ネットワークスペシャリスト 2011年 午前2 問16
問題文
IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。
選択肢
ア:MOS値
イ:R値(正解)
ウ:ジッタ
エ:パケット損失率
IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:ノイズ、エコー、遅延など複数の要素を総合的に評価する指標は「R値」である。
- 根拠:R値はITU-T勧告P.800に基づき、音声品質を数値化し、音声通信の総合的な品質を示す。
- 差がつくポイント:MOS値は主観評価の平均値、ジッタやパケット損失率は特定の品質劣化要因の指標であり、総合評価ではない点を理解すること。
正解の理由
イ: R値は、音声通信の品質を総合的に評価する指標で、ノイズ、エコー、遅延など複数の要因を考慮して算出されます。ITU-TのP.800シリーズで定義されており、音声品質の客観的評価に用いられます。これに対し、MOS値は主観的評価の平均値であり、ジッタやパケット損失率は特定の品質劣化要因を示す単一の指標です。
よくある誤解
MOS値は音声品質の総合評価と思われがちですが、実際は主観評価の平均値であり、ノイズや遅延などの要素を直接数値化するものではありません。
解法ステップ
- 問題文の「ノイズ、エコー、遅延など複数の要素から算出される指標」を確認する。
- 各選択肢の意味を整理する。
- MOS値は主観評価の平均値であることを理解する。
- ジッタは遅延のばらつき、パケット損失率はデータ損失の割合を示す単一要因指標であることを確認する。
- R値が複数の品質劣化要因を総合的に評価する指標であることから正解を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: MOS値
主観的な評価の平均値であり、ノイズや遅延などの複数要素を直接数値化しないため不適切。 - イ: R値
複数の音声品質要因を総合的に評価し、客観的に算出される指標で正解。 - ウ: ジッタ
音声パケットの遅延変動を示す指標であり、総合的な音声品質評価ではない。 - エ: パケット損失率
パケットの損失割合を示す単一の品質劣化指標であり、総合評価には不十分。
補足コラム
R値は0から100の範囲で評価され、一般的に70以上で良好な音声品質とされます。MOS値は1から5のスケールで評価され、R値からMOS値を推定することも可能です。IP電話の品質管理では、これらの指標を組み合わせて総合的に判断します。
FAQ
Q: MOS値とR値の違いは何ですか?
A: MOS値は人間の主観評価の平均値で、R値は複数の品質要因を数値化した客観的指標です。
A: MOS値は人間の主観評価の平均値で、R値は複数の品質要因を数値化した客観的指標です。
Q: ジッタが大きいと音声品質にどんな影響がありますか?
A: ジッタが大きいと音声の遅延変動が激しくなり、音声が途切れたり不自然に聞こえたりします。
A: ジッタが大きいと音声の遅延変動が激しくなり、音声が途切れたり不自然に聞こえたりします。
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