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ネットワークスペシャリスト 2013年 午前207


問題文

FC(ファイバチャネル)フレームをイーサネットで通信するFCoEの説明のうち、適切なものはどれか。

選択肢

イーサネットのパケットサイズに合わせて、FCフレームサイズが調整される。
通信のオーバヘッドを小さくするために、UDPを用いる。
通信の信頼性を確保するために、TCPを用いる。
転送ロスを発生させないための拡張がされたイーサネットで、FCフレームを通信する。(正解)

FCoE(ファイバチャネル over Ethernet)に関する問題【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:FCoEは拡張されたイーサネット上でFCフレームを転送し、転送ロスを防止する技術です。
  • 根拠:通常のイーサネットは転送ロスが発生しやすいため、FCoEではロスレスイーサネット(Data Center Bridging)を利用します。
  • 差がつくポイント:UDPやTCPを使わず、FCフレームをそのままイーサネットフレームにカプセル化する点を理解することが重要です。

正解の理由

選択肢エは「転送ロスを発生させないための拡張がされたイーサネットで、FCフレームを通信する」とあり、FCoEの本質を正確に表しています。FCoEはFCの信頼性を保つために、ロスレスイーサネット技術(Data Center Bridging)を用いてFCフレームをイーサネット上で直接転送します。これにより、FCの高信頼性を維持しつつイーサネットの利便性を活かせます。

よくある誤解

  • FCoEがTCP/IPやUDPを使ってFCフレームを送ると誤解されがちですが、実際はFCフレームを直接イーサネットフレームにカプセル化します。
  • イーサネットのパケットサイズに合わせてFCフレームを調整することはありません。

解法ステップ

  1. FCoEの目的を理解する(FCフレームをイーサネットで送る技術)。
  2. FCの信頼性を保つために転送ロスを防ぐ必要があることを確認。
  3. イーサネットの通常の仕様では転送ロスが発生しやすいことを知る。
  4. FCoEではロスレスイーサネット(Data Center Bridging)を使うことを把握。
  5. UDPやTCPを使わず、FCフレームをそのままイーサネットフレームにカプセル化する点を押さえる。
  6. 選択肢の中でこれらの条件を満たすものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:FCフレームサイズはイーサネットパケットサイズに合わせて調整されません。FCフレームはそのままカプセル化されます。
  • イ:FCoEはUDPを使いません。UDPは信頼性が低いためFCの信頼性を保てません。
  • ウ:TCPも使いません。TCPはオーバーヘッドが大きく、FCoEの低遅延性を損ないます。
  • :正解。ロスレスイーサネット技術を用いてFCフレームを転送するため、転送ロスが発生しません。

補足コラム

FCoEはData Center Bridging(DCB)というイーサネットの拡張技術を利用し、優先制御やフロー制御を強化して転送ロスを防ぎます。これにより、従来のFCネットワークと同等の信頼性をイーサネット上で実現し、ストレージネットワークの統合を可能にしています。

FAQ

Q: FCoEはTCP/IPを使いますか?
A: いいえ、FCoEはTCP/IPを使わず、FCフレームを直接イーサネットフレームにカプセル化します。
Q: なぜイーサネットの拡張が必要なのですか?
A: 通常のイーサネットは転送ロスが発生しやすいため、FCの信頼性を保つためにロスレスイーサネット技術が必要です。

関連キーワード: FCoE, ファイバチャネル、ロスレスイーサネット、Data Center Bridging, ストレージネットワーク、イーサネット拡張技術
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