ネットワークスペシャリスト 2019年 午前2 問12
問題文
OpenFlowプロトコルを使用するSDN(Software-Defined Networking)においてコントローラとOpenFlowスイッチ間の通信に関する記述として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:オーバヘッドを避けるためにUDPやTCPは使用せずIPを直接使用する。
イ:信頼性や安全性を確保するためにTCPやTLSを使用する。(正解)
ウ:パラレル伝送を行うためにSANで利用されるファイバチャネル上のSCSIを使用する。
エ:リアルタイム性に関する要求を満たすためにUDPを使用する。
OpenFlowプロトコルを使用するSDNにおけるコントローラとスイッチ間通信【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:OpenFlowのコントローラとスイッチ間通信は信頼性と安全性確保のためTCPやTLSを用いる。
- 根拠:OpenFlowは制御メッセージの確実な伝達が必須であり、TCPの信頼性とTLSの暗号化が適している。
- 差がつくポイント:UDPや直接IP使用は信頼性不足、SANのファイバチャネルは用途が異なり誤答となる。
正解の理由
OpenFlowプロトコルはSDNの制御プレーンでコントローラとスイッチ間の通信を行います。この通信は制御情報の正確な伝達が不可欠なため、信頼性の高いTCPを使用します。さらに、通信の安全性を確保するためにTLS(Transport Layer Security)による暗号化も利用されます。したがって、「イ: 信頼性や安全性を確保するためにTCPやTLSを使用する。」が正解です。
よくある誤解
UDPはリアルタイム性に優れるが信頼性が低いため、OpenFlowの制御通信には不適切です。IPを直接使うこともプロトコルの信頼性を損ないます。
解法ステップ
- OpenFlowの役割を理解し、コントローラとスイッチ間の通信の重要性を把握する。
- 通信に求められる要件(信頼性・安全性)を確認する。
- TCPは信頼性のある通信を提供し、TLSは暗号化で安全性を担保することを知る。
- 選択肢を比較し、TCP/TLSを使う「イ」を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: IPを直接使うことはプロトコルスタックの基本構造に反し、信頼性も保証されないため誤り。
- イ: 正解。TCPの信頼性とTLSの安全性を活用している。
- ウ: SANのファイバチャネルはストレージネットワーク用であり、OpenFlow通信とは無関係。
- エ: UDPはリアルタイム性は高いが、信頼性が低く制御通信には不適切。
補足コラム
OpenFlowはSDNの代表的なプロトコルで、ネットワーク機器の制御を中央集権的に行います。通信の信頼性が低いとネットワーク全体の制御に支障をきたすため、TCPのようなコネクション型プロトコルが必須です。また、TLSによる暗号化は通信の盗聴や改ざんを防ぎ、セキュリティを強化します。
FAQ
Q: なぜUDPではなくTCPが使われるのですか?
A: TCPはパケットの順序制御や再送制御を行い、通信の信頼性を保証するためです。
A: TCPはパケットの順序制御や再送制御を行い、通信の信頼性を保証するためです。
Q: TLSはどのように安全性を確保しますか?
A: TLSは通信内容を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防止します。
A: TLSは通信内容を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防止します。
関連キーワード: OpenFlow, SDN, TCP, TLS, 通信プロトコル、ネットワーク制御、信頼性、セキュリティ

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