ネットワークスペシャリスト 2019年 午前2 問13
問題文
FTPを使ったファイル転送でクライアントが使用するコマンドのうち、データ転送用コネクションをクライアント側から接続するために、サーバ側のデータ転送ポートを要求するものはどれか。
選択肢
ア:ACCT
イ:MODE
ウ:PASV(正解)
エ:PORT
FTPのデータ転送方式に関する問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:クライアントがサーバのデータ転送ポートを指定して接続するコマンドは「PORT」ではなく「PASV」です。
- 根拠:PASVコマンドはサーバ側が待ち受けるポート番号を通知し、クライアントがそこへ接続する方式を指示します。
- 差がつくポイント:PORTはクライアント側のポートをサーバに通知し、サーバが接続するアクティブモードである点を理解することが重要です。
正解の理由
FTPには「アクティブモード」と「パッシブモード」があり、データ転送用のコネクションの接続方法が異なります。
- PASVコマンドはサーバに対して「パッシブモードで待機しているポート番号を教えてほしい」と要求し、サーバが指定したポートにクライアントが接続します。
- 問題文の「クライアント側からサーバのデータ転送ポートに接続する」動作はまさにパッシブモードの特徴であり、これを指示するコマンドがPASVです。
よくある誤解
- PORTコマンドが「クライアント側から接続する」コマンドと誤解されがちですが、実際はサーバがクライアントの指定ポートに接続するアクティブモード用です。
- ACCTやMODEは認証や転送モードの指定であり、データ転送用コネクションの接続先指定とは無関係です。
解法ステップ
- FTPのデータ転送方式にはアクティブモードとパッシブモードがあることを思い出す。
- アクティブモードはクライアントが自分のポートをサーバに通知し、サーバが接続する。
- パッシブモードはサーバが待ち受けポートを通知し、クライアントが接続する。
- 問題文の「クライアント側からサーバのポートに接続する」動作はパッシブモードに該当。
- パッシブモードを指示するコマンドがPASVであるため、これが正解。
選択肢別の誤答解説
- ア: ACCT
認証のためのアカウント情報を送るコマンドで、データ転送の接続には関係ありません。 - イ: MODE
転送モード(ストリーム、ブロックなど)を指定するコマンドで、接続先ポートの指定とは無関係です。 - ウ: PASV
サーバ側のデータ転送ポートを通知させ、クライアントが接続するパッシブモードを開始するコマンドです。 - エ: PORT
クライアント側のポート番号をサーバに通知し、サーバが接続するアクティブモード用のコマンドです。
補足コラム
FTPは制御用コネクション(通常ポート21)とデータ転送用コネクション(ポートは動的)を使い分けます。
パッシブモードはファイアウォール越えに有利で、クライアントがサーバの指定ポートに接続するため、NAT環境でよく使われます。
一方、アクティブモードはサーバがクライアントの指定ポートに接続するため、クライアント側のファイアウォール設定が必要です。
パッシブモードはファイアウォール越えに有利で、クライアントがサーバの指定ポートに接続するため、NAT環境でよく使われます。
一方、アクティブモードはサーバがクライアントの指定ポートに接続するため、クライアント側のファイアウォール設定が必要です。
FAQ
Q: FTPのパッシブモードはなぜ使われるのですか?
A: クライアント側のファイアウォールやNATの制約でサーバからの接続が困難な場合、クライアントがサーバに接続するパッシブモードが有効です。
A: クライアント側のファイアウォールやNATの制約でサーバからの接続が困難な場合、クライアントがサーバに接続するパッシブモードが有効です。
Q: PORTコマンドはどのような場合に使いますか?
A: クライアントが自分のポート番号をサーバに通知し、サーバがそこに接続するアクティブモードで使います。
A: クライアントが自分のポート番号をサーバに通知し、サーバがそこに接続するアクティブモードで使います。
関連キーワード: FTP, パッシブモード、アクティブモード、PASVコマンド、PORTコマンド、ファイル転送、ネットワークプロトコル

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