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ネットワークスペシャリスト 2019年 午前204


問題文

スパニングツリープロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

OSI基本参照モデルにおけるネットワーク層のプロトコルである。
ブリッジ間に複数経路がある場合、同時にフレーム転送することを可能にするプロトコルである。
ブロードキャストフレームを、ブリッジ間で転送しない利点がある。
ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。(正解)

スパニングツリープロトコルに関する問題【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:スパニングツリープロトコル(STP)はルートブリッジの決定に優先順位とMACアドレスを用いるため、選択肢エが正解です。
  • 根拠:STPはループ防止のためにブリッジ間の経路を制御し、優先順位とMACアドレスでルートブリッジを決定します。
  • 差がつくポイント:STPはネットワーク層ではなくデータリンク層のプロトコルであり、複数経路を同時に使うのではなくループを防ぐために一部経路を遮断します。

正解の理由

選択肢エは「ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される」と述べています。これはSTPの基本動作であり、優先順位が低いほどルートブリッジに選ばれやすく、同じ優先順位の場合はMACアドレスの小さい方が選ばれます。これによりネットワーク内で唯一のルートブリッジが決定され、ループを防止します。

よくある誤解

STPはネットワーク層のプロトコルではなくデータリンク層のプロトコルです。また、複数経路を同時に利用してフレーム転送を行うのではなく、ループを防ぐために一部の経路をブロックします。

解法ステップ

  1. 問題文の「スパニングツリープロトコル」の役割を確認する。
  2. OSI参照モデルのどの層に属するかを思い出す(データリンク層)。
  3. STPの目的がループ防止であることを理解する。
  4. ルートブリッジ決定の基準(優先順位とMACアドレス)を確認する。
  5. 選択肢を比較し、正しい説明を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: STPはOSIモデルのネットワーク層ではなくデータリンク層のプロトコルです。
  • イ: STPは複数経路を同時に使うのではなく、ループを防ぐために一部経路を遮断します。
  • ウ: ブロードキャストフレームはSTPによって転送が制御されますが、完全に転送しないわけではなく、ループ防止が目的です。
  • : 正解。ルートブリッジの決定に優先順位とMACアドレスが使われます。

補足コラム

スパニングツリープロトコルはIEEE 802.1Dで規定されており、ネットワーク内のループを防ぐためにブリッジ間の冗長経路を制御します。ルートブリッジはネットワークの中心となるブリッジで、全てのパスコストを基に最短経路が決定されます。STPの改良版としてRSTP(Rapid STP)やMSTP(Multiple STP)も存在し、より高速な収束や複数のSTPインスタンスをサポートしています。

FAQ

Q: スパニングツリープロトコルはどのOSI層のプロトコルですか?
A: データリンク層(第2層)のプロトコルです。
Q: ルートブリッジの決定基準は何ですか?
A: ブリッジの優先順位とMACアドレスの値です。優先順位が低いほど優先され、同じ場合はMACアドレスの小さい方が選ばれます。
Q: STPは複数経路を同時に利用しますか?
A: いいえ、ループを防ぐために一部の経路をブロックし、単一の経路のみを有効にします。

関連キーワード: スパニングツリープロトコル、ルートブリッジ、データリンク層、ループ防止、IEEE 802.1D
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