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ネットワークスペシャリスト 2009年 午前224


問題文

ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢

稼働中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する。
機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。(正解)
業務で発生するデータの発生頻度を分析し、テストデータを作成する。
プログラムの流れ図から、分岐条件に基づいたテストデータを作成する。

ブラックボックステストのテストデータ作成方法【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ブラックボックステストでは機能仕様に基づき、同値クラスや限界値を識別してテストデータを作成するのが最適です。
  • 根拠:ブラックボックステストは内部構造を考慮せず、仕様通りに動作するかを検証するため、仕様から代表的な入力値を選ぶ手法が有効です。
  • 差がつくポイント:同値クラス分割や境界値分析を正しく理解し、仕様に基づく網羅的かつ効率的なテストデータ設計ができるかが合否を分けます。

正解の理由

は機能仕様から同値クラスや限界値を識別しテストデータを作成するとあり、ブラックボックステストの基本的かつ最も適切な方法です。
同値クラス分割は入力値を意味のあるグループに分け、代表値を選ぶことでテスト効率を高めます。限界値分析はエラーが起きやすい境界付近を重点的に検証できるため、欠陥検出率が高まります。
これらはブラックボックステストの標準的な技法であり、仕様に基づくため実際の動作確認に直結します。

よくある誤解

  • 稼働中の実データを無作為に抽出すれば十分と考えるのは誤りです。偏りや網羅性の欠如が問題になります。
  • プログラムの内部構造を重視するのはホワイトボックステストの領域であり、ブラックボックステストとは異なります。

解法ステップ

  1. 問題文の「ブラックボックステスト」に注目し、内部構造を考慮しないテスト手法と理解する。
  2. 各選択肢がブラックボックステストの特徴に合致しているかを検討する。
  3. 同値クラス分割や限界値分析が仕様ベースの代表的なブラックボックステスト技法であることを確認する。
  4. それ以外の選択肢は実データ抽出や頻度分析、プログラムの流れ図利用など、ブラックボックステストの定義と異なる点を見極める。
  5. 最も適切なものとしてを選択する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 実データの無作為抽出は偏りや網羅性不足のリスクがあり、仕様に基づく体系的なテストではありません。
  • : 機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、仕様に基づく代表的なテストデータを作成するため正解です。
  • ウ: 発生頻度分析はテストの優先順位付けには有効ですが、テストデータ作成の基本手法ではありません。
  • エ: プログラムの流れ図や分岐条件はホワイトボックステストの手法であり、ブラックボックステストの定義に反します。

補足コラム

ブラックボックステストは「仕様ベーステスト」とも呼ばれ、ユーザー視点での動作検証に適しています。
代表的な技法には同値クラス分割、境界値分析、状態遷移テスト、決定表テストなどがあり、これらを組み合わせて効率的に欠陥を発見します。
一方、ホワイトボックステストはコードの内部構造を分析し、分岐網羅や条件網羅を目指すため、テスト設計のアプローチが異なります。

FAQ

Q: 同値クラス分割とは何ですか?
A: 入力値を意味のあるグループに分け、各グループから代表値を選んでテストする手法です。
Q: 限界値分析はなぜ重要ですか?
A: エラーは境界付近で起きやすいため、境界値を重点的にテストすることで欠陥検出率が向上します。
Q: 実データを使ったテストはブラックボックステストですか?
A: 実データ利用はテストの一手法ですが、無作為抽出だけでは仕様の網羅性が保証されず、ブラックボックステストの基本とは言えません。

関連キーワード: ブラックボックステスト、同値クラス分割、限界値分析、ホワイトボックステスト、テストデータ作成、ソフトウェアテスト技法
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