ITストラテジスト 2010年 午前2 問20
問題文
図は、製品Aの構成部品を示している。この製品Aを10個生産する場合、部品Cの手配数量は何個になるか。ここで、括弧内の数字は上位部品1個当たりの所要数量であり、部品Cの在庫は5個とする

選択肢
ア:15
イ:20
ウ:25(正解)
エ:30
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所要数量計算【午前2解説】
正解の理由
図の構造から、製品A1個あたりの部品C必要数は「B経由で2個」+「A直下で1個」の合計3個です。したがって、製品Aを10個生産するための総必要数は 個になります。部品Cの在庫が5個あるので、手配数量は 個となり、正解は ウ の25個です。
解法ステップ
- 各階層ごとに「上位1個あたりの所要数量」を読み取る(BはAにつき2、BにつきCは1、A直下のCは1)。
- 製品A1個あたりのC合計を計算する: 個/A。
- 生産数(10個)を掛ける:(総必要数、在庫差引前)。
- 在庫を差し引く:(手配数量)。在庫が総必要数以上なら手配は0。
選択肢別の誤答解説
-
ア: 15
誤りの理由は「A直下のCを見落としている」場合に一致します。B経由のCだけを考えると 個で、ここから在庫5個を差し引くと となり、アの15が出ます。しかしA直下にもCが1個あるため、本来はさらに を加える必要があります(合計30)。 -
イ: 20
これは「A直下のCを無視し、在庫差引も行わない」または「B経由のCのみを計算したが在庫を差し引き忘れた」場合に対応します。B経由のみでは 個で、在庫の扱いを誤るとそのまま20と判断してしまいます。 -
エ: 30
これは「総必要数の計算()は正しいが、在庫5個の差引を忘れている」ケースです。総必要数30から在庫5を差し引く点を忘れると、手配数量を30と誤答します。
よくある誤解
- BOM の読み取りミス(直下の部品と下位部品経由を区別できない)
- B経由での必要数とA直下の必要数を合算する点を忘れやすいです。
- 在庫差引のタイミング/対象の誤認
- 在庫は最終的な部品単位で差し引くのが基本(今回なら部品C)。階層ごとに誤って差引くと値が狂います。
- 生産数量との掛け合わせ忘れ
- 「1個あたり」の所要数量を生産数に掛ける工程を省略してしまうミス。
補足コラム
多段構成(マルチレベルBOM)の所要数量計算の一般化した考え方は「各パスの数量を乗算して合算する」ことです。具体的には、製品Aから部品Cへ至るすべてのパスについて、各リンクの所要数を掛け合わせ、それらを合計して1個当たりのC数を求めます。今回のようにパスが2通り(A→B→C と A→C)ある場合は、それぞれ と を合計します。最後に総生産数を掛け、在庫を引いて手配数を求めます。
FAQ
Q1. 在庫が総必要数以上ならどうする?
A1. 手配数量は0になります(発注不要)。在庫余剰は次期に繰り越すか、別途在庫管理方針に従います。
A1. 手配数量は0になります(発注不要)。在庫余剰は次期に繰り越すか、別途在庫管理方針に従います。
Q2. 在庫が中間品(Bなど)にある場合はどう差し引く?
A2. 在庫がある部品の単位で差し引きます。例えばBの在庫があるなら、まずBの手配数を計算し、Bの在庫を差し引いたうえでその下位部品(C)への波及を計算します。本問はCの在庫が指定されているため、最終的にCで差し引きました。
A2. 在庫がある部品の単位で差し引きます。例えばBの在庫があるなら、まずBの手配数を計算し、Bの在庫を差し引いたうえでその下位部品(C)への波及を計算します。本問はCの在庫が指定されているため、最終的にCで差し引きました。
関連キーワード: BOM、所要量計算、マルチレベル、在庫差引、部品表展開

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