ネットワークスペシャリスト 2019年 午前2 問02
問題文
図は、OSPFを使用するルータa〜iのネットワーク構成を示す。拠点1と拠点3の間の通信はWAN1を、拠点2と拠点3の間の通信はWAN2を通過するようにしたい。xとyに設定するコストとして、適切な組合せはどれか。ここで、図中の数字はOSPFコストを示す。


選択肢
ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:
OSPFのコスト設定問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:拠点1と拠点3間はWAN1経由、拠点2と拠点3間はWAN2経由にするには、xとyのコストを30に設定するのが適切です。
- 根拠:OSPFは最小コストパスを選択するため、WAN1とWAN2の経路がそれぞれ最短になるようにコストを調整します。
- 差がつくポイント:WAN1とWAN2のリンクコストを適切に設定し、意図した経路制御を行う理解が重要です。
正解の理由
選択肢イ(x=30、y=30)が正解です。
OSPFはルータ間の経路コストの合計が最小となる経路を選択します。
拠点1から拠点3への通信はWAN1(b-e間の100)を通過させたいので、xのコストを30に設定し、WAN1経路の合計コストがWAN2経路より低くなるようにします。
同様に、拠点2から拠点3への通信はWAN2(d-g間の100)を通過させたいので、yのコストも30に設定し、WAN2経路の合計コストがWAN1経路より低くなるように調整します。
これにより、OSPFはそれぞれの拠点間で意図したWAN経路を選択します。
OSPFはルータ間の経路コストの合計が最小となる経路を選択します。
拠点1から拠点3への通信はWAN1(b-e間の100)を通過させたいので、xのコストを30に設定し、WAN1経路の合計コストがWAN2経路より低くなるようにします。
同様に、拠点2から拠点3への通信はWAN2(d-g間の100)を通過させたいので、yのコストも30に設定し、WAN2経路の合計コストがWAN1経路より低くなるように調整します。
これにより、OSPFはそれぞれの拠点間で意図したWAN経路を選択します。
よくある誤解
- コストを単純に小さくすれば良いと考えがちですが、経路全体の合計コストを比較して最短経路を決定する点を理解していないことが多いです。
- WANリンクのコストを高く設定すれば必ずその経路が避けられるわけではありません。
解法ステップ
- 拠点1と拠点3間の経路候補を洗い出す(WAN1経由とWAN2経由)。
- 各経路の合計コストを計算し、WAN1経由が最短になるようにxのコストを調整。
- 拠点2と拠点3間の経路候補を洗い出す(WAN1経由とWAN2経由)。
- 各経路の合計コストを計算し、WAN2経由が最短になるようにyのコストを調整。
- xとyのコストが同じ値(30)であることを確認し、選択肢イを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア(x=20、y=20):コストが低すぎてWAN1とWAN2の経路が逆転し、意図した経路制御ができません。
- イ(x=30、y=30):正解。WAN1とWAN2経路のコストバランスが適切です。
- ウ(x=40、y=40):コストが高すぎて他の経路が優先され、WAN経路が選ばれにくくなります。
- エ(x=50、y=50):さらに高コストでWAN経路が最短経路にならず、通信経路が意図と異なります。
補足コラム
OSPF(Open Shortest Path First)はリンクステート型のルーティングプロトコルで、各リンクにコストを設定し、最小コスト経路を計算します。
コストは帯域幅や遅延などを基に設定されることが多く、経路制御のために手動で調整することもあります。
WAN回線のコストを適切に設定することで、トラフィックの経路を制御し、ネットワークの効率化や冗長化を図れます。
コストは帯域幅や遅延などを基に設定されることが多く、経路制御のために手動で調整することもあります。
WAN回線のコストを適切に設定することで、トラフィックの経路を制御し、ネットワークの効率化や冗長化を図れます。
FAQ
Q: なぜxとyのコストを同じ値に設定するのですか?
A: 拠点1と拠点3、拠点2と拠点3間でそれぞれ異なるWAN経路を優先させるため、両方のWANリンクのコストを同じ値にし、経路のバランスを取る必要があるからです。
A: 拠点1と拠点3、拠点2と拠点3間でそれぞれ異なるWAN経路を優先させるため、両方のWANリンクのコストを同じ値にし、経路のバランスを取る必要があるからです。
Q: OSPFのコストはどのように決められますか?
A: 通常は帯域幅に基づいて自動計算されますが、管理者が手動で調整することも可能です。経路制御のためにコストを変更することがよくあります。
A: 通常は帯域幅に基づいて自動計算されますが、管理者が手動で調整することも可能です。経路制御のためにコストを変更することがよくあります。
関連キーワード: OSPF, ルーティング、ネットワークコスト、WAN経路制御、リンクステート

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