ネットワークスペシャリスト 2021年 午後1 問01
ネットワーク運用管理の自動化に関する次の記述を読んで、設問1〜3に答えよ。
A社は、中堅の中古自動車販売会社であり、東京に本社のほか10店舗を構えている。
〔現状の在庫管理システム〕
A社では、在庫管理システムを導入している。本社及び店舗では、社内の全ての在庫情報を把握できる。在庫管理システムは、本社の在庫管理サーバ、DHCPサーバ、DNSサーバ、本社及び店舗に2台ずつある在庫管理端末、並びにこれらを接続するレイヤ2スイッチ(以下、L2SWという)から構成される。在庫管理端末はDHCPクライアントである。
本社と店舗との間は、広域イーサネットサービス網(以下、広域イーサ網という)を用いてレイヤ2接続を行っている。L2SWにVLANは設定していない。
本社の在庫管理サーバでは、在庫情報の管理と、在庫管理システム全ての機器のSNMPによる監視を行っている。在庫管理システムで利用するIPアドレスは192.168.1.0/24であり、各機器にはIPアドレスが一つ割り当てられている。
店舗が追加される際には、その都度、情報システム部の社員が現地に出向き、L2SWと在庫管理端末を設置している。店舗のL2SWは、在庫管理サーバからSSHによるリモートログインが可能である。
現状の在庫管理システムの構成を、図1に示す。
A社は、販売エリアの拡大に着手することにした。またこの機会に、新たに顧客サービスとして全ての店舗でフリーWi-Fiを提供することにした。情報システム部のBさんは上司から、ネットワーク更改について検討するよう指示された。
Bさんが指示を受けたネットワーク更改の要件を次に示す。
・WAN回線は、広域イーサ網からインターネットに変更する。
・全ての店舗にフリーWi-Fiのアクセスポイント(以下、Wi-Fi APという)を導入する。
・既存の在庫管理システムの機器は継続利用する。
・フリーWi-Fiやインターネットを経由して社外から在庫管理システムに接続させない。
・店舗における機器の新設・故障交換作業は、店舗の店員が行えるようにする。
・SNMPによる監視及びSSHによるリモートログインの機能は、在庫管理システムから分離し、新たに設置する運用管理サーバに担わせる。
〔新ネットワークの設計〕
Bさんは、本社と店舗との接続に、インターネット接続事業者であるC社が提供する法人向けソリューションサービスを利用することを考えた。このサービスでは、インターネット上にL2 over IPトンネルを作成する機能をもつルータ(以下、RTという)を用いる。RTの利用構成を図2に示す。

Bさんが調査した内容を次に示す。
・RTは物理インタフェース(以下、インタフェースをIFという)として、BP, EP, RPをもつ。
・EPは、ISP-CにPPPoE接続を行い、グローバルIPアドレスが一つ割り当てられる。RTには、C社から出荷された時にPPPoEの認証情報があらかじめ設定されている。
・RPに接続した機器は、RTのNAT機能を介してインターネットにアクセスできる。インターネットからRPに接続した機器へのアクセスはできない。
・RPに接続した機器とBPに接続した機器との間の通信はできない。
・RTの設定及び管理は、C社データセンタ上のRT管理コントローラから行う。他の機器からは行うことができない。
・RTがRT管理コントローラと接続するときには、RTのクライアント証明書を利用する。
・RT管理コントローラは、EPに付与されたIPアドレスに対し、pingによる死活監視及びSNMPによるMIBの取得を行う。
Bさんが考えた、ネットワーク更改後の在庫管理システムの構成を、図3に示す。
本社に設置するRTと店舗に設置するRT間でポイントツーポイントのトンネルを作成し、本社を中心としたスター型接続を行う。店舗のRTのBPは、トンネルで接続された本社のRTのBPと同一ブロードキャストドメインとなる。
Bさんが考えた、新規店舗への機器の導入手順を次に示す。
・情報システム部は、店舗に設置する機器一式、構成図、手順書及びケーブルを店舗に送付する。そのうちL2SW、Wi-Fi APについては、本社であらかじめ初期設定を済ませておく。
・店員は、送付された構成図を参照して各機器を接続し、電源を投入する。
・RTは、自動でISP-CにPPPoE接続し、インターネットへの通信が可能な状態になる。
・RTは、RT管理コントローラに、① REST APIを利用してRTのシリアル番号とEPのIPアドレスを送信する。
・RTは、RT管理コントローラが保持する最新のファームウェアバージョン番号を受け取る。
・RTは、RTで動作しているファームウェアバージョンが古い場合は、RT管理コントローラから最新ファームウェアをダウンロードし、更新後に再起動する。
・RTは、RT管理コントローラから本社のRTのIPアドレスを取得する。
・RTは、本社のRTとの間にレイヤ2トンネル接続を確立する。
・店員は、Wi-Fi AP配下のWi-Fi端末及び②在庫管理端末から通信試験を行う。
・店員は、作業完了を情報システム部に連絡する。
〔構成管理の自動化〕
Bさんは、③店舗から作業完了の連絡を受けた後で確認を行うために、LLDP (Link Layer Discovery Protocol) を用いてBP配下の接続構成を自動で把握することにした。RT、L2SW及び在庫管理端末は、必要なIFからOSI基本参照モデルの第 a 層プロトコルであるLLDPによって、隣接機器に自分の機器名やIFの情報を送信する。隣接機器は受信したLLDPの情報を、LLDP-MIBに保持する。なお、全ての機器でLLDP-MED (LLDP Media Endpoint Discovery) を無効にしている。
運用管理サーバは、L2SWと在庫管理端末から b によってLLDP-MIBを取得して、L2SWと在庫管理端末のポート接続リストを作成する。さらに、運用管理サーバは、c が収集したRTのLLDP-MIBの情報をREST APIを使って取得して、ポート接続リストに加える。
ポート接続リストとは、b で情報を取得する対象の機器(以下、自機器という)のIFと、そこに接続される隣接機器のIFを組みにした表である。ある店舗で想定されるポート接続リストの例を、表1に示す。
Bさんは上司にネットワーク更改案を提案し、更改案が採用された。
設問1:〔現状の在庫管理システム〕について、(1)〜(3)に答えよ。
問題文を見る(1)名前解決に用いるサーバのIPアドレスを、在庫管理端末に通知するサーバは何か。図1中の機器名で答えよ。
模範解答
DHCPサーバ
解説
解答の論理構成
-
在庫管理端末がどの方式でネットワーク設定を受け取るかを確認します。
――【問題文】「在庫管理端末はDHCPクライアントである。」
DHCPクライアントは、IPアドレスだけでなくデフォルトゲートウェイやDNSサーバアドレスなどの各種情報もDHCPサーバから受領します。 -
問題が尋ねているのは、
――「名前解決に用いるサーバのIPアドレスを、在庫管理端末に通知するサーバは何か。」
ここで「名前解決に用いるサーバ」とはDNSサーバを指しますが、“そのIPアドレスを通知する”役割を担うのはDHCPサーバです。
誤りやすいポイント
- 「DNSサーバ自体が自分のIPアドレスを教える」と誤認しがちですが、DNSサーバは名前解決処理を担当するだけで、端末設定の配布はしません。
- 「在庫管理サーバが一元管理しているので、そこから配布される」と混同するケース。監視機能とIPパラメータ配布は別物です。
- 図1に複数サーバ(DHCP、DNS、在庫管理)が描かれているため、機能の切り分けを読み違えてしまうことがあります。
FAQ
Q: DHCPで配布できる情報はIPアドレス以外に何がありますか?
A: サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ、NTPサーバ、ドメイン名など多岐にわたります。本問はその中の「DNSサーバアドレス」に着目しています。
A: サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ、NTPサーバ、ドメイン名など多岐にわたります。本問はその中の「DNSサーバアドレス」に着目しています。
Q: 在庫管理端末が固定IPで運用されていた場合、答えは変わりますか?
A: 固定IP(スタティック設定)ならDNSサーバアドレスも手動設定となり、DHCPサーバは関与しません。本システムではDHCPクライアントと明示されているため、DHCPサーバが正解になります。
A: 固定IP(スタティック設定)ならDNSサーバアドレスも手動設定となり、DHCPサーバは関与しません。本システムではDHCPクライアントと明示されているため、DHCPサーバが正解になります。
Q: DHCPサーバとDNSサーバを同一機器で運用する場合、どちらを答えるべきですか?
A: 問題は「通知するサーバ」を聞いているので、機能的にDHCPサーバが正解です。物理的に同一装置であっても役割を区別して答えます。
A: 問題は「通知するサーバ」を聞いているので、機能的にDHCPサーバが正解です。物理的に同一装置であっても役割を区別して答えます。
関連キーワード: DHCP, DNS, IPアドレス配布, クライアント設定, ネットワーク自動設定
設問1:〔現状の在庫管理システム〕について、(1)〜(3)に答えよ。
問題文を見る(2)図1の構成において、在庫管理システムのセグメントのIPアドレス数に着目すると、店舗の最大数は計算上幾つになるか。整数で答えよ。
模範解答
82
解説
解答の論理構成
-
利用できるアドレス数を把握
問題文で「在庫管理システムで利用するIPアドレスは192.168.1.0/24であり、各機器にはIPアドレスが一つ割り当てられている。」とある。
/24なら 個のアドレスのうち、ネットワークアドレス (192.168.1.0) とブロードキャストアドレス (192.168.1.255) は使用不可なので
256 − 2 = 254個 が機器に割り当てられる最大数となる。 -
本社で消費するアドレス数を算出
「在庫管理システムは、本社の在庫管理サーバ、DHCPサーバ、DNSサーバ、本社及び店舗に2台ずつある在庫管理端末、並びにこれらを接続するレイヤ2スイッチ(以下、L2SWという)から構成される。」とある。
本社には
・在庫管理サーバ …1
・DHCPサーバ …1
・DNSサーバ …1
・在庫管理端末 …2
・L2SW …1
合計 6台 → 6アドレス消費。 -
店舗1か所あたりのアドレス数を算出
各店舗にも「2台ずつある在庫管理端末」と「L2SW」が存在するため、
2(端末)+1(L2SW)= 3アドレス を1店舗で使用する。 -
収容可能な店舗数を計算
使える総アドレス254から本社6アドレスを差し引くと、店舗用に割り当てられるのは
254 − 6 = 248アドレス。
1店舗あたり3アドレスなので
したがって最大店舗数は 82店舗 となる。
誤りやすいポイント
- ネットワーク/ブロードキャストアドレスの2つを引き忘れる
- 本社の「L2SW」にIPが不要と勘違いし、6台ではなく5台で計算してしまう
- 店舗あたりの端末数を2ではなく1と読み違える
- /24を255アドレスと誤って覚えてしまう(正しくは256)
FAQ
Q: 在庫管理端末はDHCPクライアントですが、静的割当てと計算が変わりますか?
A: 変わりません。DHCPでも静的でも1端末につき1アドレスを占有する点は同じです。
A: 変わりません。DHCPでも静的でも1端末につき1アドレスを占有する点は同じです。
Q: L2SWが管理VLANを持たない場合、IPを確保しなくても良いのでは?
A: 問題文に「各機器にはIPアドレスが一つ割り当てられている」と明記されているため、L2SWも対象に含めて計算する必要があります。
A: 問題文に「各機器にはIPアドレスが一つ割り当てられている」と明記されているため、L2SWも対象に含めて計算する必要があります。
Q: 将来サーバを増設したら店舗数はどう計算し直せば良いですか?
A: 追加サーバ台数を本社分に加算し、再度「254 -(本社消費アドレス)」を3で割って切り捨てれば、最新の収容可能店舗数を求められます。
A: 追加サーバ台数を本社分に加算し、再度「254 -(本社消費アドレス)」を3で割って切り捨てれば、最新の収容可能店舗数を求められます。
関連キーワード: IPv4, サブネットマスク, ブロードキャストアドレス, アドレス設計, ホスト部
設問1:〔現状の在庫管理システム〕について、(1)〜(3)に答えよ。
問題文を見る(3)本社のL2SWのMACアドレステーブルに何も学習されていない場合、在庫管理サーバが監視のために送信したユニキャストのICMP Echo requestは、本社のL2SWでどのように転送されるか。30字以内で述べよ。このとき、監視対象機器に対するIPアドレスとMACアドレスの対応は在庫管理サーバのARPテーブルに保持されているものとする。
模範解答
L2SWの入力ポート以外の全てのポートに転送される。
解説
解答の論理構成
- 問題は「本社のL2SWのMACアドレステーブルに何も学習されていない場合」と明示しています。スイッチが宛先MACアドレスを学習していないユニキャストフレームを受信したときの動作を問う設問です。
- イーサネット・スイッチは、宛先MACが未知の場合、該当フレームをフラッディング(全ポート送信)します。ただしループを避けるため「入力ポート」には送出しません。
- フレームの上位レイヤは「ユニキャストのICMP Echo request」ですが、L2SWが参照するのは第2層ヘッダのみであり、ICMPであるかどうかは影響しません。
- 以上より、在庫管理サーバから送信されたフレームは「L2SWの入力ポート以外の全ポートに転送される」という結論になります。
誤りやすいポイント
- ARPテーブルが埋まっていることを理由に「特定ポートだけに転送される」と考えてしまう
→ ARPは第3層の話で、L2SWが参照するのは第2層のMACテーブルです。 - ブロードキャストと混同し「全ポート」と書きたくなる
→ 正しくは「入力ポート以外の全てのポート」。入力ポートに送り返すことはありません。 - VLANを設定していない点を見落とし、VLAN間の制限を想定してしまう
FAQ
Q: ARPテーブルが埋まっているのに、なぜスイッチは宛先を知らないのですか?
A: ARPはIP ⇔ MACの対応表で、送信元ホストが保持します。スイッチは自分のMACテーブルに宛先MACを学習していない限りフラッディングします。
A: ARPはIP ⇔ MACの対応表で、送信元ホストが保持します。スイッチは自分のMACテーブルに宛先MACを学習していない限りフラッディングします。
Q: ブロードキャストと未知ユニキャストのフラッディングは同じですか?
A: 動作は同じく「入力ポート以外の全ポートに送る」ですが、スイッチはブロードキャストと未知ユニキャストを区別して内部処理します。STPやIGMPスヌーピングなどで制御方法が異なります。
A: 動作は同じく「入力ポート以外の全ポートに送る」ですが、スイッチはブロードキャストと未知ユニキャストを区別して内部処理します。STPやIGMPスヌーピングなどで制御方法が異なります。
Q: VLANがある場合、この動作は変わりますか?
A: VLANが設定されていれば、フラッディングは同一VLAN内のポートに限定されます。本設問では「L2SWにVLANは設定していない」と条件が示されています。
A: VLANが設定されていれば、フラッディングは同一VLAN内のポートに限定されます。本設問では「L2SWにVLANは設定していない」と条件が示されています。
関連キーワード: フラッディング, スイッチングハブ, MACアドレス学習, 不明ユニキャスト
設問2:〔新ネットワークの設計〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(1)C社がRTを出荷するとき、RTにRT管理コントローラをIPアドレスではなくFQDNで記述する利点は何か。50字以内で述べよ。
模範解答
RT管理コントローラのIPアドレスが変更された場合でもRTの設定変更が不要である。
解説
解答の論理構成
-
管理プレーンの接続方法
【問題文】には「RTの設定及び管理は、C社データセンタ上のRT管理コントローラから行う。他の機器からは行うことができない。」とあります。したがって、各RTは出荷時に管理コントローラの接続先をあらかじめ保持し、その情報を頼りに運用開始後ずっと通信します。 -
IPアドレス固定記述のデメリット
管理コントローラ側でセグメント移設や冗長化構成変更が起きるとIPアドレスが変わる可能性があります。出荷済みRTにIPを直接書き込んでいる場合、全国の拠点で一斉に設定変更が必要となり、多大な工数とリスクが発生します。 -
FQDN記述のメリット
FQDNはDNSにより「名前 → 最新のIPアドレス」へ動的に解決されます。出荷済みRTは名前を問い合わせるだけでよく、DNSレコードを更新すれば自動的に新しいIPへ到達できます。 -
結論
よって「RT管理コントローラのIPアドレスが変更された場合でもRTの設定変更が不要」となるため、設問要求の利点を満たします。
誤りやすいポイント
- DHCPで新IPを配ればよいと考えがちですが、【問題文】の構成では「RT管理コントローラ」がデータセンタ側にあり、RT自身はクライアント側です。DHCPでは管理コントローラのアドレスを配布できません。
- 「FQDNを書く=DNS頼みなので逆に脆弱」と誤解しがちですが、一般にDNS冗長化はIP変更よりはるかに容易です。
- 利点を「名前解決で接続できる」とだけ書くと抽象的すぎて減点対象になりやすいです。IP変更時の再設定不要という運用面の具体的効果を示す必要があります。
FAQ
Q: DNSサーバが止まったらRTは管理コントローラに接続できなくなりますか?
A: 一般にはRT起動時にDNS解決を行い、以後はIPをキャッシュします。DNS障害時でもキャッシュ有効期間内は通信可能な設計にするのが普通です。
A: 一般にはRT起動時にDNS解決を行い、以後はIPをキャッシュします。DNS障害時でもキャッシュ有効期間内は通信可能な設計にするのが普通です。
Q: RT側からコントローラを名前解決する場合、DNSサーバはどこにありますか?
A: ISPのリゾルバや自社権威DNSのどちらでも構いませんが、到達性を確保しやすいISPのDNSを設定する例が多いです。
A: ISPのリゾルバや自社権威DNSのどちらでも構いませんが、到達性を確保しやすいISPのDNSを設定する例が多いです。
Q: FQDNを複数登録して冗長化することはできますか?
A: はい。DNSのAレコードを複数登録すればラウンドロビンによる簡易冗長化、あるいはSRVレコードで優先度付きの冗長化も行えます。
A: はい。DNSのAレコードを複数登録すればラウンドロビンによる簡易冗長化、あるいはSRVレコードで優先度付きの冗長化も行えます。
関連キーワード: DNS, FQDN, 名前解決, ネットワーク運用, 冗長化
設問2:〔新ネットワークの設計〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(2)本文中の下線①について、RTがRT管理コントローラに登録する際に用いる、OSI基本参照モデルでアプリケーション層に属するプロトコルを答えよ。
模範解答
HTTP又はHTTPS
解説
解答の論理構成
- 問題文は下線①について、
「RTは、RT管理コントローラに、① REST API を利用してRTのシリアル番号とEPのIPアドレスを送信する」
と記述しています。 - REST API は、リソースの取得・更新を HTTP メソッド(GET/POST/PUT/DELETE など) で実現する設計指針です。REST 自体は “方式” であり、OSI 参照モデルのプロトコル名には該当しません。
- 従って、OSI基本参照モデルでアプリケーション層に属し、REST APIの実体となるプロトコルは HTTP(暗号化を施す場合は HTTPS)です。
- 以上より解答は「HTTP又はHTTPS」となります。
誤りやすいポイント
- 「REST」が直接プロトコル名だと思い、RESTと解答してしまう。RESTはアーキテクチャスタイルであり、OSI参照モデルの分類対象外です。
- HTTPSを “トランスポート層” と誤認し、TCP/UDPと混同する。HTTPSはHTTPにTLS/SSLを被せただけで、依然としてアプリケーション層プロトコルです。
- 「TLS」「SSL」を回答に入れる。TLS/SSLはプレゼンテーション層に位置付けられ、設問条件に合いません。
FAQ
Q: HTTPとHTTPSの両方を書かないと減点されますか?
A: 設問は「プロトコルを答えよ」と単数形ですが、模範解答は「HTTP又はHTTPS」です。どちらか片方でも正解になります。
A: 設問は「プロトコルを答えよ」と単数形ですが、模範解答は「HTTP又はHTTPS」です。どちらか片方でも正解になります。
Q: OSI参照モデルではどの層か明示する必要がありますか?
A: 設問が “OSI基本参照モデルでアプリケーション層に属するプロトコル” と限定しているため、プロトコル名だけを書けば十分です。層番号や説明を添える必要はありません。
A: 設問が “OSI基本参照モデルでアプリケーション層に属するプロトコル” と限定しているため、プロトコル名だけを書けば十分です。層番号や説明を添える必要はありません。
Q: REST APIは必ずHTTPSを使うべきですか?
A: セキュリティ観点からはHTTPSが推奨ですが、技術的にはHTTPでも動作します。問題文は暗号化の有無を指定していないため両方を許可しています。
A: セキュリティ観点からはHTTPSが推奨ですが、技術的にはHTTPでも動作します。問題文は暗号化の有無を指定していないため両方を許可しています。
関連キーワード: REST, HTTP, HTTPS, アプリケーション層, OSI参照モデル
設問2:〔新ネットワークの設計〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る模範解答
運用管理サーバ
解説
解答の論理構成
- tracerouteはTTLが1減るたびに L3(ルータ) のIPアドレスを表示するコマンドです。
- 問題文には「本社に設置するRTと店舗に設置するRT間でポイントツーポイントのトンネルを作成し、本社を中心としたスター型接続を行う。店舗のRTのBPは、トンネルで接続された本社のRTのBPと同一ブロードキャストドメインとなる。」とあります。
- 「同一ブロードキャストドメイン」とはL2で直結しているのと同義で、IPパケットはルーティングを受けずにそのまま届きます。
- 在庫管理端末と運用管理サーバは共に BP側のネットワークに属し、間に RP経由のルーティング機器が存在しません。
- したがってTTLは途中で減らず、tracerouteが認識する経由ルータは0台、最初に応答するのは宛先自身だけです。
- この結果、表示されるIPアドレスは宛先である「運用管理サーバ」のものだけになります。
- よって図3中の機器名で答えると「運用管理サーバ」が正解です。
誤りやすいポイント
- 「RT」があるので経由ルータがあると誤解する
BP側トンネルは L2 over IP であり、IPの転送は行わないためTTLは減りません。 - tracerouteはL2機器も表示すると勘違いする
表示されるのはTTLを減算する L3機器のみです。スイッチやL2トンネルの区間は一覧に現れません。 - RPとBPの役割混同
問題文にある「RPに接続した機器とBPに接続した機器との間の通信はできない。」を読んでBPの存在を忘れがちですが、在庫管理端末と運用管理サーバはBP─BPで接続されています。
FAQ
Q: tracerouteのTTL=1の応答が「運用管理サーバ」になる理由は?
A: 最初のパケットのTTL値1が減算されるルータが存在しないため、目的地である「運用管理サーバ」が直接応答します。
A: 最初のパケットのTTL値1が減算されるルータが存在しないため、目的地である「運用管理サーバ」が直接応答します。
Q: BPとRPを跨いで通信しているように見えるのですが?
A: 在庫管理端末と運用管理サーバは BP同士で接続された閉域L2上にあり、RP側セグメントには一切出ません。
A: 在庫管理端末と運用管理サーバは BP同士で接続された閉域L2上にあり、RP側セグメントには一切出ません。
Q: L2 over IPトンネル内のIPヘッダでTTLは減らないのですか?
A: トンネルの外側(ISP網)ではカプセル化パケットがルーティングされますが、そのTTLはトンネル終端で廃棄され、内側のオリジナルパケットのTTLには影響を与えません。
A: トンネルの外側(ISP網)ではカプセル化パケットがルーティングされますが、そのTTLはトンネル終端で廃棄され、内側のオリジナルパケットのTTLには影響を与えません。
関連キーワード: traceroute, TTL, L2 over IP, ブロードキャストドメイン, NAT
設問2:〔新ネットワークの設計〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(4)図3において、全店舗のWi-Fi APから送られてくるログを受信するサーバを追加で設置する場合に、本社には設置することができないのはなぜか。ネットワーク設計の観点から、30字以内で述べよ。
模範解答
店舗から本社にはBP経由でしかアクセスができないから
解説
解答の論理構成
- Wi-Fi APは店舗RTの RP に接続されます。
─ 問題文:「店舗の RT の RP は、Wi-Fi AP」 - RP で動く通信仕様
─ 問題文:「RP に接続した機器は、RTのNAT機能を介してインターネットにアクセスできる。インターネットから RP に接続した機器へのアクセスはできない。」 - BP と RP 間の分離
─ 問題文:「RP に接続した機器と BP に接続した機器との間の通信はできない。」 - 店舗から本社へ張られている回線は BP 側のL2 over IPトンネルだけです。
─ 問題文:「店舗のRTの BP は、トンネルで接続された本社のRTの BP と同一ブロードキャストドメインとなる。」 - したがってWi-Fi AP(RP 側)から新サーバ(本社 BP 側を想定)へは経路が存在しません。
- よって「店舗から本社には BP 経由でしかアクセスができないから」が適切な理由となります。
誤りやすいポイント
- 「NATで外向き通信はできるので本社にも届く」と誤解する
─ 受信側が RP 配下にない限り、NATでは本社内への着信は不可です。 - BP と RP をVLANのように柔軟に切替えられると考える
─ 問題文に明記のとおり両者はレイヤ分離され、相互通信不可です。 - 本社側 RP にサーバを置けば良いと考え、要件の「社外から在庫管理システムに接続させない」を見落とす
─ RP 側に置くと外部公開になり、セキュリティ要件を満たしません。
FAQ
Q: Wi-Fi APのログをクラウドに直接送る方式は検討できますか?
A: はい。RP 経由での外向き通信は許可されているため、クラウド受信なら本社に置く制約はありません。
A: はい。RP 経由での外向き通信は許可されているため、クラウド受信なら本社に置く制約はありません。
Q: 本社にサーバを置く場合、ポートフォワーディング設定で解消できませんか?
A: 問題文でRT設定は「RT管理コントローラから行う。他の機器からは行うことができない」とあり、本社側で任意のポート開放はできません。
A: 問題文でRT設定は「RT管理コントローラから行う。他の機器からは行うことができない」とあり、本社側で任意のポート開放はできません。
Q: BP–RP 間の通信制限はファーム更新などで変更可能ですか?
A: RTの基本仕様として分離が定義されており、店舗側でファーム更新してもルーティングポリシーの変更権限は提供されていません。
A: RTの基本仕様として分離が定義されており、店舗側でファーム更新してもルーティングポリシーの変更権限は提供されていません。
関連キーワード: BP, RP, NAT, L2 over IP, セグメンテーション
設問3:〔構成管理の自動化〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(1)本文中の a に入れる適切な数値を答えよ。
模範解答
a:2
解説
解答の論理構成
- 問題文の該当箇所
引用:「RT、L2SW及び在庫管理端末は、必要なIFからOSI基本参照モデルの第 a 層プロトコルであるLLDPによって、隣接機器に自分の機器名やIFの情報を送信する。」 - LLDPの位置付け
- LLDP(Link Layer Discovery Protocol)はIEEE 802.1ABで規定されたリンク層の発見プロトコルです。
- OSI基本参照モデルにおいてリンク層は「第2層(データリンク層)」に相当します。
- 従って、a に入る数値は「2」になります。
誤りやすいポイント
- 「リンク層=第1層」と混同し、物理層と誤答してしまう。
- LLDP-MEDとLLDPを同一視し、VoIP端末などアプリケーション寄りの7層と勘違いする。
- SNMPやREST APIとの関連から3層以上と誤認し、ネットワーク層(3)を選択してしまう。
FAQ
Q: LLDPはIPアドレスを使わないのにどうやって隣接機器を検出するのですか?
A: イーサネットのマルチキャストMACアドレス01:80:C2:00:00:0Eに対してフレームを送出し、同一セグメント内の機器が受信して認識します。IPは不要です。
A: イーサネットのマルチキャストMACアドレス01:80:C2:00:00:0Eに対してフレームを送出し、同一セグメント内の機器が受信して認識します。IPは不要です。
Q: LLDP-MEDを無効にしている理由は何ですか?
A: 本設問では音声端末やPoE電力クラスなどの追加属性が不要であり、標準LLDP情報(機器名・IF名など)だけでポート接続リスト作成が可能だからです。
A: 本設問では音声端末やPoE電力クラスなどの追加属性が不要であり、標準LLDP情報(機器名・IF名など)だけでポート接続リスト作成が可能だからです。
Q: LLDP情報をSNMPで取得する際のMIB名称は?
A: IEEE802.1AB-MIB(一般にLLDP-MIBと呼ばれる)を用います。lldpRemTableなどのテーブルで隣接機器情報を取得できます。
A: IEEE802.1AB-MIB(一般にLLDP-MIBと呼ばれる)を用います。lldpRemTableなどのテーブルで隣接機器情報を取得できます。
関連キーワード: LLDP, OSI参照モデル, データリンク層, ネットワーク監視, 自動構成
設問3:〔構成管理の自動化〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(2)本文中の b に入れる適切なプロトコル名及び c に入れる適切な機器名を、本文中の字句を用いて答えよ。
模範解答
b:SNMP
c:RT管理コントローラ
解説
解答の論理構成
-
b に入るべきプロトコル
・本文には「運用管理サーバは、L2SWと在庫管理端末から b によってLLDP-MIBを取得して…」とあります。
・MIBを取得する標準プロトコルはSNMPです。また本文には「本社の在庫管理サーバでは…SNMPによる監視を行っている」や「RT管理コントローラは…SNMPによるMIBの取得を行う」とあり、監視・MIB取得の文脈で一貫してSNMPが用いられています。
⇒ よって b には「SNMP」が入ります。 -
c に入るべき機器
・本文には「運用管理サーバは、c が収集したRTのLLDP-MIBの情報をREST APIを使って取得して…」とあります。
・RTの情報を収集する主体として本文に登場するのは「RT管理コントローラ」です。「RT管理コントローラは、EPに付与されたIPアドレスに対し…SNMPによるMIBの取得を行う」と明記されています。
⇒ よって c には「RT管理コントローラ」が入ります。
誤りやすいポイント
- MIB取得=LLDP専用の別プロトコルと勘違いし、NETCONFやRESTCONFと答えてしまう。本文はSNMPを複数回強調している点に注意が必要です。
- c を「RT」そのものと解釈してしまうケース。本文は「収集したRTのLLDP-MIB」と主語を分けており、収集役は「RT管理コントローラ」であると読み取れます。
- LLDP-MEDを無効としている記述を深読みし、LLDP-MED用の管理装置があるのではと想像してしまう。設問はあくまでLLDP-MIB取得に使う装置を問うています。
FAQ
Q: SNMP以外にMIBを取得できる仕組みはありますか?
A: 近年はNETCONFやgRPCなどでも機器情報を取得できますが、本文が取得プロトコルとして明示しているのはSNMPだけです。
A: 近年はNETCONFやgRPCなどでも機器情報を取得できますが、本文が取得プロトコルとして明示しているのはSNMPだけです。
Q: LLDP-MEDを無効にすると何が変わるのですか?
A: 音声端末のVLAN自動設定などメディア向け拡張情報が流れなくなりますが、基本LLDP機能(隣接情報通知)はそのまま利用できます。本設問ではLLDP基本機能だけで十分です。
A: 音声端末のVLAN自動設定などメディア向け拡張情報が流れなくなりますが、基本LLDP機能(隣接情報通知)はそのまま利用できます。本設問ではLLDP基本機能だけで十分です。
Q: RT管理コントローラと運用管理サーバはどのように連携しますか?
A: RT管理コントローラが収集したLLDP-MIB情報を運用管理サーバがREST APIで取得し、ポート接続リストへ統合します。これによりRTへの直接SNMPアクセスを行わずに構成を把握できます。
A: RT管理コントローラが収集したLLDP-MIB情報を運用管理サーバがREST APIで取得し、ポート接続リストへ統合します。これによりRTへの直接SNMPアクセスを行わずに構成を把握できます。
関連キーワード: SNMP, LLDP, REST API, MIB, トンネル接続
設問3:〔構成管理の自動化〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(3)本文中の下線③について、情報システム部は、何がどのような状態であるという確認を行うか。25字以内で述べよ。ただし、機器などの物品は事前に検品され、初期不良や故障はないものとする。
模範解答
各機器の接続構成が構成図どおりであること
解説
解答の論理構成
- 作業完了後に行う確認対象は、【問題文】の下線部“③店舗から作業完了の連絡を受けた後で確認を行うために、LLDP … でBP配下の接続構成を自動で把握する”という記述から、LLDPにより取得する「接続構成」であると分かります。
- さらにLLDPでは“隣接機器に自分の機器名やIFの情報を送信する”ため、運用管理サーバは“ポート接続リスト”を作成します。リスト例(表1)は、機器間の物理接続が正しいかを判定する目的であることを示しています。
- 新規店舗へは“構成図、手順書”を送り“店員は…構成図を参照して各機器を接続”しますが、機器の初期不良はない前提なので、確認すべきは「接続が図面通りになっているか」です。
- 以上より、③で行う確認は「各機器の接続構成が構成図どおりであること」と導けます。
誤りやすいポイント
- LLDP =死活監視と誤解し「機器が通信可能か」を答えてしまう。LLDPは隣接情報の収集であり、疎通試験ではありません。
- “最新ファームウェアへの更新”や“トンネル確立”をチェック対象と考えるミス。これらはLLDPでは確認できず、③の目的外です。
- 「在庫管理端末のIP取得状況」など論点をDHCP側に置いてしまう。本文は物理接続確認にフォーカスしています。
FAQ
Q: なぜLLDPを選んでいるのですか?
A: LLDPはレイヤ2で動作し、機器名・ポート情報を相互送信するため、配線ミスを即座に可視化できるからです。
A: LLDPはレイヤ2で動作し、機器名・ポート情報を相互送信するため、配線ミスを即座に可視化できるからです。
Q: “ポート接続リスト”は誰が作るのですか?
A: L2SWと端末からは運用管理サーバがSNMPで直接取得し、RT分はRT管理コントローラ経由でREST API取得して統合します。
A: L2SWと端末からは運用管理サーバがSNMPで直接取得し、RT分はRT管理コントローラ経由でREST API取得して統合します。
Q: LLDP-MEDを無効にしている理由は?
A: 本用途では音声VLANなどメディア関連の拡張情報は不要であり、情報量を最小化し誤検知を防ぐためです。
A: 本用途では音声VLANなどメディア関連の拡張情報は不要であり、情報量を最小化し誤検知を防ぐためです。
関連キーワード: LLDP, SNMP, トポロジ自動収集, REST API, ポート接続
設問3:〔構成管理の自動化〕について、(1)〜(4)に答えよ。
問題文を見る(4)図3において、情報システム部の管理外のL2SW機器 (以下、L2SW-Xという) がL2SW01のIF2と在庫管理端末011のIF1の間に接続されたとき、表1はどのようになるか。適切なものを解答群の中から三つ選び、記号で答えよ。ここで、L2SW-XはLLDPが有効になっているが、管理用IPアドレスは情報システム部で把握していないものとする。また、接続の前後で行番号の順序に変更はないものとする。
解答群
ア:行番号3が削除される。
イ:行番号3の隣接機器名が変更される。
ウ:行番号5が削除される。
エ:行番号5の隣接機器名が変更される。
オ:自機器名L2SW-Xの行が存在する。
カ:隣接機器名L2SW-Xの行が存在する。
模範解答
イ、エ、カ
解説
解答の論理構成
-
LLDPの基本動作
- 【問題文】には「RT、L2SW及び在庫管理端末は、… LLDPによって、隣接機器に自分の機器名やIFの情報を送信する。隣接機器は受信したLLDPの情報を、LLDP-MIBに保持する。」とあります。
- つまり“自分”をSNMPで監視されていなくても、LLDPフレームさえ流せば“相手側”のLLDP-MIBに自分の情報が掲載されます。
-
運用管理サーバが取得できるLLDP-MIB
- 「運用管理サーバは、L2SWと在庫管理端末からSNMPによってLLDP-MIBを取得」します。
- したがって情報システム部でIPアドレスを把握していない「L2SW-X」のLLDP-MIBは取得できません。
- しかしL2SW01と 在庫管理端末011からは取得できるので、両者のLLDP-MIBに“隣接機器名L2SW-X”が載ることになります。
-
ポート接続リストの変化
- 接続前:行番号3と5は「L2SW01 ↔ 在庫管理端末011」が直接接続です。
- 接続後:間に「L2SW-X」が挿入されたため、
• 行番号3は “隣接機器名” が「在庫管理端末011」から「L2SW-X」へ変更。
• 行番号5は “隣接機器名” が「L2SW01」から「L2SW-X」へ変更。 - L2SW-X自身はSNMP収集対象外なので、自機器名として「L2SW-X」が登場する行は新規挿入されません。
-
解答群との対応
- イ:行番号3の隣接機器名が変更される … ○
- エ:行番号5の隣接機器名が変更される … ○
- カ:隣接機器名L2SW-Xの行が存在する … ○
- 削除(ア・ウ)や「自機器名L2SW-X」(オ)は発生しません。
よって正答は「イ、エ、カ」です。
誤りやすいポイント
- 「LLDPを送信している=運用管理サーバからSNMP取得できる」と早合点しやすい。実際にはSNMPの到達性がなければ“隣接機器名として映るだけ”で、自機器行は作成されません。
- 行番号の並びは固定という指示を見落とし、行が追加・削除されると誤解するケース。
- LLDP-MEDを無効化している点を読み飛ばし、電話機やAPの拡張TLVが載ると勘違いするミス。
FAQ
Q: LLDPを無効化した端末を挟んだ場合、ポート接続リストはどうなりますか?
A: 無効端末はLLDPフレームを送出しないため、その前後の機器は隣接情報を取得できず、行は削除または“隣接機器名不明”になります。
A: 無効端末はLLDPフレームを送出しないため、その前後の機器は隣接情報を取得できず、行は削除または“隣接機器名不明”になります。
Q: 行番号を固定する意図は何でしょうか?
A: 接続変更のみを評価したい設問なので、行の挿入・削除による番号ずれを排除し、変更箇所(機器名・IF名)のみを解答対象にしています。
A: 接続変更のみを評価したい設問なので、行の挿入・削除による番号ずれを排除し、変更箇所(機器名・IF名)のみを解答対象にしています。
Q: L2SW-Xの管理IPを後日把握した場合、自機器行は自動生成されますか?
A: 把握してSNMPアクセス可能にすると、次回ポーリング時にL2SW-X自身のLLDP-MIBを取得できるため、自機器名「L2SW-X」の行が追加されます。
A: 把握してSNMPアクセス可能にすると、次回ポーリング時にL2SW-X自身のLLDP-MIBを取得できるため、自機器名「L2SW-X」の行が追加されます。
関連キーワード: LLDP, SNMP, MIB, ネイバーディスカバリ, トポロジー収集






