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ITストラテジスト 2017年 午前216


問題文

インターネットにおける広告形態のうち、インプレッション保証型広告の説明はどれか。

選択肢

あらかじめ決められたキーワードを利用者が検索エンジンに入力した際に表示される広告
掲載した広告を見た利用者が、その広告をクリックした上で、掲載者の意図に沿った行動を起こした場合に、掲載料を支払う広告
契約した表示回数に達するまで掲載を続ける広告(正解)
ポータルサイトのトップページや特集ページなどに一定期間掲載する広告

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インプレッション保証型広告【午前2解説】

正解の理由

選択肢は「契約した表示回数に達するまで掲載を続ける広告」とあり、これはインプレッション(表示回数)を保証して配信量を満たすことを目的とする広告形態の説明に一致します。インプレッション保証型広告は、あらかじめ合意した表示回数(または配信量)を広告主に対して確保・達成する配信方式で、表示回数が契約値に達するまで継続して掲載される点が特徴です。
なお、他の選択肢は別の広告課金・配信形態を説明しているため不正解です(詳細は選択肢別解説で整理)。

解法ステップ

  1. 問題文で注目すべきキーワードを確認する:「表示回数」「契約」「掲載を続ける」など、配信量の保証を示す語句を探す。
  2. 選択肢の語句と広告モデルを対応させる:
    • 「キーワード検索で表示」→検索連動型(サーチ広告)
    • 「クリック+意図した行動で支払い」→成果報酬(CPA)
    • 「一定期間掲載」→期間確約(タイムベースのバナー等)
    • 「表示回数に達するまで掲載」→インプレッション保証(正答)
  3. 表現の微妙な違い(クリック単価か成果報酬かなど)を見落とさない。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「あらかじめ決められたキーワードを利用者が検索エンジンに入力した際に表示される広告」
    → 検索連動型広告(検索連動型のスポンサードサーチ)。一般にクリック課金(CPC)で運用されることが多いが、記述は検索連動の説明でありインプレッション保証とは別である。
  • イ: 「掲載した広告を見た利用者が、その広告をクリックした上で、掲載者の意図に沿った行動を起こした場合に、掲載料を支払う広告」
    → これは成果報酬型(CPA: Cost Per Action)の説明です。広告主は「クリック後にコンバージョン(購入・申込みなど)という所定の行動が発生したとき」に費用を支払います。クリック課金型(CPC: Cost Per Click)はクリックが発生した時点で課金され、さらにその後のコンバージョンの有無に関係しない点でCPAと異なります。過去の誤りでCPCと混同されやすいので注意してください。
  • ウ: 「契約した表示回数に達するまで掲載を続ける広告」
    → インプレッション保証型広告の定義に合致するため正解。表示回数(インプレッション)を達成するまで配信を継続し、料金や配信形態はCPM(千回表示あたりの単価)や固定の総額で設定されることが多いです。
  • エ: 「ポータルサイトのトップページや特集ページなどに一定期間掲載する広告」
    → 期間確約型の広告(タイムベースの掲載)。期間を保証するもので、表示回数の到達を保証するインプレッション保証型とは異なります。

よくある誤解

  • 「クリック課金(CPC)と成果報酬(CPA)は同じ」と考える誤り:CPCはクリックが発生したら課金、CPAはクリック後に所定の行動(コンバージョン)が発生したときに課金します。条件と支払いタイミングが違います。
  • 「インプレッション保証=必ず人の目に触れる」と思う誤り:配信されたインプレッション(サーバー上のカウント)と実際に可視領域で表示されたviewable impressionは異なるため、配信保証が「viewable」を含むかどうかを契約で確認する必要があります。
  • 「期間掲載は自動的に表示回数を満たす」と勘違い:一定期間掲載しても実際の表示回数はサイトのトラフィックや掲載位置で変わるため、期間保証と表示回数保証は別概念です。

補足コラム

  • 料金・計算の目安
    インプレッション保証は多くの場合CPM(Cost Per Mille:千回表示あたりの単価)で扱われます。例えば契約で表示回数100,000回、CPM単価が500円の場合、費用は次のようになります。
  • viewability(可視性)と詐欺対策
    広告取引では「インプレッションが技術的にカウントされたか」だけでなく「人のブラウザで可視領域に表示されたか(viewable)」や「不正トラフィックの有無」が重視されます。契約上、インプレッション保証が「viewable impressions」を対象にしているかどうかを確認すると良いでしょう。

FAQ

Q1: インプレッション保証とCPMは同じですか?
A1: 完全に同義ではありません。CPMは課金単位(千回表示あたりの価格)を示す用語で、インプレッション保証は「表示回数そのものを契約で達成する配信方式」を指します。CPMで課金するインプレッション保証契約も多くありますが、保証の有無は別問題です。
Q2: 表示回数が契約に達しなかった場合、どうなる?
A2: 通常は配信を継続して契約回数に達するよう調整するか、未達分に対する料金の返金・クレジット等の取り決めが行われます。契約条件を事前に確認してください。
Q3: インプレッション保証はディスプレイ広告だけ?
A3: 主にディスプレイ(バナー・リッチメディア等)や動画広告で使われることが多いですが、配信形態により他のメディアでも採用されることがあります。

関連キーワード: インプレッション、表示回数保証、CPM、vCPM、CPC、CPA、ディスプレイ広告、バナー広告
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