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ネットワークスペシャリスト 2014年 午前222


問題文

メモリインタリーブの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

主記憶と外部記憶を一元的にアドレス付けし、主記憶の物理容量を超えるメモリ空間を提供する。
主記憶と磁気ディスク装置との間にバッファメモリを置いて、双方のアクセス速度の差を補う。
主記憶と入出力装置との間でCPUとは独立にデータ転送を行う。
主記憶の連続したアドレスを複数のブロックに分けて、並列的にアクセスすることでアクセスを高速化する。(正解)

メモリインタリーブの説明【午前2 解説】

正解の理由

選択肢「エ」は、主記憶の連続したアドレスを複数のブロック(メモリバンク)に分け、これらを並列にアクセスすることで全体のアクセス速度を高速化すると明確に述べています。これはメモリインタリーブの定義に合致します。複数バンクへ分散してアクセスを行うため、CPUの連続読み書きやパイプライン動作に対してバス競合やレイテンシを低減できます。

解法ステップ

  1. 各選択肢の主題(主記憶、外部記憶、I/O、並列アクセス)を把握する。
  2. 「メモリインタリーブ」の定義を思い出す:主記憶を複数バンクに分割して並列化する技術。
  3. 定義と選択肢を照合する:並列的にアクセスして高速化する表現が該当する選択肢を選ぶ。
  4. その他の選択肢は仮想記憶、バッファ/キャッシュ、DMAなど別技術を説明していると判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「主記憶と外部記憶を一元的にアドレス付けし、主記憶の物理容量を超えるメモリ空間を提供する」—— これは仮想記憶(スワッピングやページング)や仮想アドレス空間の説明であり、インタリーブとは無関係です。
  • イ: 「主記憶と磁気ディスク装置との間にバッファメモリを置いて、双方のアクセス速度の差を補う」—— これはバッファキャッシュやキャッシュの基本的な役割の説明で、I/O速度差を緩和する技術です。
  • ウ: 「主記憶と入出力装置との間でCPUとは独立にデータ転送を行う」—— これはDMA(ダイレクトメモリアクセス)の説明で、CPUの介入を減らす点が特徴です。
  • エ: 「主記憶の連続したアドレスを複数のブロックに分けて、並列的にアクセスすることでアクセスを高速化する。」 —— 正解。メモリバンクによる並列化がそのまま述べられています。

よくある誤解

  • 誤解1:インタリーブは主記憶と二次記憶(ディスク)をまとめる仕組みだと勘違いする。これは仮想記憶やメモリ管理の機能であり、インタリーブとは別物です。
  • 誤解2:DMA(ダイレクトメモリアクセス)やバッファキャッシュと混同する。DMAはCPUを介さずI/O転送を行う技術、バッファは速度差を吸収する仕組みで、いずれもインタリーブとは目的が異なります。
  • 誤解3:インタリーブは常に高速化するわけではない。アクセスパターンやバンク間の競合次第では効果が限定的です。

補足コラム

  • インタリーブの単位(インタリーブ幅)はワード、バイト、ページなど様々で、幅が細かいほど隣接アクセスを異なるバンクに振り分けやすく高スループットが期待できますが、回路や制御の複雑さが増します。
  • 実装形態としては、低位ビットでバンク選択する「低次ビットインタリーブ」と、高位ビットを使う方式などがあり、キャッシュラインやページ境界との関係で性能影響を受けます。
  • 現代の多チャネルDRAM(例えばデュアルチャネル、クアッドチャネル)はインタリーブの考え方を拡張したものと考えられます。

FAQ

Q1: メモリインタリーブはキャッシュとどう違いますか?
A1: キャッシュはアクセス頻度の高いデータを高速小容量メモリに保持してヒット率を高める手法で、インタリーブは主記憶自体を複数並列バンクに分けて帯域を増やす手法です。目的と階層が異なります。
Q2: インタリーブで必ず速度が2倍、4倍になるのですか?
A2: 理想的な並列化ではバンク数に比例して帯域は増えますが、実際はアクセスパターン(同一バンクへの集中)、コントローラのオーバーヘッド、遅延重複の制約で線形に増えないことが多いです。
Q3: インタリーブは全てのシステムで使われますか?
A3: 多くの高性能システムやマルチチャネルDRAM設計で採用されますが、組み込み機器などコスト・設計簡素化を優先する場合は使われないこともあります。

関連キーワード: メモリバンク、DRAMチャネル、インタリーブ幅、メモリ帯域、DMA、キャッシュ、ページング
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