システムアーキテクト 2018年 午後1 問03
ETCサービス管理システムの構築に関する次の記述を読んで、設問1~3に答えよ。
K社は、法人向けの自動車リース会社である。K社は、自動車リースを契約している法人を対象に、有料道路の通行料金の支払に利用するETCカードのサービス(以下、ETCサービスという)を提供している。昨今のETCカード(以下、カードという)の利用者増加に伴い、業務及びシステムを改善することにした。
〔現在の業務の概要〕
K社では、法人顧客(以下、顧客という)がETCサービスの契約を締結すると、リース車両1台につきカードを1枚発行する。カード利用者は、有料道路の通行料金の支払手段として、カードを利用することができる。有料道路の事業者(以下、道路事業者という)は、K社のカードを利用した通行料金をK社に請求する。K社は、道路事業者から送られてくる通行記録を基に通行料金を顧客に請求する。現在のETCサービスの契約締結から請求までの業務の概要は、次のとおりである。これらの業務に関連するシステムは、ETCサービス契約システム、リース契約管理システム及びETCサービス請求システムである。
(1)ETCサービス契約締結業務
K社は、顧客からETCサービスの申込書を受領し、契約締結の手続をする。申込書に記載する情報は、リース契約番号、顧客名、顧客アルファベット名、住所、電話番号、代表者名及び口座振替に利用する顧客の預金口座情報である。ETCサービス契約システムに、申込書の情報を入力して登録する。リース契約管理システムを利用して、リース契約番号、顧客名、開始日及び満了日などのリース契約の情報とETCサービスの申込内容を照合し、契約を締結する。
(2)カード発行業務
K社は、顧客からカード発行依頼書を受領し、カード発行の手続をする。カード発行依頼書に記載された自動車登録番号から、リース契約管理システムを利用してリース契約とリース車両の情報を確認する。リース車両に対して利用中のカードがないことを台帳で確認し、カードの発行に必要な情報(以下、カード発行情報という)を書面で印刷会社に送付する。カード発行情報は、顧客アルファベット名、自動車登録番号、カードの色やデザインなどのカード種類、カード番号及びカード有効期限年月である。K社では、カードの有効期限を顧客のリース契約満了日の属する月の月末としている。カード発行業務で発行したカードについては、カード発行費の請求対象としている。
(3)カード更新業務
K社は、カードの有効期限の2か月前までに有効期限更新の案内書を顧客に送付する。リース車両を継続利用してカードの有効期限の更新を希望する場合、顧客は、指定する期日までに更新依頼書をK社に送付する。指定する期日までにカードの更新を希望する旨の通知がなく、有効期限を迎えた場合は、カードを解約扱いとする。K社は、更新の希望があったカードについて、カード発行情報を書面で印刷会社に送付する。カード更新業務で発行したカードについては、カード発行費の請求対象としている。
(4)カード再発行業務
K社は、顧客からカード再発行依頼書を受領し、カードの再発行の手続をする。顧客は、カードの再発行を依頼する際、再発行の理由を“紛失”、“カード種類変更”、“磁気不良”及び“破損”の四つから一つ選択しカード再発行依頼書に記載する必要がある。K社は、カード再発行依頼書の確認後、それまで利用していたカードを無効にし、カード発行情報を書面で印刷会社に送付する。再発行の理由が“磁気不良”又は“破損”である場合、カード発行費の請求対象外としている。
(5)請求業務
K社は、毎月、道路事業者から送付される通行記録に基づき、道路事業者に対して通行料金を立替払する。立替払した通行料金、カード発行費及びカード年会費をETCサービス請求システムに登録する。毎月月末にETCサービス請求システムを利用して請求書を発行し、顧客に請求する。カード発行費は、カード1枚につき500円とし、請求の対象となる月に発行したカードの代金を請求する。カード年会費は、現在有効であるカードを対象として、カード発行依頼書に基づいて初回にカードを発行した月に年会費を請求し、その後、1年ごとに請求する。請求書は、請求金額の合計を記載した請求書サマリとカード番号ごとの利用明細を記載した請求書明細から構成される。利用明細には、有料道路のインターチェンジ(以下、ICという)に入った日を利用日として、出入口のIC名、自動車登録番号、出口を通過した時刻(以下、出口時刻という)と通行料金を表示する。請求書サマリの請求金額欄の例を図1に、請求書明細の請求金額欄の例を図2に示す。


〔システムの改善要望〕
業務部とシステム部から、現在の業務に関わる次のような改善要望が出された。
・リース契約管理システムを利用してリース契約とリース車両の情報を照合する作業を、システムで対応してほしい。
・カード発行業務で、顧客から発行依頼されたリース車両に対して利用中のカードがないことを確認する作業をシステムで対応してほしい。
・カード発行情報をシステムで印刷会社に連携してほしい。
・カード利用者は、いつでもカードを利用することができるが、顧客の営業日以外に有料道路のICに入ったことが分かる帳票(以下、利用日確認帳票という)を顧客向けのサービスとして提供したい。
・カード利用者は、どんな車両でもカードを利用することができるが、発行依頼されたリース車両以外の車両でカードを利用したことが確認できる帳票(以下、利用車両確認帳票という)を顧客向けのサービスとして提供したい。
〔改善後のシステムの内容〕
K社では、システム改善要望を踏まえETCサービス契約システムとETCサービス請求システムを統合したETCサービス管理システム(以下、新システムという)の機能とデータを次のように検討している。新システムの主要なデータを表1に示す。
(1)契約管理機能
顧客から受領したETCサービスの申込書の情報を新システムに入力する。新システムは、リース契約管理システムと連携して、入力した情報からリース契約情報を参照する。申込内容に問題がなければ、ETCサービス契約データにレコードを登録する。
(2)カード発行機能
顧客から受領したカード発行依頼書の情報を新システムに入力する。新システムは、リース契約管理システムと連携して、入力した情報からリース契約情報とリース車両情報を取得する。また、①カードデータのレコードのうちカード状態が“利用中”であるレコードを対象に、発行依頼されたリース車両に関するチェックを行う。チェック結果に問題がなければ、カードデータにレコードを登録する。その際、カード状態に“利用中”、初回カード発行日及びカード発行日に処理日、発行理由に“新規発行”を設定する。その後、カード発行情報をEDIで印刷会社に連携する。
(3)カード更新機能
新システムで有効期限更新の案内書を発行する。顧客から有効期限の更新を希望された場合、新システムに入力することによって、カード有効期限年月を算出してカードデータにレコードを登録する。その際、カード状態に“利用中”、初回カード発行日にそれまで利用していたカードに係るカードデータのレコードの初回カード発行日の値、カード発行日に処理日、発行理由に“更新発行”を設定する。また、それまで利用していたカードに係るカードデータのレコードのカード状態を“利用中”から“更新済み”に変更する。その後、カード発行情報をEDIで印刷会社に連携する。また、月末に、カードデータのレコードのうち、カード有効期限年月が当月であり、カード状態が“利用中”であるレコードのカード状態を“解約”に一括で変更する。
(4)カード再発行機能
顧客からのカード再発行依頼書の情報を新システムに入力する。新システムは、カード番号を新たに採番してカードデータにレコードを登録する。その際、カード状態に“利用中”、初回カード発行日にそれまで利用していたカードに係るカードデータのレコードの初回カード発行日の値、カード発行日に処理日、発行理由に再発行の理由を設定する。また、それまで利用していたカードに係るカードデータのレコードのカード状態を“利用中”から“無効”に変更する。その後、カード発行情報をEDIで印刷会社に連携する。
(5)請求機能
毎月、道路事業者からEDIで連携される通行記録を新システムに一括で登録し、顧客ごとに通行料金を計算する。また、カード発行費及びカード年会費の請求の対象となるカードデータのレコードを抽出し、それぞれの請求金額を計算する。通行料金、カード発行費及びカード年会費の合計を合計請求金額として請求書を発行する。請求書のフォーマットは、現行業務と同じとする。EDIで連携される通行記録の主要な項目を図3に示す。

(6)ETC利用情報レポート機能
通行記録から利用日確認帳票と利用車両確認帳票に必要なデータを抽出し、帳票を作成して顧客に送付する。利用日確認帳票を顧客に提供するために、ETCサービス契約申込時に、顧客からある情報を提供してもらい、新システムで保有する。
設問1:カード発行機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る模範解答
チェック内容:カード発行依頼書に記載された自動車登録番号と一致するレコードがないこと
業務上の理由:1車両につきカードを1枚だけ発行するから
解説
解答の論理構成
- 業務ルールの整理
- 現行業務では「リース車両に対して利用中のカードがないことを台帳で確認」している。
- 背景には「リース車両1台につきカードを1枚発行」という大前提がある。
- 新システムの動き
- チェック内容の導出
- 依頼書に書かれた「自動車登録番号」と一致し、なおかつ「カード状態」が“利用中”のレコードが存在したら重複発行となる。
- よって「存在しないこと」を確認するチェックになる。
- 業務上の理由
- 1車両1カードという発行ポリシーを守るためである。
誤りやすいポイント
- 「カード番号」で重複を調べてしまい、車両重複チェックにならない。
- “更新済み”や“無効”のカードまで除外条件に入れ忘れ、誤って発行停止してしまう。
- 業務理由を「重複請求を防ぐ」など費用面だけで説明し、発行枚数制限を示せない。
FAQ
Q: 既に“更新済み”のカードがある場合は発行できるか?
A: “更新済み”は利用不可状態なので、同一車両に新カードを発行してもルール違反になりません。
A: “更新済み”は利用不可状態なので、同一車両に新カードを発行してもルール違反になりません。
Q: 車両を乗り換えた場合はどう判定される?
A: 「自動車登録番号」が変われば別車両と見なされ、重複発行チェックには抵触しません。
A: 「自動車登録番号」が変われば別車両と見なされ、重複発行チェックには抵触しません。
関連キーワード: 主キー、排他チェック、データ整合性、業務ルール、EDI
設問1:カード発行機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る(2)EDIで印刷会社に連携するカード発行情報を作成するために、リース契約管理システムから取得が必要なリース契約の情報を挙げよ。また、その情報の利用目的を20字以内で述べよ。
模範解答
情報:リース契約の満了日
利用目的:カード有効期限年月を算出すること
解説
解答の導き方
設問は「リース契約管理システムから取得が必要なリース契約の情報」を問うています。必要な情報を決めるために、まず印刷会社へ渡す内容と有効期限の算出ルールを確認します。
- 本文には「カード発行情報は、顧客アルファベット名、自動車登録番号、カードの色やデザインなどのカード種類、カード番号及びカード有効期限年月である。」とあり、印刷会社へ連携するカード発行情報にカード有効期限年月が含まれることが明記されています。したがって、印刷用データを作る際には正しいカード有効期限年月を用意する必要があります。
- また本文には「カードの有効期限を顧客のリース契約満了日の属する月の月末としている。」と定義されています。カード有効期限年月はリース契約の満了日に基づいて決まるルールです。
- 以上から、カード有効期限年月を正しく算出するためにリース契約管理システムから取得すべきリース契約の情報はリース契約の満了日であると結論できます。満了日の属する月を有効期限年月として決定し、これをカード発行情報のカード有効期限年月欄に設定して印刷会社にEDI連携します。
- 補足として、自動車登録番号はカード発行情報に含まれる項目であり、発行依頼書の記載を用いて設定します。リース契約管理システムからはリース車両情報を参照して「発行依頼されたリース車両に対して利用中のカードがないこと」をチェックしますが、カード有効期限年月の算出に直接必要なのはリース契約の満了日です。
したがって取得すべき情報はリース契約の満了日であり、その利用目的はカード有効期限年月を算出することです。
誤りやすいポイント
- リース契約管理システムから取得すべき項目として自動車登録番号を答えてしまう。自動車登録番号はカード発行情報に含まれるが、通常は発行依頼書の値を用い、リース車両情報はあくまで検証(利用中カードの有無等)に使う。
- カード有効期限を「発行日から1年」など発行日基準で誤って算出する。本文では有効期限はリース契約満了日の属する月の月末と明示されている。
- 「満了日」と「満了年月」を混同して扱い、月末への丸め処理(属する月の月末を有効期限にする)を忘れる。
- リース契約の開始日やリース契約番号など、算出に不要な項目を答えてしまう。
FAQ
Q: 印刷会社に連携するカード発行情報に自動車登録番号は不要ですか?
A: 自動車登録番号はカード発行情報の項目に含まれます。通常は顧客のカード発行依頼書の値を使って印刷データに設定し、リース契約管理システムからはリース車両情報を参照して「利用中のカードがないこと」を検証します。ただし、カード有効期限年月を算出するために必要なのはリース契約の満了日です。
A: 自動車登録番号はカード発行情報の項目に含まれます。通常は顧客のカード発行依頼書の値を使って印刷データに設定し、リース契約管理システムからはリース車両情報を参照して「利用中のカードがないこと」を検証します。ただし、カード有効期限年月を算出するために必要なのはリース契約の満了日です。
Q: リース契約の満了日が未登録・不明な場合はどうするべきですか?
A: 有効期限の算出ができないため発行処理を止め、顧客に満了日の確認・登録を求めるのが適切です。システム設計上は満了日を必須項目とする運用が望ましいです。
A: 有効期限の算出ができないため発行処理を止め、顧客に満了日の確認・登録を求めるのが適切です。システム設計上は満了日を必須項目とする運用が望ましいです。
Q: 有効期限年月の表現(フォーマット)はどう扱えばよいですか?
A: 設問が求めているのは「何を取得するか」とその目的です。一般には満了日の属する年と月を表す形式(例: YYYYMM)で保持しますが、問題文では「カード有効期限年月を算出すること」が目的とされています。
A: 設問が求めているのは「何を取得するか」とその目的です。一般には満了日の属する年と月を表す形式(例: YYYYMM)で保持しますが、問題文では「カード有効期限年月を算出すること」が目的とされています。
関連キーワード: EDI、データ連携、マスタ参照、有効期限管理、データ検証
設問2:請求機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る(1)請求対象の月にカード年会費の徴収が必要なカードデータのレコードを抽出し、請求金額を計算する。顧客ごとのカードデータから、カード年会費の請求対象を抽出する際に用いる属性を表1中から二つ挙げ、その属性が満たすべき抽出条件をそれぞれ20字以内で述べよ。(①、②は順不同)
模範解答
①:属性:カード状態
抽出条件:“利用中”であること
②:属性:初回カード発行日
抽出条件:請求対象の月と同一の月であること
解説
解答の論理構成
- 請求対象となるカードの条件を読み取る
- 「現在有効であるカード」 ⇒ 表1「カード状態」が “利用中”
- 「初回にカードを発行した月」 ⇒ 表1「初回カード発行日」が 請求対象の月と同一の月
- 属性集合を確認
- 表1「カードデータ」に両方の属性が存在。
- 条件定義
- 抽出条件①:カード状態が “利用中”
- 抽出条件②:初回カード発行日の年月が 請求対象の月
- 以上より、模範解答どおりの二属性・二条件となります。
誤りやすいポイント
- 「カード発行日」を使うミス
更新や再発行でも上書きされるため、初年度請求が重複計上されます。 - 「更新済み」「解約」を含めてしまうミス
カード状態でフィルタしないと無効カードにも年会費を課してしまいます。 - 日付ではなく年月で比較しないミス
流通月だけでなく日を含めて比較すると月初・月末で抽出漏れが発生します。
FAQ
Q: 「1年ごと」の再請求判定に使う属性も同じですか?
A: はい。初回カード発行日 を基点に +n年 を計算し、カード状態 が “利用中” であれば対象となります。
A: はい。初回カード発行日 を基点に +n年 を計算し、カード状態 が “利用中” であれば対象となります。
Q: 「カード状態」が “更新済み” でもカードは存在しますが除外しますか?
A: 除外します。“更新済み” は既に新カードが発行され旧カードが無効扱いのため、年会費は新カード側で計上します。
A: 除外します。“更新済み” は既に新カードが発行され旧カードが無効扱いのため、年会費は新カード側で計上します。
Q: 月次バッチで抽出するとき、日時をどう扱うべきですか?
A: $YYYYMM形式に変換して比較すれば、タイムスタンプの有無に左右されず安定して抽出できます。
A: $YYYYMM形式に変換して比較すれば、タイムスタンプの有無に左右されず安定して抽出できます。
関連キーワード: 属性抽出、フィルタ条件、年会費ロジック、データモデリング
設問2:請求機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る(2)カード発行費は、請求の対象となる月に発行したカードの件数から計算するが、請求対象外とするカードがある。どのようなカードか。表1の属性を用いて30字以内で述べよ。
模範解答
発行理由が“磁気不良”又は“破損”であるカード
解説
解答の論理構成
- 請求ロジックの確認
【問題文】カード再発行業務の説明に「再発行の理由が“磁気不良”又は“破損”である場合、カード発行費の請求対象外としている。」と記載。 - データ記録方法の確認
表1のカードデータには「発行理由」があり、再発行時に「発行理由に再発行の理由を設定する」とあります。 - したがって、発行理由を参照し、“磁気不良”または“破損”であるレコードはカード発行費を計算する件数から除外すると論理付けられます。
誤りやすいポイント
- “紛失”や“カード種類変更”は請求対象外と勘違いする。
- 「カード状態」や「カード種類」で判定すると誤解する。判定キーは「発行理由」です。
- 「カード更新」時は通常請求対象になる点を混同する。
FAQ
Q: “磁気不良”や“破損”で再発行された場合、年会費も免除されますか?
A: 問題文は年会費免除について触れていません。請求対象外なのはカード発行費のみです。
A: 問題文は年会費免除について触れていません。請求対象外なのはカード発行費のみです。
Q: 再発行時にカード番号が変わるのは請求判定に影響しますか?
A: 番号が変わっても「発行理由」が“磁気不良”又は“破損”なら請求対象外です。判定鍵は発行理由です。
A: 番号が変わっても「発行理由」が“磁気不良”又は“破損”なら請求対象外です。判定鍵は発行理由です。
Q: 更新業務で発行されるカードは請求対象ですか?
A: はい、発行理由が“更新発行”であり請求対象外の条件に該当しません。
A: はい、発行理由が“更新発行”であり請求対象外の条件に該当しません。
関連キーワード: 属性設計、請求ロジック、カード再発行、業務要件、データ抽出
設問3:ETC利用情報レポート機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る(1)利用日確認帳票を顧客に提供するために、ETCサービス契約申込時に、顧客から提供してもらう情報は何か。その情報を10字以内で述べよ。また、通行記録からどのような条件のデータを抽出するか。30字以内で述べよ。
模範解答
情報:顧客の営業日
データ:通行記録の利用日が顧客の営業日以外であるデータ
解説
解答の論理構成
- 帳票の目的を確認
- 【問題文】「カード利用者は、いつでもカードを利用することができるが、顧客の営業日以外に有料道路のICに入ったことが分かる帳票…を顧客向けのサービスとして提供したい。」
⇒ 帳票は“営業日以外の利用”を検出するためのもの。
- 【問題文】「カード利用者は、いつでもカードを利用することができるが、顧客の営業日以外に有料道路のICに入ったことが分かる帳票…を顧客向けのサービスとして提供したい。」
- 入力すべき顧客情報を推定
- 同じ段落で「顧客の営業日以外」がキーワード。
- (6) の説明で「…顧客からある情報を提供してもらい、新システムで保有する。」
⇒ 保有すべき情報は“顧客の営業日”そのもの。
- 抽出条件を策定
- 通行記録は図3相当のデータを一括登録する仕組み。
- 帳票は「営業日以外」を絞り込みたい。
⇒ 抽出条件は「通行記録の利用日が顧客の営業日以外」で確定。
- 以上より
- 情報(10字以内):「顧客の営業日」
- データ抽出条件(30字以内):「通行記録の利用日が顧客の営業日以外であるデータ」
誤りやすいポイント
- 「休日」や「祝日」と回答し、顧客固有の営業日設定を考慮しない。
- 抽出条件を「営業日であるデータ」と逆に書く。
- 入力情報と抽出条件を1つにまとめ、設問の区分を無視する。
FAQ
Q: 顧客の営業日は曜日パターンですか、日付リストですか?
A: 問題文は形式を指定していないため、リストでもカレンダーでも構いません。要は“営業日判定”ができるデータを持つことが重要です。
A: 問題文は形式を指定していないため、リストでもカレンダーでも構いません。要は“営業日判定”ができるデータを持つことが重要です。
Q: 「利用日」はどこで取得するのですか?
A: 【問題文】「毎月、道路事業者からEDIで連携される通行記録を新システムに一括で登録」する際、通行記録に含まれる「利用日」を取り込みます。
A: 【問題文】「毎月、道路事業者からEDIで連携される通行記録を新システムに一括で登録」する際、通行記録に含まれる「利用日」を取り込みます。
Q: 抽出条件にカード状態は関係ありますか?
A: 利用日確認帳票の目的は日付判定のみなので、カード状態は条件に含める必要はありません。
A: 利用日確認帳票の目的は日付判定のみなので、カード状態は条件に含める必要はありません。
関連キーワード: データ抽出、カレンダーマスタ、EDI連携、帳票生成
設問3:ETC利用情報レポート機能について、(1)、(2)に答えよ。
問題文を見る(2)利用車両確認帳票について、どのような条件の通行記録のデータを抽出するか。45字以内で述べよ。
模範解答
通行記録のカード番号と自動車登録番号の組合せが、カードデータの情報と異なるデータ
解説
解答の論理構成
- 目的の再確認
- 改善要望より引用:「発行依頼されたリース車両以外の車両でカードを利用したことが確認できる帳票(以下、利用車両確認帳票という)」
- つまり“登録車両≠実際に使われた車両”を検知する必要があります。
- 判定に使うデータ
- 条件式の導出
- 同じ「カード番号」で比較し、通行記録の「自動車登録番号」がカードデータの登録値と一致しないケースを抽出。
- これを文章化すると模範解答にあるとおり「カード番号と自動車登録番号の組合せが異なるデータ」となります。
誤りやすいポイント
- 「自動車登録番号だけが一致しない場合」を除外してしまう
→“発行依頼されたリース車両”はカード番号と対で管理されるため、必ず組合せで比較する。 - 解約・無効カードのレコードを対象外にしてしまう
→通行記録は状態にかかわらず送られてくる可能性があるので、まずは組合せ不一致を抽出し、その後に業務ルールでフィルタするのが正しい順序です。
FAQ
Q: 不一致判定に「カード状態」は関係ありますか?
A: 直接は不要です。利用車両確認帳票の目的は車両の違反利用チェックであり、カード状態は別の管理指標です。
A: 直接は不要です。利用車両確認帳票の目的は車両の違反利用チェックであり、カード状態は別の管理指標です。
Q: 複数のリース車両に同一カードを再発行した場合はどう扱いますか?
A: 再発行でカード番号が変わるので、最新版カードデータの「カード番号」「自動車登録番号」組合せのみを基準に判定します。
A: 再発行でカード番号が変わるので、最新版カードデータの「カード番号」「自動車登録番号」組合せのみを基準に判定します。
関連キーワード: データ整合性、差分抽出、テーブル結合、条件判定




