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ネットワークスペシャリスト 2009年 午前211


問題文

電源オフ時にIPアドレスを保持することができない装置が、電源オン時に自装置のMACアドレスから自装置に割り当てられているIPアドレスを知るために用いるデータリンク層のプロトコルで、ブロードキャストを利用するものはどれか。

選択肢

ARP
DHCP
DNS
RARP(正解)

電源オフ時にIPアドレスを保持できない装置がMACアドレスからIPアドレスを知るために使うプロトコル【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:電源オフ時にIPアドレスを保持できない装置が自分のMACアドレスからIPアドレスを取得するにはRARPを使います。
  • 根拠:RARPはデータリンク層で動作し、ブロードキャストを利用してMACアドレスからIPアドレスを問い合わせるプロトコルです。
  • 差がつくポイント:ARPはIPアドレスからMACアドレスを調べるのに対し、RARPはその逆である点を正確に理解することが重要です。

正解の理由

選択肢の中で、電源オフ時にIPアドレスを保持できない装置が自装置のMACアドレスからIPアドレスを知るために使うプロトコルはエ: RARPです。
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)は、MACアドレスをキーにしてIPアドレスを取得するためのプロトコルで、主にブート時に自装置のIPアドレスを知るために使われます。
ARPは逆にIPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコルであり、DHCPはIPアドレスを動的に割り当てるがMACアドレスから直接IPアドレスを問い合わせるものではありません。DNSは名前解決のためのプロトコルであり、MACアドレスとは無関係です。

よくある誤解

RARPとARPを混同し、IPアドレスからMACアドレスを調べるのがRARPと思い込むことがあります。
DHCPもIPアドレス取得に関係しますが、MACアドレスから直接問い合わせるプロトコルではありません。

解法ステップ

  1. 問題文から「電源オフ時にIPアドレスを保持できない装置」と「MACアドレスからIPアドレスを知る」という条件を確認する。
  2. MACアドレスからIPアドレスを取得するプロトコルを思い出す。
  3. ARPはIP→MAC、RARPはMAC→IPであることを整理する。
  4. DHCPは動的割り当てであり、DNSは名前解決であるため除外する。
  5. ブロードキャストを利用する点もRARPに該当することを確認し、エ: RARPを選択する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: ARP
    IPアドレスからMACアドレスを調べるプロトコルであり、MACアドレスからIPアドレスを知る用途には使いません。
  • イ: DHCP
    IPアドレスを動的に割り当てるプロトコルですが、MACアドレスから直接IPアドレスを問い合わせるものではありません。
  • ウ: DNS
    ドメイン名とIPアドレスの名前解決を行うプロトコルであり、MACアドレスとは関係ありません。
  • エ: RARP
    MACアドレスからIPアドレスを取得するためのプロトコルで、電源オン時に自装置のIPアドレスを知るために使われます。

補足コラム

RARPは古くから使われてきたプロトコルですが、現在ではBOOTPやDHCPに置き換えられることが多いです。
BOOTPやDHCPはIPアドレスの動的割り当てや管理をより柔軟に行えるため、実務ではこれらが主流となっています。
しかし、RARPの基本的な役割を理解することはネットワークの基礎知識として重要です。

FAQ

Q: RARPはどのOSI参照モデルの層で動作しますか?
A: RARPはデータリンク層(第2層)で動作し、MACアドレスを利用してIPアドレスを問い合わせます。
Q: DHCPとRARPの違いは何ですか?
A: DHCPはIPアドレスを動的に割り当てるプロトコルで、RARPはMACアドレスからIPアドレスを問い合わせる単純なプロトコルです。

関連キーワード: RARP, ARP, MACアドレス、IPアドレス、ブロードキャスト、データリンク層、DHCP, DNS
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