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ネットワークスペシャリスト 2009年 午前208


問題文

DHCPを用いるネットワーク構成で、リレーエージェントが必要になるのは、ネットワークにどの機器が用いられている場合か。

選択肢

スイッチングハブ
リピータ
ブリッジ
ルータ(正解)

DHCPを用いるネットワーク構成でリレーエージェントが必要になる機器【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:DHCPリレーエージェントは異なるネットワーク間でDHCP通信を中継するため、ルータがある場合に必要です。
  • 根拠:DHCPはブロードキャストを用いるため、異なるサブネット間では直接通信できず、リレーエージェントが中継役を担います。
  • 差がつくポイント:スイッチやブリッジは同一ネットワーク内で動作し、リピータは物理層の信号増幅のみであるため、リレーエージェントは不要です。

正解の理由

ルータは異なるネットワーク(サブネット)を接続し、DHCPクライアントとサーバが異なるサブネットに存在する場合、DHCPのブロードキャストパケットはルータを越えて届きません。そこでルータ上にDHCPリレーエージェントを設定し、DHCP要求をサーバに中継します。これにより、異なるネットワーク間でのIPアドレス割り当てが可能になります。したがって、正解はエ: ルータです。

よくある誤解

スイッチやブリッジもネットワーク機器ですが、これらは同一ネットワーク内で動作し、DHCPのブロードキャストを遮断しません。リピータは物理層の機器であり、DHCPの中継機能は持ちません。

解法ステップ

  1. DHCPの通信方式がブロードキャストであることを理解する。
  2. ブロードキャストは異なるサブネット間で届かないことを認識する。
  3. 異なるサブネット間の通信を仲介する機器がルータであることを確認する。
  4. DHCPリレーエージェントはルータ上で動作し、DHCP要求を中継する役割を持つと理解する。
  5. 選択肢の中でルータのみが異なるネットワーク間の通信を制御する機器であることを判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: スイッチングハブ
    同一ネットワーク内でパケットを転送する機器であり、DHCPブロードキャストを遮断しないためリレーエージェントは不要です。
  • イ: リピータ
    物理層の信号増幅装置であり、IP層の処理は行わないためDHCPリレー機能はありません。
  • ウ: ブリッジ
    データリンク層でフレームを転送し、同一ネットワーク内の通信を行うため、リレーエージェントは不要です。
  • エ: ルータ
    異なるネットワーク間の通信を制御し、DHCPブロードキャストを中継できないため、リレーエージェントが必要です。

補足コラム

DHCPリレーエージェントは、DHCPサーバが複数のサブネットにまたがるネットワーク環境で効率的にIPアドレスを管理するために重要です。リレーエージェントはDHCP DiscoverやRequestメッセージをサーバに転送し、サーバからの応答をクライアントに返します。これにより、各サブネットにDHCPサーバを設置する必要がなくなり、管理が容易になります。

FAQ

Q: DHCPリレーエージェントはどの層で動作しますか?
A: DHCPリレーエージェントはネットワーク層(第3層)で動作し、IPパケットの中継を行います。
Q: スイッチングハブでリレーエージェントは必要ですか?
A: いいえ、スイッチングハブは同一ネットワーク内で動作し、DHCPのブロードキャストを遮断しないため不要です。

関連キーワード: DHCP, リレーエージェント、ルータ、ブロードキャスト、サブネット、ネットワーク構成
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