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ネットワークスペシャリスト 2013年 午前208


問題文

1台のクライアントと1台のサーバ間でのFTPを用いたファイル転送では、二つのコネクションを用いてデータ転送を行う。これらのコネクションの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

二つのコネクションはデータ転送用と受領応答用に分かれており、高速な転送を行うことが可能である。
二つのコネクションはデータ転送用と制御用に分かれており、データ転送中でも制御コマンドを送信することが可能である。(正解)
二つのコネクションはデータ転送用とチェックデータ転送用に分かれており、信頼性を向上させることが可能である。
二つのコネクションはバイナリデータ転送用とテキストデータ転送用に分かれており、バイナリデータとテキストデータを効率的に転送することが可能である。

FTPの二つのコネクションの役割【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:FTPは「制御用コネクション」と「データ転送用コネクション」の二つを使い、制御とデータ転送を同時に行います。
  • 根拠:制御用コネクションはコマンド送受信に使い、データ転送用はファイルの送受信に専用されるため効率的かつ柔軟です。
  • 差がつくポイント:制御コマンドをデータ転送中にも送信可能な点がFTPの特徴であり、これを理解しているかが重要です。

正解の理由

選択肢イは、FTPの二つのコネクションの役割を正確に説明しています。FTPは「制御用コネクション」でコマンドや応答をやり取りし、「データ転送用コネクション」で実際のファイルデータを送受信します。この構造により、ファイル転送中でも制御コマンドを送信でき、操作の柔軟性が高まります。

よくある誤解

FTPの二つのコネクションは単にデータ転送のために分かれていると誤解されがちですが、実際は制御とデータ転送の役割分担が明確です。高速化や信頼性向上のための分割ではありません。

解法ステップ

  1. FTPの基本構造を理解する(制御用とデータ用の二つのコネクションがある)。
  2. 制御用コネクションはコマンド送受信に使われることを確認する。
  3. データ転送用コネクションはファイルの送受信に使われることを把握する。
  4. 選択肢の説明と照らし合わせ、制御用コネクションの役割が正しく説明されているものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「受領応答用」としているが、FTPの二つのコネクションは制御用とデータ用であり、受領応答用ではありません。
  • : 正解。制御用とデータ転送用に分かれており、制御コマンドをデータ転送中にも送れる点が正しい。
  • ウ: チェックデータ転送用という区分はFTPには存在せず、信頼性向上のためのコネクション分割ではありません。
  • エ: バイナリとテキストでコネクションを分けることはなく、転送モードは制御コマンドで切り替えます。

補足コラム

FTPはTCPの21番ポートで制御用コネクションを確立し、データ転送用コネクションは通常20番ポートを使います。制御用コネクションは常に開いたままで、データ転送時に必要に応じてデータ用コネクションが開閉されます。これにより、転送中でもコマンド操作が可能です。

FAQ

Q: FTPの制御用コネクションは常に開いているのですか?
A: はい、制御用コネクションはセッション全体を通じて開いたままです。
Q: データ転送用コネクションはどのタイミングで開かれますか?
A: ファイルの送受信やディレクトリリスト取得時など、データ転送が必要な時に開かれます。

関連キーワード: FTP, 制御用コネクション、データ転送コネクション、TCP/IP, ファイル転送
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