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ネットワークスペシャリスト 2018年 午前203


問題文

ネットワークのQoSを実現するために使用されるトラフィック制御方式に関する説明のうち、適切なものはどれか。

選択肢

通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御することを、アドミッション制御という。(正解)
入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を、シェーピングという。
パケットの送出間隔を調整することによって、規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を、ポリシングという。
フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継することを、ベストエフォートという。

ネットワークのQoSを実現するためのトラフィック制御方式【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:通信前に帯域などのリソースを確保し通信を制御する方式は「アドミッション制御」であり、これが正解です。
  • 根拠:アドミッション制御はQoSの基本で、ネットワーク資源の過負荷を防ぎ、サービス品質を保証します。
  • 差がつくポイント:シェーピングやポリシングは速度制御の手法であり、ベストエフォートは優先度制御の概念であるため、用語の正確な理解が重要です。

正解の理由

ア: 通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御することを、アドミッション制御という。
これはQoSを実現するためにネットワーク資源を事前に予約し、過負荷を防ぐ方式であり、通信品質を保証する基本的な手法です。通信開始前にリソースの確保を行うため、サービスの安定性が高まります。

よくある誤解

シェーピングとポリシングは似ていますが、シェーピングは送出速度を調整し遅延を許容するのに対し、ポリシングは超過分を即座に破棄するため、用途が異なります。ベストエフォートはQoS保証をしない方式です。

解法ステップ

  1. 問題文の「通信を開始する前にリソースを要求し確保する」部分に注目する。
  2. 各選択肢の用語の意味を整理し、通信前のリソース確保に該当するものを探す。
  3. アドミッション制御が通信前のリソース予約であることを確認。
  4. 他の選択肢は速度制御や優先度制御の説明であるため除外。
  5. 正解はアと判断する。

選択肢別の誤答解説

  • イ: シェーピングはトラフィックの送出速度を調整し、超過分を遅延させる制御であり、パケット破棄は基本的に行いません。
  • ウ: ポリシングは規定速度を超えたパケットを即座に破棄するか優先度を下げる制御で、送出間隔の調整ではありません。
  • エ: ベストエフォートは優先度を変えずに可能な限りのサービスを提供する方式であり、優先度制御とは異なります。

補足コラム

アドミッション制御はQoSの中でも「リソース予約型」の代表的な技術で、RSVP(Resource Reservation Protocol)などのプロトコルで実装されます。これに対し、シェーピングやポリシングは「トラフィック整形」と呼ばれ、通信中のトラフィック制御に用いられます。ベストエフォートはQoS保証を行わないため、リアルタイム通信には不向きです。

FAQ

Q: アドミッション制御はどのような場面で使われますか?
A: 音声通話や動画配信など、通信品質を保証したいリアルタイムアプリケーションで使われます。
Q: シェーピングとポリシングの違いは何ですか?
A: シェーピングは送出速度を調整して遅延を許容し、ポリシングは超過分を即座に破棄または優先度を下げます。

関連キーワード: QoS, アドミッション制御、シェーピング、ポリシング、ベストエフォート、トラフィック制御、帯域制御
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