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ネットワークスペシャリスト 2023年 午前208


問題文

IoT向けのアプリケーション層のプロトコルであるCoAP(Constrained Application Protocol)の特徴として、適切なものはどれか。

選択肢

信頼性よりもリアルタイム性が要求される音声や映像の通信に向いている。
大容量で高い信頼性が要求されるデータの通信に向いている。
テキストベースのプロトコルであり、100文字程度の短いメッセージの通信に向いている。
パケット損失が発生しやすいネットワーク環境での、小電力デバイスの通信に向いている。(正解)

IoT向けのアプリケーション層のプロトコルCoAPの特徴【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:CoAPはパケット損失が発生しやすい環境で小電力デバイスの通信に適したプロトコルです。
  • 根拠:CoAPはUDP上で動作し、軽量で省電力設計のためIoT機器に最適化されています。
  • 差がつくポイント:リアルタイム性や大容量通信ではなく、低消費電力かつ信頼性を確保しつつ簡易な通信を行う点を理解することが重要です。

正解の理由

CoAPは「Constrained Application Protocol」の略で、リソース制約のあるIoTデバイス向けに設計された軽量なアプリケーション層プロトコルです。UDPをベースにしており、TCPのような重い接続管理を行わず、パケット損失が起きやすい環境でも再送制御や確認応答機能を持つため、小電力デバイスの通信に適しています。これにより、バッテリー消費を抑えつつ信頼性のある通信が可能です。

よくある誤解

CoAPはリアルタイム性重視の音声・映像通信向けではなく、また大容量データの転送にも適していません。テキストベースのHTTPとは異なり、メッセージはバイナリ形式で効率化されています。

解法ステップ

  1. CoAPの正式名称と用途を確認する(Constrained Application Protocol、IoT向け)。
  2. 通信層の特徴を理解する(UDPベースで軽量、低消費電力)。
  3. 選択肢の特徴とCoAPの特徴を照合する。
  4. 音声・映像や大容量通信はCoAPの用途外と判断する。
  5. パケット損失が多い環境での小電力通信に適している選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 音声や映像のリアルタイム通信はUDPベースのRTPなどが適しており、CoAPは対象外です。
  • イ: 大容量で高信頼性の通信はTCPベースのHTTPやMQTTが向いており、CoAPは軽量通信向けです。
  • ウ: CoAPはバイナリ形式で効率化されており、テキストベースのHTTPとは異なります。
  • : パケット損失が多い環境でも小電力デバイスの通信に適したCoAPの特徴を正しく表しています。

補足コラム

CoAPはRESTfulな設計を採用し、HTTPのようにリソース指向の通信が可能です。UDPの軽量性を活かしつつ、確認応答や再送制御で信頼性を確保しているため、IoT機器の省電力通信に最適です。また、DTLSを用いたセキュリティ強化も可能で、IoTの安全な通信に寄与しています。

FAQ

Q: CoAPはTCPではなくUDPを使う理由は?
A: TCPは接続確立や制御が重く、IoT機器の省電力化に不向きなため、UDPをベースに軽量化しています。
Q: CoAPとHTTPの違いは何ですか?
A: CoAPはUDPベースで軽量かつ省電力設計、HTTPはTCPベースで大容量・高信頼性通信向けです。

関連キーワード: CoAP, IoTプロトコル、UDP, 省電力通信、パケット損失
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