単純に合算されると思う
チーミングの方式や通信相手、通信の分散方法によって効果は異なります。単一の通信が必ず複数NIC分の速度になるとは限りません。 -
仮想NICとNICチーミングを同じものだと思う
仮想NICはソフトウェアでインタフェースを作る技術であり、チーミングは複数の物理NICを組み合わせる技術です。 -
チーミングの目的は負荷分散だけだと思う
負荷分散のほか、NICの故障時に通信を継続するための冗長化にも利用できます。
補足コラム
NICチーミングは、OSや製品によって「NICボンディング」などとも呼ばれます。構成には、通信を複数のNICに分散する方式や、通常は一部のNICを待機させて故障時に切り替える方式などがあります。実際の帯域や耐障害性は、利用する方式やスイッチ側の設定にも左右されます。
FAQ
Q. NICチーミングを使うと、NICが1枚故障しても通信できますか?
A. 冗長化に対応した構成であれば、故障したNICから別のNICへ切り替えて通信を継続できます。ただし、設定や故障の種類によって動作は異なります。
A. 冗長化に対応した構成であれば、故障したNICから別のNICへ切り替えて通信を継続できます。ただし、設定や故障の種類によって動作は異なります。
Q. NICチーミングは、NICをソフトウェアで増やすことですか?
A. いいえ。複数の物理NICをまとめて利用する技術です。ソフトウェアで仮想インタフェースを作る技術とは区別します。
A. いいえ。複数の物理NICをまとめて利用する技術です。ソフトウェアで仮想インタフェースを作る技術とは区別します。
関連キーワード: NICチーミング、NICボンディング、負荷分散、耐障害性、フロー制御、オートネゴシエーション、仮想NIC

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